環境問題分野で世界的オピニョンリーダーのひとり、レスター・ブラウン氏。
彼によると、「この2年で米国、中国、欧州を中心に再生可能エネルギーの開発が、かつてないほどの規模とスピードで進んだ。驚くべき速さだ」と評価しています。
(以下はレスター・ブラウン氏のインタビュー記事より抜粋し紹介)
レスター:「なんと言っても世界的に進んだ再生可能エネルギーの開発と普及でしょう。その広がり方は、化石燃料を含むこれまでのエネルギー開発のなかでも、前例のないスピードと言えるものです」
「これまでもドイツなど欧州では、再生可能エネルギー政策が効果をあげ他国に先んじて風力発電や太陽光発電が急速に広がった実績があります。しかし、この2年間の動きに限れば、注目すべきは米国と中国」
再生可能エネルギーのなかで最大量を占めるのが風力発電。現在、風力発電国は1位米国で、2位が中国、3位ドイツ、4位スペイン。
レスター氏:「国別の風力発電可能容量は2007年まで長年ドイツがトップでしたが、08年末には米国が2500万kwで1番になり、さらに09年末には3500万kwと1年で4割も増えました。増加率では中国が米国を上回ります。中国は08年時点で1220万kwと世界4位でしたが、1年後の09年には2580万kwと2倍になり、スペイン、ドイツを一気に抜き去りました」
レスター氏:「日本が温暖化防止に積極的なのは私も知っています。ただ、再生可能エネルギーの開発という点では、ガッカリしていることが1つあります。なぜ、日本はもっと地熱エネルギーの活用に力を入れないのかといった点です。地熱は日本で最も有望な再生可能エネルギーだと思います。日本は2020年までに(1990年比で)25%のCO2削減を目指していますが、地熱を本気でやれば50%の削減も可能だと思います。火山国日本は地熱資源の豊富さは世界でも有数。ぜひ、地熱のリーダーを目指すべきです」
(引用はここまで)
世界で始まっている「自然エネルギー革命」とも言うべき、自然エネルギーへのシフト。
日本もいい加減に本腰を入れないと、世界に取り残されてしまいそうです。
(冒頭写真はガラパゴス島のリクイグアナ。
あ、記事の内容とはあまり関係がなかったですね)
彼によると、「この2年で米国、中国、欧州を中心に再生可能エネルギーの開発が、かつてないほどの規模とスピードで進んだ。驚くべき速さだ」と評価しています。
(以下はレスター・ブラウン氏のインタビュー記事より抜粋し紹介)
レスター:「なんと言っても世界的に進んだ再生可能エネルギーの開発と普及でしょう。その広がり方は、化石燃料を含むこれまでのエネルギー開発のなかでも、前例のないスピードと言えるものです」
「これまでもドイツなど欧州では、再生可能エネルギー政策が効果をあげ他国に先んじて風力発電や太陽光発電が急速に広がった実績があります。しかし、この2年間の動きに限れば、注目すべきは米国と中国」
再生可能エネルギーのなかで最大量を占めるのが風力発電。現在、風力発電国は1位米国で、2位が中国、3位ドイツ、4位スペイン。
レスター氏:「国別の風力発電可能容量は2007年まで長年ドイツがトップでしたが、08年末には米国が2500万kwで1番になり、さらに09年末には3500万kwと1年で4割も増えました。増加率では中国が米国を上回ります。中国は08年時点で1220万kwと世界4位でしたが、1年後の09年には2580万kwと2倍になり、スペイン、ドイツを一気に抜き去りました」
レスター氏:「日本が温暖化防止に積極的なのは私も知っています。ただ、再生可能エネルギーの開発という点では、ガッカリしていることが1つあります。なぜ、日本はもっと地熱エネルギーの活用に力を入れないのかといった点です。地熱は日本で最も有望な再生可能エネルギーだと思います。日本は2020年までに(1990年比で)25%のCO2削減を目指していますが、地熱を本気でやれば50%の削減も可能だと思います。火山国日本は地熱資源の豊富さは世界でも有数。ぜひ、地熱のリーダーを目指すべきです」
(引用はここまで)
世界で始まっている「自然エネルギー革命」とも言うべき、自然エネルギーへのシフト。
日本もいい加減に本腰を入れないと、世界に取り残されてしまいそうです。
(冒頭写真はガラパゴス島のリクイグアナ。
あ、記事の内容とはあまり関係がなかったですね)
政府もやることがよくわからん。
「地熱を本気でやれば50%の削減も可能」ということがもっと広く国民に知られ、建設がすすむ機運が高まるように願っています。