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アイスランドの火山

2010年04月17日 | 地質・地形・地球科学
火山灰は上空11kmと成層圏に達し、ジェット気流に乗って英国や北欧など欧州北部を広く被っています。主要空港が全て閉鎖となり、1万7千便が欠航。

(航路混乱に遭遇された方々には申し訳ありませんが)アイスランドは私たち「地学屋」にとっては大変興味ある国。

大西洋中央部には南北に長く「大西洋中央海嶺」と呼ばれる海底大活火山列が走っています。ここはいわば、「海底活火山」。
プレートが誕生する場所であり両側に拡大しているため、強い力で引っ張られています。地表に隙間ができているため、地下から次々とマグマが上昇し、火山列になっています。

中央海嶺が唯一海面上に頭を出しているのが、アイスランド。


温泉も多く、噴出泉も。


また地熱の活用も進んでいます。(写真は温水パイプ)


冒頭の写真は「ブルーラグーン」。年間40万人が訪れる人気観光地で、地熱発電所の排水が溶岩原に貯められた温水プール。乳白色のお湯は肌によく、温泉療法も行われているそうです。
写真はいずれも友人のMさん夫婦から頂いたもの。

今回の航空大混乱で有名になったアイスランドの火山ですが、大地の息吹を直接教えてくれる魅力ある地でもあるのです。
(一度行ってみた~い♪

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