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ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

金華山(329m)

2009年01月04日 | 山登り
パートナー氏の実家が金華山の山裾にあるので、岐阜に行くと登ります。ハッキリ言って、いい山、素晴らしい山です。
人口40万都市のど真ん中にありながら、鬱蒼と茂る照葉樹林は原生林。長らく伐採を厳しく禁止されてきたそうですよ。
金華山の山頂に燦然と輝く岐阜城。戦国時代は斎藤道三の居城であり、永禄10年(1567年)に織田信長がこの城を攻略し、岐阜を天下統一への策源地として整備を施すのです。

金華山には10本の登山道が作られています。


1月3日、私が辿ったコースは1日に2回山頂に登るもの。
長良川沿い登山口→鼻高コース(登り)→山頂→めい想の小経(下り)→岐阜公園登山口分岐→馬の背コース(登り)→山頂(2回目)→百曲がりコース(下り)→登山口

長良川沿いから鼻高コース。ここは一説によると「難攻不落」といわれた金華山岐阜城を、永禄10年(1567年)木下藤吉郎が攻めて落城し織田信長に明け渡します。そのとき藤吉郎が馬をせきたて駆けあがったのが、ここ鼻高コース。なるほど、城を裏から突く難コースコースでした。

登山口。現在は整備されていないので、自己責任で通行とのことです。


ずっとジグザグの急傾斜道が続きますが、照葉樹林が素晴らしいです。


林床にはシダ類のヒトツバがつややかな葉を茂らせていました。


金華山山頂の碑。なお、二等三角点は岐阜地方気象台金華山測候所の敷地内にあります。


眼下には岐阜の街と長良川、遠くには真っ白に輝く伊吹山、きれ~い


平らな濃尾平野には金華山をはじめとして、標高300mに未満で急傾斜の山が多数点在しています。それはなぜでしょう。
実は古生代ペルム紀~中生代はじめ(約3~2.4億年前)に海底で堆積し形成されたチャートという固い地層からなるため、侵食されずに残ったのです。

チャートは金華山のどこでもみられますが、ここ馬の背コースが最も顕著です。


金華山山頂に燦然と輝く岐阜城。ここで織田信長は何を思ったのか。天下統一の策を練ったに違いありませんね。


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