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ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

北海道大学・苫小牧研究林

2010年08月17日 | 生物多様性
北海道大学の苫小牧研究林については、以前読んだ「森林と人間」(石城譲吉元研究林長の著書:岩波新書)で知り、訪れたいと思ってきたところです。
今回ようやく願いがかないました。

研究林は苫小牧の市街地に隣接しています。





筆者の石城氏が苫小牧演習林(現:研究林)へ林長として赴任したとき目にしたのは、植林されたまま放置され荒廃しきった森でした。

石城氏はヨーロッパの都市林をイメージしながら、自然の再生力を尊重し共生の森作りを開始します。枯れ木や暴れ木などを伐り健全な樹木を残して根張りを良くしたところ、森は広葉樹の二次林として見事に蘇るのです。


私が訪れたのは早朝。散歩、ジョギング、サイクリングなどを楽しむ市民の姿が多く見られました。


森林展示館


敷地内の湧水から流れだす幌内川では、設置されていたコンクリート護岸や堰堤を撤去し、川の横に池を掘りました。するとまもなくヤマメ、イトウなどの魚類や鳥類が棲むようになり、池の縁には多様な植生が美しく広がってきました。


この幌内川は苫小牧市の水道水源に使われています。


一般公開の域内なら自由に出入り、美しい森を楽しむことができます。また幌内川での水遊びも楽しそう~
駐車場も林内にあって便利ですよ。ぜひ一度いらっしゃってくださいね。
北大苫小牧研究林のHPはこちら


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