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HAPPY LIFE♪

趣味は、映画ドラマ読書、あとショッピングです。
のんびり楽しく生きていきます☆

恩田陸【エンド・ゲーム】

2009年06月13日 | 本review
『「あれ」と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。
 「裏返さ」なければ、「裏返され」てしまう。
 「遠目」「つむじ足」など特殊な能力をもつ常野一族の中でも最強といわれた父は、遠い昔に失踪した。
 そして今、母が倒れた。ひとり残された時子は、絶縁していた一族と接触する。
 親切な言葉をかける老婦人は味方なのか?
 「洗濯屋」と呼ばれる男の正体は?
 緊迫感溢れる常野物語シリーズ第3弾!』

評価→★☆☆☆☆ いまいち(´・ω・`)

◇感想◇
常野シリーズは大好きなんですけど、今回のはちょっと訳わかんなすぎた。
途中まではドキドキしながら見てたですけど、最後の方は意味が・・・
キャラクターもイマイチでした。

東野圭吾【パラドックス13】

2009年05月09日 | 本review
『運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?
 13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。
 陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。
 破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。
 なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。
 “奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!』

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

※ネタバレ超注意!!!
◇感想◇
『漂流教室』みたいだなと思った。
その状況よりも、人物にスポットをあてて描かれています。
東京だけで13人なので、全国では他にも何人もいるんだろうな。
そこでも色んなドラマがあるんだろうな…なんてことが気になってたまらなかった。
人物では河瀬が良かったです。
登場がアレだったので、輪を乱すとんでもないやつかと思ったら、頭が良くて冷静なやつで。
サバサバしてて結構好き。
それにしても誠哉さんはスゴすぎです。
誠哉さんがいなかったら、みんな生き延びれてないですよね。
アダムとイブ発言はちょっといただけないですけど…
P-13現象が終わったあと、みんなパラドックスの記憶がなくなっていて、でも何となく影響を受けているのがジーンときた。
河瀬・・・(゜д゜)
せっかく生き残ったのに・・・
最初はどうなったのかわからなかったですけど、パラドックスの世界で「死んだのに気づかなかった」風な事を言っていたので、生き延びれたけど・・・ということですよね。

映像化を意識して書かれた作品かな?と思いました。
『ドラゴンヘッド』みたいになりそうだな…

宮部みゆき【英雄の書】

2009年04月22日 | 本review
『森崎友理子は小学五年生。
 ある日、中学二年生の兄・大樹がクラスメートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事件が起きた。
 事件から十日ほど経った時、友理子は兄の部屋で不思議な声を聞く。
 「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」
 本棚の奥の見慣れぬ書物が、友理子にささやいているのだった。
 書物に導かれ、兄を救い出す旅へ出る友理子。
 すべての物語が生まれ、回帰してゆく<無名の地>と呼ばれる場所で、
 友理子は、世界の根源というべき、おそるべき光景を目にする――

 『ブレイブストーリー』から約6年、宮部みゆきのファンタジー最新刊!』

評価→★★☆☆☆ 普通(*´ω`)

※ネタバレ注意!!!
◇感想◇
なにやら面白そうな表紙に、文庫で買おうと思ってたけど、ついつい買っちゃった。
RPG系続いてます。
『ブレイブストーリー』が良かったので、期待してたけど・・・『ICO』よりは楽しめたかなと。
なんだろう、納得できない部分が少々。
理解できない部分が少々。
結局、ユーリは何をしたんだろう?
『英雄』はその後どうなったんだろう?
お兄ちゃんは戻ってこないし、事件もそのまま。
???
謎を解きながら進むわけでもないし、本当にユーリは何をやったんだろう?
普段RPGやらないので、よくわからなかった。

アジュがめちゃめちゃ可愛かった。

恩田陸【ライオンハート】

2009年02月26日 | 本review
『いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えてよかったと思うの。
 会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ・・・。
 17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。
 時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。
 結ばれることはない関係だけど、深く愛し合って―――
 神のおぼしめしなのか、気まぐれなのか。切なくも心温まる、異色のラブストーリー』

評価→★★★★★ ヤベェ最高フィーバー(*≧∀≦)

※ネタバレ注意!!!
◇感想◇
私も会いたい、私のエドワードに。
繰り返し繰り返し読みたくなるラブストーリー。
最後のストーリーがたまりません。
恋愛系はあんまり好きではないですが、これは別。
キュンときました。

恩田陸【ユージニア】

2009年01月24日 | 本review
『あの夏、丸窓の屋敷で催された米寿の祝い。運び込まれたジュースを飲み、17人が死んだ。
 現場に残された謎の詩、「ユージニア」。唯一生き残った、盲目の美少女。
 緊迫感溢れる、極上のサスペンスミステリー!
 街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。
 数十年を経て、今明かされる、遺された者たちの思い。
 果たして、街の人々は、真実を語っているのか? いったい誰が、なぜ無差別殺人を?
 誰もが見落とした毒殺事件の「真実」が、時を経て、様々な人の証言で暴かれてゆく』

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

※ネタバレ注意!!!
◇感想◇
すごく面白くて、あっという間に読んだら・・・
ん?
・・・
ん?????

謎だらけ。

緋紗子の確信犯かどうかは読者におまかせ。これは雰囲気もあっていいと思う。
青い部屋で母親から何を祈らされていたんだろうか?
このお祈りが結構重要だと思うんだけど・・・あんだけひっぱったんだし。
作品中に細かいヒントが散りばめられているんだろうか?
でも、読み返す気がしない。

関係者の証言に徐々に明らかになっていく事件と緋紗子のキャラクター。
独特の雰囲気で、最後の方まで面白かっただけに残念。
星の数を減らしました。

東野圭吾【ガリレオの苦悩】

2009年01月05日 | 本review
『「悪魔の手」と名乗る者から、警察と湯川に挑戦状が届く。
 事故に見せかけて殺人を犯しているという彼に、天才科学者・湯川が立ち向かう』

評価→★★★★★ ヤベェ最高フィーバー(*≧∀≦)

◇感想◇
めちゃめちゃ面白かった!
今までのガリレオシリーズ(短編)の中で、一番わかりやすかった。
内海薫がとても良い。
ドラマでは何かよくわからない存在になってたけど、こっちでは女性特有の視点からヒントが生まれてて、わかりやすく意味のある存在です。
一つ一つのお話がとてもよく出来ていて、面白かった。
久しぶりに一週間以内に一冊の本を読み終えました。
(私は、いつもはめちゃめちゃ読むのが遅い・・・)

伊坂幸太郎【モダンタイムス】

2008年12月09日 | 本review
評価→★★★★☆ スゴイ面白い(o→ܫ←o)

ネタバレ注意!!!
◇感想◇
「特別版と通常版、どちらにしますか?」と言われ「どっちでもいいです」と予約したら、両方取り置きしてくれていた。

店員「特別版の方が字が大きめで読みやすいと思いますよ」

まあ特別版は店頭になくて、わざわざ取ってくれてたっぽかったので、特別版にしました(●´ω`●)
結局、字は大きかったけど、おかげで分厚すぎで読みにくかったというw
内容は一緒なのに、1000円も高くてビックリしたけど、想像を膨らませてくれるいい感じのイラストだったので(主人公の顔が出てこない)、「特別版」にして良かった。

【魔王】でモヤモヤしていたのもが解決しました。
この話もスッキリは終わってはないけどw
途中までゆっくり読んでたけど、途中からハマって一気に読んだ。
【魔王】でのキャラクターが出てきたりして。
またまた、魅力的な素敵なキャラクターがたくさん出てきます!
岡本剛、井坂幸太郎(笑)、永嶋丈、五反田正臣、佳代子さん。
特に佳代子さんがカッコイイです。
付いていきたいです。
みんな、勇気ありすぎです。
検索する時は、注意しようと思います。
課長は可哀想すぎでした。

◇言葉◇
勇気はあるか?
勇気は実家に・・・。
何度も出てくる言葉で、これ日常で使っちゃいます。

~ですよ、絶対。
流行りました、自分の中で。
この本を読んだ友達と、ブームになりました。

東野圭吾【聖女の救済】

2008年12月03日 | 本review
※ネタバレ注意!!!

『男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。
 草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。
 湯川が推理した真相は―虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない。』

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

◇感想◇
さすが、面白かった。
女を子供を産む道具としか考えていない夫。
でも何故かモテる。
中身がどんなでも何故かモテちゃう人、いるいる。
犯人がわかってて、トリックが謎なのは、【容疑者Xの献身】と同じ。
またまた、とんでもないトリックを!
女の執念を見ました。
【容疑者】のような感動はなかったけど、同じくらいの衝撃がありました。
できれば、もう少し続きを読みたいなと思った。

伊坂幸太郎【魔王】

2008年10月29日 | 本review
『会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。
 自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、
 その能力を携えて、一人の男に近づいていった。
 五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。
 新たなる小説の可能性を追求した物語。』

評価→★☆☆☆☆ いまいち(´・ω・`)

◇感想◇
なんかちょっとよくわからなかった。
そして、なんとなく怖かった。
ハッピーエンドじゃないし、終わり方もよくわからなかった。
鳥が空を飛んでいるところが好き。
キャラクターでは、詩織ちゃんがよかった。


◇言葉◇
アンダーソンと安藤さんて似てるね

考えろ考えろ、マクガイバー

潤也「「今まで議論で負けたことがない」とか自慢げに話している奴を見ると、馬鹿じゃないかって思うんだよね。
    相手を言い負かして幸せになるのは、自分だけだってことに気付いてないんだよ。」


この世で一番贅沢な娯楽は、誰かを赦すことだ

せせらぎ

詩織「わたしは、お兄さんは、純也君を見放すとは思えないんだけどね。
    たかだか死んだくらいで。」


潤也「世界の問題よりも、目の前の自分の問題だ」

潤也「でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば、そうすりゃ、世界が変わる。
    兄貴はそう言っていた」

伊坂幸太郎【ラッシュライフ】

2008年08月31日 | 本review
『泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。
 女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
 幕間には歩くバラバラ死体登場――――。
 平走する4つの物語、工作する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。
 不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
 巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。』

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

◇感想◇
5つの物語が絶妙に交じり合って、最後の方は少し混乱しつつ(笑)
「ここにこう繋がるのか!」
ここまで!ってくらい繋がりまくっています。
最初から注意深く読まないといけない。
全部の話に出てくる『老犬』と『スケッチブック』と『展望台』。
それぞれの感じ方が違うのが面白い。

泥棒黒澤の話はキューンときます。
二人の会話は懐かしくて暖かい雰囲気。
河原崎の父の言葉にハッとさせられ、何でこの人が自殺したんだろうな???と思った。
河原崎の話は展開が読めないし、とにかく驚いた。
豊田と老犬の関係もいいなぁと思った。
てゆか、老犬がいいなと思った。


◇言葉◇
戸田「不景気、不景気と騒いでいるがな、
    これだけ長い間不景気なんだ、それがこの国の標準の状態なんだろう。」

 ニュースとかで『不景気』とか言ってるのを聞くたび、思い出す。
 真剣に語ってるニュースがおかしく思えてくる。

「人生はきっと誰かにバトンを渡すためにあるんだ。
 今日の私の一日が、別の人の次の一日に繋がる。」

 私はそんな一日を送れているんだろうか?

黒澤「おまえはニュートンか?」

黒澤「俺たち人間は、もとはと言えばアメーバーとか、単細胞の生き物だったんだろう?
    それが、気の遠くなる年月をかけてゆっくりと進化した。
    俺たちは今やこれほど複雑な生き物になった。感情を持って、記憶を操作する。
    嘘を吐いて、人を出しぬいたり、名誉を欲したりする。ジャズも演奏する。
    それだけで充分、すごいだろ。
    宗教を持ち出す前に、生きていること自体に驚いて、拍手をすればいい。」

 忘れがちだけど、生きているだけで凄いことなんだよね。
 本当に忘れがち。
 生きるの面倒くさくなるもん、しょっちゅう。

河原崎父「すべての色ってのは赤と青と黄から作られているんだ、だから信号は守れよ。」
 なんでー。

豊田「若者は自分のことを棚に上げることに関しては、秀でている。
    棚に上げたきり二度と降ろさないのがあいつらのやり方だ。」

 私もです('A`)チクチク

豊田「蟻や蜂は自分たちの巣や集団維持のためには闘うが、
    自分自身の恨みのために相手を倒すことはない。
    個人的な理由による復讐は、よほど人間らしいじゃないか。」

 そういう考えもあったか!

プラナリアの実験の話
「この原始的な動物ですら、同じことの繰り返しよりも自殺することを選ぶ」
 スタンリーキューブリック「退屈は最大の罪だ」だもんな。

黒澤「人生については誰もがアマチュアなんだよ。」
 ありがとうございます、開き直れます。

豊田「人生は一秒ごとに流れていっている。それを自覚しているのか!」
 無駄にしまくってます。ごめんなさい。