こんにちは。
またニキビが出来て大変不機嫌だ。
黄体ホルモンの関係で出来るのだが。
今ライオンの「ペアアクネクリームW」でコットンパック密封作戦を使って戦ってる。
わたくしです。
先日木曜日、天気も良くAmazonギフト券とシュミテクトとメイベリンのCCクリームが欲しかった私は丁度順路に自宅がある中学生時代の恩師(女性)に「今日お伺いしても宜しいですか?」と早朝六時にメールした。
さすが一家の主婦。先生はもう起床していて直ぐにメールをくれた。
「今日は私の中学生時代の同級生が9人集まって小物作りをします。○○(私の名前)ちゃんとずっとお喋りする事は出来ないんだけど良いかしら?」
私は年上の人の中に混ざってガヤガヤするのが大好きだ。
勿論同い年でも年下でも構わない。
女が集まって何かするのが物凄く好きなのだ。
「構いません!!人生の先輩達のお話を伺いたいです!!」
「10時から集まるんだけど何時に来れる?」
「祖父の見舞いとヨークタウンの七十七銀行のATMに行ってお金を下ろさないといけないので午後になりますね・・・・・・」
「分かりました」
「先生、元教え子が来るけれども難聴だと予め皆さんにお伝えしておいて下さい」
「皆60代だから耳は○○ちゃんと同じ位よ」
言うじゃないですか、先生・・・・・・。
そして洗顔してスキンケアして化粧してアクシーズのワンピとコートとストールと鞄を身に着け(どんだけアクシーズが好きなんだ・・・・・・)チャリで家を出る。
先生の自宅の順路にある祖父の見舞いにもちゃんと行く。
祖父は何故か1人部屋に移されていて危うく知らない患者さん達の大部屋に「こんにちはー」と入る所だった私は入り口の名札に祖父の名前が無い事に仰天した。
死んだのか!?
慌てて近くにいた掃除婦さんに
「○○○○(祖父のフルネーム。名前の漢字が斬新で格好良い)の病室何処ですかっ!?」
訊く
「あぁ、お孫さんですか?」
「はい」
「こちらですよ」
案内して貰って無事祖父の部屋に入る。
「じぃちゃーん。●●(私の名前)だよー」
「おー・・・・・・●●ー」
祖父は元気無くベッドに横たわっていた。
後で母に訊いて知ったのだが祖父は夜中うるさかったらしく苦情が出て部屋移動になったらしい・・・・・・一体何をしたんだ・・・・・・。
彼はアメちゃんを舐めながら会話するのでピチャピチャ音がする。
「そのアメどうしたの」
「さっき来たお母さん(私の母)がくれたんだ」
「ふーん・・・・・・これ、私からね」
彼の目の前にカントリーマアムを1枚置く
「食事が終わったら食べてね」
「何?食事の中に?」
「違う!!食事が終わったら!!」
耳がますます遠くなってやがる。
「何か不自由はない?」
「大丈夫だ」
「そか、じゃあ私行く所あるからもう行くね」
「おぉ」
「また来るから」
「気を付けてな」
「うん」
鞄を持ち直し病室を出る。
相変わらずチビなので11㎝ヒールでまた自転車に跨がり漕ぎ出す。
快晴で少し風が強い。
黙々と道を往く。
(途中にケーキ屋があるんだよな・・・・・・そこで差し入れ買うか)
等と考えながら一旦恩師の家の横を素通りしてヨークタウンに向かう。
何とか着いた。
ATMでお金を下ろしツルハドラッグに向かう。
CCクリームとシュミテクトと三ツ矢サイダーを手にして会計を済ませ、自転車置き場に向かう。
購入したクリームとシュミテクトを鞄に突っ込みサイダーで喉を潤す(私は三ツ矢サイダーが大好きだ・・・・・・)。
ついでに先生にメールする。
「今ヨークタウンなのですがお宅に着いたら自転車をどこに止めれば良いですか?」
携帯を鞄に入れまたチャリに跨がる。
少し寒い。
ケーキ屋に向かう。
途中にしまむらがあるのだが入ったらまた確実にマイメロ散財をするのが分かりきっているので断腸の思いで通り過ぎる。
ケーキ屋に着いた。
可愛い扉を開き入店してショーケースをじっくり見る。
ロールケーキがあって美味しそうなのだが流石に10人分は無い。
仕方無いのでマカロンを10個購入して店を出る。
先生の自宅前のセブンに着く。
補聴器の電池が切れていたので新しい物と入れ替えて装着する。
『ピピーピピー・・・・・・』
と音が鳴り瞬時に電池が切れた。
この野郎・・・・・・劣化してやがったのか・・・・・・この大切な時に限って・・・・・・!!
電池の反乱にやられて暫く硬直していたがそうしてたってどうにもならんのでセブンに入る。
Amazonギフト券5000円とオルビスの支払いを済ませて外に出て携帯を引っ張り出す。
先生から返信がきていた。
「どこでもかまわないです」
・・・・・・おおらかな先生が好きだ。
門の前にチャリを止めて門扉に手を掛ける。
表札が出ていない・・・・・・確かにここだと思うんだが・・・・・・。
躊躇っていると知らないおっちゃんがやって来てインターホンを鳴らす。
家の中から知らない女性(勿論60代位だ)が出て来て門扉を開きおっちゃんを招き入れる。
私は焦って
「すいません!●●さんのお宅はここですか!?」
「○●(先生の名前)さんの?」
「はい!」
「ここですよ」
安心しておっちゃんに続いて敷地内に入る。
放し飼いにされてるわんこがやってきた。
目を輝かせて
「初めまして!こんにちは!!良い子ね!!」
しゃがみこんで撫でまくる。
わんこも私の口唇と顔を舐めるが気にしない。
前、お邪魔した時のわんこと違うな・・・・・・。
ちょっと嫌な予感を抱え先生宅のドアを開く。
そこには直ぐに大きな大きなテーブルが置かれ女性達が楽しげに会話しながら布やダンボールと格闘していた。
「こんにちわ~」
と私が言うと、一番奥の席から先生が現れた。
「○○ちゃん!!」
「これ差し入れです」
マカロンを渡す。
「まぁ有難う!!入って入って!!」
相変わらずハイテンションで元気なお姿だ。
靴を脱いで出されたスリッパを履きコートを脱ぎ先生の左隣の席に案内して貰い背に鞄を置きコートとストールを掛けた。
私の耳は左耳はもうほとんど音を拾えないので安心する。
椅子もクッションが敷いてあって尻が痛く無い。
「○○○○(私のフルネーム)と申します。宜しくお願いします」
軽く自己紹介してから席に着く。
「皆、○○ちゃんから差し入れよ~回して回して!!」
マカロンの箱が回る。
「○○ちゃん、この菜っ葉配膳して皆に回して」
菜っ葉の入って居るタッパを渡され出された小皿に盛りつけどんどん回してゆく。
「醤油掛ける人はここにあるから回してねー」
私は醤油無しで口にする。
「美味しいです!!」
野菜は大好きだ。
暫く左隣の方の製作している物を見る。
「それは何ですか?」
「あぁ、これはね・・・・・・完成するとこうなるのよ」
背後のダンボールの中から完成品が出てくる。
小物入れ、というよりはちょっと小さなゴミ箱だ。
綺麗な布が貼られていてとても欲しくなる。
「○○ちゃん、今度ねフラワーアレンジメントの教室が船岡であるの。一緒に行かない?」
先生がチラシを渡してくれ私は日時を確認する。
オッケーだ。暇な日だ。
「はい、是非参加させて頂きます✿・・・・・・自宅迄迎えに来て貰えませんか?」
「良いわよ。でも私は用意があるから10時には教室に着かないといけないんだけど・・・・・・」
「大丈夫です。私の起床時刻は4時です」
「やだ皆!若いのに早起きよ○○ちゃん!!」
「いや、もう若く無いっス・・・・・・」
溢れる皆さんの笑顔が眩しいぜ・・・・・・。
「今日のね、お昼は外で花見をしながら皆でお握りを食べるのよ」
「先生・・・・・・私梅干しが駄目なんですが大丈夫ですか・・・・・・?」
「あぁ、梅干しのお握りは無いわよ。大丈夫」
「良かった・・・・・・所で先生、前来た時とわんこが違う気がするんですが・・・・・・」
「あぁ・・・・・・前の子はもう逝ってしまって・・・・・・新しい子を迎えたのよ」
前のわんこの姿が入ってる写真立てを先生は持って来てくれた。
「そうですか・・・・・・あぁ、私お外のわんこと遊んで来て良いですか?」
「良いわよ~。ぽんたっていう名前だから」
左隣の方が話し掛けて下さる。
「犬、好きなの?」
「大好きです!!」
「飼ってるの?」
「いやもう死んでしまって・・・・・・それが哀しくてもう飼ってないんですよ・・・・・・」
「そうなの」
「はい」
いそいそとデジカメを持って外に出る。
「ぽんた!ぽんたさん!!」
叫ぶと彼はすぐにやって来てくれた。
また抱き締めて撫でまくる。
写真を撮ろうとすると彼は道路側の細道へ入って行ってしまう。
追いかけるとそこには目の前の駐車場に止められた大型トラックの中でお兄さん達が弁当を食べていた。
じっと見詰めるぽんたさんに
「美味しそうね~でもぽんたさんは食べられないのよ~」
お兄さん達を見詰めるぽんたさんの写真を撮る。
彼等はいきなり現れた私を凝視し仰天していた。
そりゃそうだ、酔っ払ってもいないのに異様にハイな女が現れ本気でわんこと会話しているのだから。
ぽんたさんはその後つまらなさそうに家の裏に消えていった。
フラれた私は家の中に戻る。
「いやーぽんたさんに逃げられましたよ・・・・・・」
「○○ちゃん、そろそろご飯よ~」
「うぃっす!!」
皆がガヤガヤと外に移動して手作りの木の椅子に腰掛ける。
ヤバイ・・・・・・尻が痛い・・・・・・でも言えない・・・・・・。
栗ご飯お握りとタッパに入った栗ご飯が回ってきた。
栗尽くし。
大好きだ・・・・・・。
がっつり食べる。
小さな木のテーブルの上に美味しそうなお稲荷さんが乗っている。
食べたい。
でも満腹だ。
私の視線に気付いた方が
「食べる?」
と訊いてくれたが
「いえ、悔しいんですけどもう満腹で・・・・・・」
立ち上がってぽんたさんのおもちゃであるらしい空気が半ば抜けたぼろぼろのサッカーボールを手にして
「ぽんた!ぽんたさん!!」
と叫ぶと彼はいそいそとやって来て私と遊んで下さる。
暫く戯れていたのだが11㎝ヒールで砂利の上を駆けるのに疲れて
「お姉ちゃん疲れたからまた今度ね」
頭を撫でる。
ぽんたさんは桜の花の下に座りじっとこちらを見詰めていた。
か、可愛い・・・・・・激写!!
やがて花見が終わり私の尻は解放され一息つく。
家の中に戻りクッションのある椅子の上に座ってサイダーを飲んでたら先生が大量の牛乳パックを持って来て
「さぁ、○○ちゃんも作ってみよう!」
「はい!!」
元気よく返事する私
「・・・・・・でも何を・・・・・・」
知らんのに軽く返事をするんじゃない、私よ・・・・・・。
「ほら隣の●●ちゃんが作ってる箱よ!!」
「おぉ!有難うございます!!欲しかったんですよ!!」
そこから悪戦苦闘が始まるのだがそれは後日またここで打ちたい。
四時が近付いて来た。
「先生・・・・・・私そろそろ失礼します」
「あら、そう?作りかけのこれはどうする?」
「家に帰っても何も道具が無いので預かって頂ければ・・・・・・」
「分かったわ~次回ね~」
ごそごそと鞄を出すと隣の方が私の鞄を見て
「可愛いわね~何処で買ったの?」
「名取エアリの『アクシーズ』って所で」
「服も?」
「えぇ、コートもアクシーズです」
先生も私の格好を改めて見て
「○○ちゃん可愛いお洋服ね~」
先生の一番上のお嬢さんと一時期同僚だった時がある私は
「先生のお嬢さん達はこういう格好はしないんですか?」
尋ねたら
「しないわね~・・・・・・」
と、返ってきた。
う~む。年頃のお嬢さん達なのに・・・・・・。
「皆~豆腐よ~!!」
何故か先生が皆に豆腐を配り始める。
あまりにも突然で度肝を抜かれていた私に
「○○ちゃんは自転車だから崩れちゃうからねー」
「いや豆腐は家に仰山ありますから」
笑顔で返す。
しかし何故豆腐・・・・・・。
そしてそれを何も気にせず「有難う」と受け取る先生のご友人方・・・・・・。
席を立つと
「ほら、持って行きなさい」
と、黒豆せんべいとライスチョコを向かいの方が渡してくれるので遠慮無く
「有難うございます!!」
鞄の中に入れご機嫌で
「ではまた今度!!必ず来ます!!」
「気を付けてね~」
「はい!」
お宅を辞してチャリに跨がり家路に着く。
たーのしかった。
私は手先を使って何かするのがとーてーも好きだ。
ゴミ箱にはマイメロの布とフリルをつけてやろう、と帰り道に考える。
帰宅して楽しかった事やフラワーアレンジメントに行く事を母に伝えると彼女は顔をほころばした。
私が年上の人と交流を持つのに大賛成の母なのだ。
じゅうんとも
「ゴミ箱牛乳パックで作ってきたよ~。●○(じゅうんの本名)も要る?」
「うわー、欲しい欲しい!シックなのが欲しい!!」
「んじゃ布買って家に送ってよ。住所教えるからさ」
「ネットの布屋探すわ~」
「トマトとか安いぜ~」
メールしあう。
今年のカレンダーの第二木曜と第四木曜には全て赤丸をつけた。
先生宅に皆が集まる日だ。
私はゴミ箱マスターになりたい。
ゆうなぎ、刈り過ぎ。
お前等も要らんか?

昼食中のお兄さん達を見るぽんたさん

青空と桜

桜の下にいるぽんたさん

美味しかった栗ご飯

食べたかったお稲荷さん

謎のメッセージが書いてあった洗濯物

出来上がるとこうなるゴミ箱