一昨日、震災で機能不全に陥ってしまった、東京電力福島第1原発3号機への
連続放水を決死の覚悟で行った、ハイパーレスキュー隊の記者会見を見ました。
目に見えない放射線被曝の恐怖と戦いながら「使用済み核燃料保管プール」の
温度上昇を食い止めることに成功しました。
総括隊長の声を詰まらせながらの会見。
総隊長は「これから出動してくるよと」メールしたところ、
妻から『日本の救世主になってください』と1行の返事が来ました」と明かし、
隊長は、心配をかけた隊員の家族のことを気遣い、
「本当に申し訳ない。おわびとお礼を申し上げたい」と目を赤くして語った。
嘘いつわりのない会見は、見ている側にちゃんと伝わってきました。
危険度を熟知する隊員の恐怖心は計り知れないが、拒否する者はいなかったと言う。
原発の現場で実際に作業している方々には本当に頭が下がります。
久々に、本物の会見を見ました。
そして、随分前のことですが、守谷市の花火工場爆発事故の事を思い出しました。
当時、消防団に入団していた私は、
花火工場爆発の爆風で家のガラスが何枚も割れ、網戸が熱風で焼け、
障子やふすま、硝子戸が吹っ飛び・・・
そんな家の非常事態に、現場で消火活動を・・・
(消火活動中にも、花火が爆発して凄く怖かったのを覚えています。)
その後も、火の番を徹夜で行い、次の日も・・・
そして、不発弾の処理・・・あの時はもう夢中でした。
レベルは全然違うけど、今回のハイパーレスキューの活躍には、
くどいようだけど本当に頭が下がります。
そして消防組織のすばらしさを改めて感じた会見でした。