成田から飛び立って１０時間と少し、モスクワに到着しました。
モスクワの到着空港は以前から知っていたシェレメーチエヴォ空港（ＳＶＯ）ではなく、ドモジェドヴォ空港（ＤＭＥ）でした。仕事で知っていたスリーコードもモスクワといえばＭＯＷでしたが、チケットやタグの向け地コードはＤＭＥと記載されていました。
シェレメーチエヴォ空港はアエロフロート・ロシア航空のハブ空港だが空港の設備が古く、職員の対応、市内へのアクセスなどあらゆる面で評価が低いことで知られ日本航空はじめ多くの航空会社がドモジェドヴォ空港に移転したようです。
シェレメーチエヴォは市内北北西４０ｋｍ、ドモジェドヴォは南３５ｋｍ離れているところ。
モスクワにある空港は４つもあるようで、うち国際空港は上記の二つと、もうひとつは市内南西部にあるヴヌーコヴォ国際空港（ＶＫＯ）で３つの国際空港の中では最も古い空港のようです。
夕方４時過ぎにモスクワのドモジェドヴォ空港に到着し、まずは入国審査ですが、ロシアの入出国、セキュリティは厳しいようで、入国審査でもかなり時間がかかりました。
入国審査後、預けたｂａｇを受け取ってターミナルロビーで一旦集合。添乗員さんが点呼をとります。
このツアーの参加者は２５名。母と娘、夫婦、兄と妹、女性の友達同士、女性の単独参加と様々な組み合わせ。やはり女性が多いです。母と娘はよくあるパターン。母と息子や父と息子、父と娘は、あまりないですね。
あとで聞くと、本当はもう一人単独の参加者がいたそうですが、なんと当日、自宅にパスポートを忘れて、なくなく断念したそうです。泣くに泣けないですね。この場合、ツアー料金はどうなるのでしょう。気の毒ですが、パスポートだけはどうしようもないですね。
点呼が終わって、乗り継ぎ便の国内線のカウンターに行き、荷物を預けたあと、ちょっと空港のそとへ出てみようと思いましたが、建物に入るだけでも金属探知機や手荷物のＸ線チェックなどを受けるので、やめました。
そしてセキュリティーチェック。これがまた厳しい。
靴は脱いで、ビニールの使い回しの靴カバーのようなものに履き替え、ベルトをはずし、上着を脱ぎ、ポケットの物はすべて出し金属探知ゲートではなく、ホテルの回転ドアのような中に入り、両手を上にあげて指示を待つ。すると周りの壁が回転して３６０度体をチェックされる。厳しいチェックだ。
セキュリティチェックが終わった後、時間があるので、搭乗時間までぶらぶら時間をつぶしました。
ロシアの国内線でモスクワからサンクトペテルブルグに向かいます。２０時１０分発のフライトですが１９時２０分ころ、予定より早く搭乗が始まりました。バスでランプに移動しタラップで乗り込みます。やはりこのほうが飛行機に乗るという実感があります。
航空会社は通称Ｓ7航空（エスセブン航空） 。緑の機体にもＳ7と書いたマークとウェブサイトのＵＲＬだけが書かれています。航空会社の正式名称はSIBERIAN AIRLINES。ＩＡＴＡのキャリアコードがＳ７。
搭乗した機種はＢ737-400。当初ロシアの飛行機のイメージはイリューシンとかツポレフとかのソ連・ロシア製の機種かと思っていたらボーイングの機種なので少し安心しました。
モスクワからサンクトペテルブルグへは１時間半のフライトですが、ちゃんと、飲み物のオーダーを聴いてくれてコーヒー、紅茶、冷たいジュース各種から選べました。
２２時４０分ころサンクトペテルブルグのプルコヴォ空港に到着。預けたＢａｇを受け取り、添乗員さんが人数とＢａｇの数をチェック。 そこに現地ガイドのロシア人アシスタントが待っていて、挨拶をして外に誘導してくれます。
外に出るとツアーバスが待っていて、それに乗り込みホテルに向かいました。
ホテルに着いたのは２３時１５分。日本時間では午前４時１５分。かなり眠気が襲っており、部屋に入ると、早めに寝ました。
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