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進む地熱利用:アイスランド視察の旅(5)

2015年08月10日 | エネルギー
暖房、温水利用、農業、融雪、工業など多方面に活用されています。

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アイスランドで豊富な地熱。
発電への利用が39%、そして熱利用が61%。

本日は熱利用の例を紹介しましょう。


この巨大なパイプは、地熱地帯に沸く約95℃の温水を50km離れたレイキャビック市へ送っています。
この温水は、市内のほとんどの住宅や事務所で、暖房や入浴、洗濯などとして利用されています。


私が泊まったユースホステルでも温水暖房。

小規模な温水噴出孔があれば、パイプで引いて、


温室へ誘導し、暖めていました。


内部ではイチゴが栽培。

最近、アイスランドではマンゴーやパパイヤなど熱帯性果物の栽培が盛んになってきており、ヨーロッパ各国へ輸出しようとしています。

短い夏を楽しむ人々。本日の気温18℃。

もちろんプールは温水。

国内の至る所にこのような噴出孔があり、以上の他には、道路融雪や水産養殖にも活用。
日本に輸出されるサーモンも地熱利用で養殖されています。

素晴らしい、アイスランドの地熱利用!

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