こんばんは。
きょうは告別式でした。
父がお骨になってしまった。
泣きました。
告別式とは、私たちが父に告別するだけでなく、
本来は父がこの世とお別れする、つまり、触れたり楽しいなと思えた肉体を離れる
ということだと、ご住職がおしえてくださいました。
確かに、最後の方は、すごく寒かったみたいで、
私たちが何も感じないくらいの、ひだまりや、
車の助手席に乗ったときシートがあったかいだけで、
あー気持ちいいなぁ
といつも言ってました。
小さいことに感謝するって大事だなと思いました。
出棺のとき、千の風になってを、歌いました。
きっと本当に、風に乗っていそうです。
お父さんありがとう。
最後がんばったね。
さて、何年も前のソロライブでの話ですが、
その年はどうしても、母が仕事で来れず、父に羽が生えていたのは
よーくわかっていました。
昼の回をお酒と共に楽しんだ父は、夜までの間に外でお寿司と共に日本酒をたしなんだそうです。
夜の回がはじまると、なんだか後ろの方がさわがしくて、
よく目を凝らすと、父が、初めて会ったはずのお客様に
勝手におしゃくをして、大きな声で
「あー!いつも、もとこがー、お世話になっておりまーす☆」
などと言っていました。
そのかたはびっくりして
「おとうさん、あのいま、お嬢さん歌ってますから」
と、むげにもできず、一生懸命伝えてくれました。
そこでわたしがマイクを通して
「お父さん、皆さん聞いてくださってるんだからちょっかいださないの!」
といいました。
父はちょっとしゅんとした様子で、しばらく静かな時が流れました。
しかし
しばらくすると、前の方から大きな音が聞こえてきて、
これまた、見ると、
父がお酒を飲みすぎて、イビキをかいて寝ていました。
うそでしょ!!笑
そんな雰囲気のなか、お客様と一体感の生まれたライブが終わり、
「お父さん、帰るよ!」
と、わたしが言うと、ご機嫌な父は、個室のように区切られているソファーにもたれながら、
「あーもとこちゃん!あのねーお父さんねー、壁になっちゃったっ☆」
といいました。
あのときほど、笑ったことはありません。
ちなみに翌日、階段を降りてきた父は、
「あのー、もとこさん、わたし、昨日は何かしましたでしょうか。。」
と遠慮しながら話しかけてきました。
一部始終を話したら、とても反省して、もうやりません、と言っていましたが、
毎年のライブで必ずほぼ同じ事をしていました笑
という、なんとも天才的な父でした。
だからでしょうか。
父であるはずなのに、天国でやっていけるのか、娘はとても心配です笑
持ち前の明るさでなんとか乗りきってほしいです。
みんなでおいしいごはんを頂きました。
昨日、今日と、いらしてくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。
お礼のご連絡など少しゆっくりになってしまうかもしれません、すみません。
いやはや、父は幸せ者です。
皆様にいらしていただけて、改めて父は立派だったと、思うことができました。
子バカ日記でごめんなさい。
明日からまたがんばります!
おやすみなさい☆
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