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「アイスランド自然協会」との交流:アイスランド視察の旅(6)

2015年08月11日 | 環境教育・ESD・ESD石川t
アイスランドを代表するNGOとの情報交換、すごく勇気をもらいました。

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8月7日午後、LANDVERNDアイスランド自然協会の事務所を訪ねました。
対応してくださったのは、理事長のFramkvamdastjoriさんです。

アイスランド自然協会は、会員数3900名を数えるアイスランド最大の自然環境系のNGOです。
専任職員6名が常駐し、事務所もレイキャビック市内中心部に構え、広々としたスペースを持っています。


約30のプロジェクトが進行中で、その内容は、生物多様性の保護、土壌流出防止活動、省エネ節電、環境教育、景観の維持など多岐にわたっています。
公共事業を行う際は、行政側と対等の立場で関わる権利をもち、政策決定にも強い影響力をもつそうです。

エコスクールの認定制度を主催し、学校へでかけて環境教育の授業も行っているそう。

エコスクール認定校に渡される旗です。

Framkvamdastjoriさんの言葉より。
「アイスランドでは地熱発電所の建設が進む。再生可能エネルギーの活用はよいことだが、発電所は景観に配慮して建てる必要がある」
「地熱を活用してアイスランドでも農業が盛んになってきた。しかし同時に土壌流出の問題も起こっているので対策が必要である」

前日、レイキャビック市エネルギー局を訪れた時、(その時の様子はこちらのページです)、まるで地熱は世界のエネルギー問題の救世主のように語られたのですが、やっぱり景観上の配慮も必要です。

また、アイスランド自然協会は環境教育にも力をいれていて、学校へゲストティーチャーとしてよく出かけるそうです。

私もNPO市民環境プロジェクトの会員であり、環境NGOの代表もしていたことがあります。
いろいろと悩みは尽きないのですが、この日は数多くのアドバイスをもらい、大いに勇気づけられました。

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