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HAPPY LIFE♪

趣味は、映画ドラマ読書、あとショッピングです。
のんびり楽しく生きていきます☆

劇団ひとり【陰日向に咲く】

2006年04月13日 | 本review
ヤベェ、意外と面白い(*≧∀≦)
ひとりーーー!!予想外に面白いんですけどーーー!!
電車で呼んでて鼻でフッて笑ってしまったじゃないかーーーヽ(`Д´)ノ

ネタ本をチョット小説風にしてみた感じかな?
と思っていたんですが、思いっきりちゃんとした小説でした
字も大きく、分かりやすい文章!!
短編集なんだけど、一つ一つのお話が微妙にリンクしてるのもニヤリとする。
そして、何と言っても、主人公たちがイイ
絶妙なネガポジっぷり
必死に焦って生きてて、どんどんドツボにはまっていっている。
劇団ひとりの世界観がどっぷりと味わえます。

ファンはもちろん必見なんですが、本好きの人から普段本を読まない人までオススメ。
25代~45歳くらいまでの人がジャストフィットするのではないでしょうか?

劇団ひとりが何かのTVで「簡単な言葉や漢字をわざと使った。」と言っていました。
『難しい言葉を使う人間より、それを分かりやすい言葉で言える人間の方が頭がいい。』by.偉人(誰か忘れた…)
小難しい文章の小説家より、ずっと小説家だと思う。
(多分出るだろう)第2弾が今から楽しみだッ(*´ω`)

一番好きなお話は『ギャンブラー』の話。
アレ、そうくるの?とか、おいおいそうじゃないだろう?とか、ツッコんでしまいました。

東野圭吾【変身】

2005年10月03日 | 本review
『平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。
 そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。
 それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、
 手術後徐々に性格が変わっていくのを自分ではどうしようもない。
 自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植されたドナーの正体を突き止める。』(文庫裏面より)

評価→★★★★☆ スゴイ面白い(o→ܫ←o)


◇感想◇
優しい青年がだんだん凶暴になっていく過程の描き方がすばらしい。
タイトル通り、まさに『変身』。
小さなカタマリが徐々に侵食していくイメージが浮かんでしまい、ゾクッとする。
謎であるドナーの正体が結構早く、なんとなく分かってしまうんですが、
それは特に気にならず。
この本の読みどころは『謎解き』ではなく『変化の過程』。
最後の方は、ハッピーエンドともアンハッピーエンドとも何とも言えない感じ。
でも、(似ているのでつい比較してしまいますが)ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』のダークな終わり方よりも優しくて好きです。

清水玲子の『輝夜姫』をチョット思い出しました(*´ω`)

映画になるそうなので絶対観ようと思っています。
ただ、原作がいい作品は映画になるとコケるからなぁ…。

文庫裏の紹介文、文章が変。

東野圭吾【時生】

2005年09月15日 | 本review
『不治の病を患う息子に最後のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に
 二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。
 どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、
 謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―――。
 過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品』(文庫裏面より)

評価→★★★★★ ヤベェ最高フィーバー(*≧∀≦)

◇コメント◇
3日で読みました(*´ω`)
普段は1冊、1~2週間かけて読むんですけど。(電車の中の暇つぶし)
この本は、面白くて「あっっ」と言う間に読みきってしまいました。
東野作品の中でも1、2位を争う勢いです。
主人公の拓実が、それはそれはダメな男で(*´∀`)
読んでるとイライラしてくるんですよねヽ(`Д´)ノムキー
でもその分、最後の方は感動の涙と鳥肌です。
生きていく中で、気持ちと努力だけではどうしようもならない事がある。
相手の事を思うがゆえの行動、すれ違い。゜(゜´Д`゜)゜。アアアアゥ
読み終えたあと、映画を一本観たような感じがしました。

トキオはエエ奴…。
何であの年で旅に出なきゃいけないんだよぅ。゜(゜´Д`゜)゜。←ネタバレじゃないよ。
キャラクターも愛すべき人がたくさん出てきます。
タケミとジェシーは特にお気に入り

結構ブ厚めの本ですが、文章にスピード感があるのであっという間に読めます。
『宿命』『変身』『分身』『片想い』が好きな人にオススメ
あと、宮部みゆきの『蒲生邸事件』になんとなく…(*´艸`)
推理&謎解き小説ではないので、普段ミステリーを読まない人にもオススメ