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   ~笑う七色レレ来たる~

あれから4年

2015-03-10 22:14:08 | 日記
過去の自分に遡ることができるチケットがあったら、もう1度、人生をやり直したい。とか、

あの曲がり角を違う方向に曲がってたら、もっといい人生を歩んでたかも。とか、

そんなの無意味だとわかっていても、考えたり想像したりってことあるよね。・・・・え?ないの?

でも、たとえ過去に戻ったからといって、今よりもいい人生になってるかなんてわからないし、

結局 同じ曲がり角を曲がるかも知れない。


でも、もしも戻れるなら、

4年前の3月11日の朝に戻して欲しい。と思った人がどれほどいるか。

あの日をやり直せるなら、どれだけの命が救えたのか・・・と思う。

無理だとわかっていても そう思った3月11日。

今年もあの日と同じ、小雪が舞う寒い1日だった。



これは2か月前に、仙台港の公園に行った時のもの。


  「 おざますます。久しぶりだっちゃね 」      れれ 「 おらなんか 13年ぶりだど 」


この公園に大きな津波が押し寄せ、公園内の時計の針が2時46分を指したまま、

震災から1年以上経っても、手つかずのまま 立ち入り禁止状態だった。

2カ月前に行った時には、元の 港の見える丘公園に戻っていた。


七色は、ピラミッドの階段をとっとこ駆け上がり、雄たけびを上げた。


          「 心配ないさ~ 」 ← シンバのリズムで。 

 と言いながら、心配で足がブルブル震えているが、

ななもおだてりゃピラミッドにも上る。 



急な石畳の丘ものぼった。


         「 弱虫ボン爺には登れっこないっちゃ 」


れれボンは 「 おら登れね~ど。やんだ。」 と言うと思った。

たとえ登っても、下を見たらオシッコちびって、動けなくなると思っていた。・・・・恐くなくてもオシッコはちびるので。


そしたら・・・・・

下を振り返ることなく、上だけを見て、トコトト上った。



                    れれ 「 し~んぱ~い ないさ~ 」  大西れれボン ← 大西ライオンのリズムで。

                                      「 年寄りの冷や水だっちゃ 」


れれボンは風に立つ ライオン カピバラのようだった。  




ここから見えた景色には、もう震災の面影は全くなかった。




その一方では、4年も経つのに未だに仮設住宅に住んでいる人がたくさんいる。全く手づかずになっている場所もある。行方不明になった家族をずっと探し続けている人もいる。みんな、時間は同じ4年を過ごしてきたのだけど、時間と共に人と人の間にも温度差ができていってる現実。
そんな中、明後日から77-00地方で国連の防災世界会議が始まる。

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