風力発電大国、デンマーク

３年前、仲間とデンマークへ環境の視察に行きました。
私達は自然エネルギー（風力・バイオマス）、自転車の活用、環境教育等をテーマに、精力的に回りました。訪問先は首都のコペンハーゲンと知人が暮らすオーフス市です。

このデンマークで強烈に印象づけられたのが、風力発電です。
畑にも牧場にも、丘の上にも海岸にも、とにかく沢山の風車が回っていました。



陸上だけではなく、海洋上にも！


帰国後に調べたところ、デンマークは電力全体の２割以上を風力発電でおこしています。


発電量では世界第６位ですが、人口千人あたりの発電量は世界一！
　　１位　デンマーク　　577.9ｋＷ　（全電力の２１％が風力）
　　２位　スペイン　　　265.4ｋＷ
　　　　　日本　　　　　　1.3ｋＷ‥‥低すぎて順位不明　（なんてこった！　　）
　　　　
このページ冒頭の写真は、早朝のコペンハーゲン港で撮ったもの。
アンデルセン童話の「人魚姫」の銅像を写したのですが、バックに沢山の風車が回っているの、わかりますか？（シルエットです）
このように都市の中にも数多くの風車があるんですよ。
（ちなみに高い煙突は温水配給工場のもの、たなびいているのは水蒸気。ご安心を、人魚姫は煙たがってないよ～）

デンマークは国内向けだけでなく海外へ風力発電機を多数輸出しており、デンマークの有力産業の一つとなっています。
ちなみに世界一の風力発電会社はデンマークのベスタス社。
ベスタス社HP
（日本もたくさんデンマークから購入しています。）

風力発電産業による雇用効果も大きく、「北欧の小さな国デンマーク」は、風力では世界の大国なのですね～。
（素晴らしいなぁ）