長谷川先生のお話より抜粋して紹介します。
□ 17世紀後半、江戸は人口100万人、世界最大の都市。大量の食物が必要となり、生ゴミを地中に埋め発酵熱で温度を上げ、油紙で覆い野菜を促成栽培した。
(バイオマスエネルギーを利用した温室栽培だ!スゴ~イ)
□ 江戸では最初、埃が立つことを嫌い、道を石灰で固めたり石畳に変えた(いわゆる舗装)。しかし、夏場には高温になることに気づく。結局舗装をめくって土に戻し、夏は水を撒いて気温を下げるようにした。
(おお、早くもヒートアイランド現象が起こっていたのね。そして散水でクーリング!)
□ 東京湾をゴミで埋め立てて作られた「石川島人足寄場」。ここに軽犯罪人が収容され、①牡蠣殻から石灰を製造、②再生紙事業、③古くなった杭から炭団の製造、を行わせた。罪人の立ち直り教育施設でもあった。
(一大リサイクルプラントではないですか!)
□ 加賀藩金沢で活躍した修理・再生業者たち。
いずれも素晴らしい技をもっていた人たちである。
・甲冑師‥‥先祖代々受け継がれ、各人の身体サイズにあわせてリフォーム
・研磨師・鞘師‥‥刀を使う人の身長に合わせてサイズ合わせ
・蝋燭屋‥‥和蝋燭の燃えだれを回収して蝋燭に再生
・箒屋‥‥使い込んで先が曲がった箒は、先をカットしてまた箒に再生
・目立屋‥‥刃物ばかりではなく、使い込んだ石臼も再生
「このネクタイ、古い帯やネクタイをパッチワークにして仕立てたものなんです。江戸では衣類や布類は徹底的に再利用してましたから、僕も見習ってネ」
長谷川先生のお話はエピソード満載、笑いもいっぱい。90分があっという間でした。
☆~☆~まとめ~☆~☆
「江戸は、ゴミを減らすためのリサイクルではなく、モノを最後まで使い尽くす社会であった。使い捨て文化の現代人は大いに学ぶべきである」
ごもっとも~ 長谷川先生、いいお話をありがとうございました。
□ 17世紀後半、江戸は人口100万人、世界最大の都市。大量の食物が必要となり、生ゴミを地中に埋め発酵熱で温度を上げ、油紙で覆い野菜を促成栽培した。
(バイオマスエネルギーを利用した温室栽培だ!スゴ~イ)
□ 江戸では最初、埃が立つことを嫌い、道を石灰で固めたり石畳に変えた(いわゆる舗装)。しかし、夏場には高温になることに気づく。結局舗装をめくって土に戻し、夏は水を撒いて気温を下げるようにした。
(おお、早くもヒートアイランド現象が起こっていたのね。そして散水でクーリング!)
□ 東京湾をゴミで埋め立てて作られた「石川島人足寄場」。ここに軽犯罪人が収容され、①牡蠣殻から石灰を製造、②再生紙事業、③古くなった杭から炭団の製造、を行わせた。罪人の立ち直り教育施設でもあった。
(一大リサイクルプラントではないですか!)
□ 加賀藩金沢で活躍した修理・再生業者たち。
いずれも素晴らしい技をもっていた人たちである。
・甲冑師‥‥先祖代々受け継がれ、各人の身体サイズにあわせてリフォーム
・研磨師・鞘師‥‥刀を使う人の身長に合わせてサイズ合わせ
・蝋燭屋‥‥和蝋燭の燃えだれを回収して蝋燭に再生
・箒屋‥‥使い込んで先が曲がった箒は、先をカットしてまた箒に再生
・目立屋‥‥刃物ばかりではなく、使い込んだ石臼も再生
「このネクタイ、古い帯やネクタイをパッチワークにして仕立てたものなんです。江戸では衣類や布類は徹底的に再利用してましたから、僕も見習ってネ」
長谷川先生のお話はエピソード満載、笑いもいっぱい。90分があっという間でした。
☆~☆~まとめ~☆~☆
「江戸は、ゴミを減らすためのリサイクルではなく、モノを最後まで使い尽くす社会であった。使い捨て文化の現代人は大いに学ぶべきである」
ごもっとも~ 長谷川先生、いいお話をありがとうございました。
まちづくり関係のお話も聞いてみたいです。
こちらでも木質バイオマス、ちょっとだけ進展の気配が。また情報交換をよろしく!
歴史やまちづくり関係の話もすごくて、おもろい人や~~。
木質バイオマスの計画もちょっとずつ進んでいます。
江戸の心を取り戻して現代生活にぜひ生かしていきたいものです。
嶋多たつおさん、いつもご訪問とコメントをありがとうございます。
お言葉を頂くとホント嬉しいです!