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国連大学「地熱の学校」:アイスランド視察の旅(3)

2015年08月08日 | エネルギー
途上国の若者を集めて地熱関連技術を教える国連施設が、レイキャビックにあります。

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8月7日、訪問しました。
レイキャビック市内の集合ビルの1階に、国連大学「地熱の学校」があります。
入口の看板は至ってシンプル。



入ると毎年の受講生の写真がズラリ。
説明をして下さったのは、アイスランド人で地球環境科学が専門のMalfridurさん。

ここでは世界中の途上国から推薦を受けた、各国政府や大学、地熱関連企業の青年(40歳未満)が集まり、6か月間のプログラムで学んでいます。
その出身国は世界中58か国に及びますが、特に多いのはケニヤと中国。


設立は1979年で毎年参加人数は増えています。

これまでの累積参加人数は、538名。
世界の地熱関連技術はここから広まっている、といっても過言ではありません。

受講生は地熱科学、ボーリング技術、熱水化学、深地層地質など9つのコースに分かれて、専門家約50名から学ぶのです。



アイスランドは世界の地熱をリードする国。
小さな国だけど、素晴らしい世界貢献。拍手!

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