ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

アイスランド「消滅氷河の追悼式」

2019年08月20日 | 地球温暖化・地球高温化
かつては16平方キロメートルもあった氷河なのに。

***
【NHK News WEB、2019年8月20日配信記事より転載】

アイスランドで、地球温暖化の影響で初めて消滅した氷河があった場所に記念のプレートが設置され、科学者たちは「今後200年でアイスランドにあるすべての氷河が同じ運命をたどることになる」と警鐘を鳴らしました。

アイスランド西部の「オクヨクットル」の氷河はかつて16平方キロメートルの大きさがありましたが、現在は1平方キロメートルに満たないまでに縮小し、気象当局は2014年、地球温暖化によってアイスランドで初めて消滅した氷河だと宣言しました。

18日に開かれた式典にはアイスランドの首相や国内外の研究者など数百人が参加し、「未来への手紙」と題した銅でできたプレートが氷河があった場所の岩に設置されました。

プレートには未来の人々に宛てて「今後200年ですべての氷河が同じ運命をたどると予想される。この記念碑は私たちが何をなすべきかを認識するためのもので、それがなされたかはあなたたちだけが知ることになる」というメッセージが刻まれています。

地元メディアによりますとアイスランドでは毎年110億トンもの氷が溶けているということで、科学者たちはこのままだと2200年までにアイスランド国内にある400余りの氷河のすべてが消滅すると警鐘を鳴らしています。
【転載ここまで】

私も2015年8月、アイスランドへ環境調査に出かけています。
その時に訪れたのは、ヨーロッパ最大のヴァトナ氷河。


案内してくれたガイド氏によると「毎年10~15m程、後退している」とのこと。

氷河の末端では次々と氷塊が崩れ落ちているのを目の当たりにしました。


その時の紹介記事です。
「後退が進む氷河:アイスランド視察の旅」

「氷河の国アイスランド」から2200年に全ての氷河が消滅するとは、いったいどのような地球になるのか・・・。
非常に心配です。
今できることをしっかりやっていかなければ。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。