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日本は自然エネルギー導入に後ろ向き?

2010年01月09日 | エネルギー
EUは2020年に自然エネルギー比率を20%とする目標を立てて、各国政府は強力な支援策を発表しています。
一方日本政府は、具体的な数値目標を発表していません。
(ただし民主党は2020年に10%としていて、これが政府目標になることに期待しています)

さて、日本の自然エネルギーの現状はどうかな?
ざっと見てみましょう。

●風力 
 導入実績 185万4千kW
 利用可能量 2500万kW
 導入目標 1280万kW(環境省)
 発電コスト 10~14円/kWh
コストの安さは自然エネルギーでトップ!だが他国に比べて国の支援が極めて手薄のため普及進まず‥

●地熱
 導入実績 53万kW
 潜在量 2347万kW
 導入目標 95万kW
 発電コスト 9~22円/kWh
日本は世界第3位の資源量をもちながら、10年間新設なし近隣の温泉の建設反対や自然公園法が障壁になるため‥

●小型水力
 導入実績 20万kW
 利用可能量 300万~500万kW
 導入見込み 147万kW(環境省)
 発電コスト 12円/kWh
「水利権」が導入障壁となり新設が進まない‥‥

●バイオマス
 導入実績 2億4千万トン(主に堆肥への利用で発電はまだ少ない)
 利用可能量 3億2千万トン
 発電コスト 32円/kWh
間伐材などの利用が今後期待されるが、コストが高い

●太陽熱
 導入実績 61万kℓ、200万台(主に太陽熱温水器)
 潜在量 3342万kℓ
政府援助が手厚い太陽光発電に押されて停滞気味
全くホントに「自然エネルギーに厳しい国ニッポン」。このままじゃ世界に置いていかれるよ~

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