私の中に疑問が生じた
彼はどちらかというと西さんより立場が上っていうか
彼には文句も言わない一歩引いた関係っていうか
私から見れば彼のご機嫌取りをしてるように見えたというか
そんなだったから私がきつく
「幼馴染かもしれんけど深い付き合いはやめて」と言ったとき
「よし、あんな奴とは付き合いをやめよう」そう言ってくれる
と思ってた。
彼は今まで私の無理難題に答えてきてくれたんだもの。
でも返答は曖昧で
「あんなけど悪い奴じゃなく放っておけんと言うか…」
なんて言うからこっちがビックリで…。
彼は根が優しい。
しかも彼と西さんは私より古い付き合いだから私も
これ以上、言えなかった。
ある晩のこと
西さんから電話があった。
様子がおかしいから見に行こうってことになって私らは
車を走らせた。
西さんの車を発見。
彼が車を横付けしたので私も降りようとしたが彼が制止する
「○○は見んほうがええから」と一人で降りて様子を見て
困ったような表情で私に合図を送った
西さんがゆっくり車を降りてきた
そこで見たものは
誰もいない深夜の自販機の前でビクビクしながら
周りの様子を伺い拳銃のようなものを自分の手に
タオルで縛りつけた西さんお姿
目が点になったというか何とういうか・・・
(西さんあ組織関係とも深い付き合いがあったので、あのチャカが
本物だったのかオモチャだったのかは今も不明だけど彼はオモチャ
やろ…って言ってた)
彼も少し話をして落ち着かせ、とりあえず現状は人目につくと
まずいので物騒なものはしまってもらい彼の車に乗せた。
後部席に座る西さんの目は完全にイッてしまっててずっと
独り言。
とりあえず、うちに連れ帰って寝かせた。
うちに連れ帰ったのには理由があって翌日、彼が昔に世話になった
組織の頭の葬儀があったから。2人は出席する予定だったので…
寝てる間もブツブツ言ったり寝言もすごかったりで私は
怖くて一睡もできなかった
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