こんばんは。
今日は楽譜とにらめっこして、カラオケでの自主練を経て、
ナショナルシアターライブを観て参りました。
ヘンリー5世。
シェイクスピアの戯曲を現代に置き換えて、
なんともそれがナチュラルに見える舞台で、もしかしたら、時代と共に、シェイクスピアも
伝わる内容が変わっていくのかも、それでも伝わるってすごい戯曲だなと思いました。
舞台中に、人が亡くなるシーンがたくさんあって、命が平然と奪われていく様に、
涙が出てきました。
世界では戦争が起きていて、舞台を観て泣いたりしてるだけでは何の足しにもならないこともよく分かってはいるけど
こんなに他人事じゃダメだと思うことも多少なりとも大事なのだと、そう思うことしかできませんでした。
俳優陣はまさに見事で、人の多面性、たまにこの人どういう人なんだ?と思うことがあるけど、
その役作りに実際に成功してる例を見た気がしました。
3歳の女の子が、バスの中に取り残されて亡くなってしまった事件。
前に1度同じ事件があったにも関わらずなぜまた起きたのだろう。
今母と話してて、熱射病で亡くなってしまったそうですが、水筒が空になっていたと聞いて、
本当に辛くなりました。
信じられない、どれだけ辛かっただろうか。
いつ誰が助けに来てくれるだろう、泣いたかもしれないし叫んだかもしれない、その言葉が届かなくて絶望したかもしれない。
もしくは暑すぎて言葉すら出なかったかもしれない。
その場に行けるようなら、お水をあげたかった、助けてあげたかった。
3歳の女の子が、どれだけ1人で辛かったことか。
どうしてこんなことが起きるんだろう。
もう車の事故だったり、置き去りだったり、何が起きてもおかしくない世の中、
怒りを覚えると共に、人任せではいけない、
ちっちゃい人たちにも、命を自分で守る術を教えていかなければならないと思いました。
正しいことをしていても命が奪われるなんて、許せない。
自分が決して加害者側になってしまうようなことがないように、これは大前提の上で、
自分の子供はもちろん、小さい命が奪われないように広い視野を持ちながら、
妊婦さんやお年寄りに優しく生きていきたいと、そう自分に思うことでしか、
水筒が空になっていた女の子の死を受け入れられない。
どうか天国では、たくさん美味しいものを食べて飲んで、神様に愛されていますように。
ご両親のお気持ちを考えるといたたまれない。
明日までには気持ちを立て直せるように頑張ります。
ではまた明日。
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