ブナの中庭で

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白山の雪形

2010年05月11日 | 山のいろいろ
5月も半ば、白山の雪解けが進んでいます。
私の住む石川県南加賀からは白山が真正面。雪が融け地肌が見え始めてきました。するとそこに浮かび上がってくるのは、「雪形」。

白山の雪形については、石川県自然保護課の小川弘司氏が長年研究されています。
氏の研究によると、白山の主な雪形として以下のようなものがあるそうです。

・「猿タバコ」(タバコを吸っていたおじいさん):5月上旬、畦塗りの目安
・「牛に乗った袈裟かけお坊さん」:4月下旬、農作業の開始
・「苗男」(苗を入れた籠を下げ天秤棒を担ぐ人):5月上旬:田植えの目安
・「水竜・火竜」:4月下旬~6月、水不足を予測

 
(右)「猿タバコ」、(左)「牛に乗った袈裟かけお坊さん」

これら研究成果は「白山の雪形」として公開され、下記で入手が可能です。ダウンロードもできます。



「白山の自然誌シリーズ29:白山の雪形」
 石川県白山自然保護センター
  〒920-2326 石川県白山市木滑ヌ4 TEL:076-255-5321、FAX:076-255-5323
  ダウンロードはこちらから

まだ他にもいろいろありそうです。今の時期の楽しみに見つけてみましょう


(以上写真撮影:小川 弘司さん)

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