ブナの中庭で

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地震ボランティア in 石巻(2)

2011年03月22日 | いろいろ
被災の各地では次第にボランティアセンターが立ち上がり、受け入れも始っています。
「まだ受け入れしていないのでは」という声を聞きますが、そんなことありませんよ。

私が訪れた宮城県石巻市は3月19日から受入れが始まりました。
ボランティア受付場所は、石巻の郊外にある石巻専修大学です。


3月20日朝の様子。まだ受け入れが開始されたことが知られておらず、訪れる人は数人程度。

ボランティアに訪れる人々を報道しようと待ち構えていた報道関係者も、手持無沙汰の様子。

まずは避難所へ救援物資を届ける仕事。


全国から届けられる大量の物資は、被災者でもある中学生たちの手により、次々と運び込まれていきました。

頼もしい中学生たちであることよ!

3カ所の避難所に救援物資を下ろしました。
どこの避難所も仕事当番を決めてうまく運営されており、現場スタッフの方々のご努力が伝わってきます。


ボランティアセンターから依頼された仕事の後、津波被害が受けた地区を訪れました。
これまでしてきた地震ボランティアの経験(中越、中越沖、能登半島沖の各地震)から、「家屋の片づけ」のニーズが一番高いはずなのですが、今回は依頼がありません。

「被災者が遠慮してボランティアセンターに依頼していないのかも」
と私たちは考え、直接津波被害地域に入ることにしました。


すると案の定「うちの泥をなんとかしてもらえませんか」の声が‥‥


石巻の街中で60年続いた中華料理店の方でした。

1階部分は奥の調理場まで津波が入り、一面の泥水状態。
もう地震から9日が過ぎているのに、大変です。

泥水を掻きだし、家具や調理器具などを泥を払って外に出しました。


ここで日も暮れ真っ暗となった(停電中)ので作業終了。
私たちの活動を見て「明日必ず来て下さいね」とボランティアの予約が入ります。

ボランティアセンターのある石巻専修大学に戻り、グランドの片隅に持参したテントを張って、眠りました。

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