働く大人になりたいね!!

軽度発達障害の亮が中学校を卒業して就職できる日までの奮闘記です。ヽ(^。^)ノ

シール張り

2005-07-04 13:42:59 | 発達障害
亮がまだ幼稚園の頃、
小学校の発達学級を持っているかず子先生にいろいろ指導を受けた。
お兄ちゃんが二人いるので、授業参観の時など
かず子先生のところに顔を出して懇意にしてもらった。
かず子先生はほんとうに厳しくて甘えは許さないような先生だった。
でも、それはその子のためで、本当に子どもたちのことを
考えているとわかるから共感ができたし、話も聴くことができたのだと思う。

まず小学校に上がったら、いやでも40分は座ることができなければ
いけないと、机に向かわせる姿勢作りから始まった。
その第一歩がシール張りだ。
手書きの100マスのコピー紙に一つずつシールを張るのだ。
文房具屋さんにある普通の丸いシールだ。
赤とか緑とかいろんな色があると思うけど
そのシールをとにかく自分で取って張るだけ。
(その当時のものはすべて処分してしまったので
マスはもっと少なかったかもしれないけど…)

そんな簡単なことが亮にはできなかった。
気分がのる時は早い時間でできるが、それがのらないと
1時間でも2時間でも椅子の上でごねる。
親と子どもの戦いだ。私はそばについて
脅したり、なだめたりすかしたり、とにかく
こんな簡単なことがなぜできない?と
イライラは爆発!!亮は私を試すように暴れる。

とにかく毎日やらなければいけないとプレッシャーもある。
子どもが幼稚園から帰ってくれば、お友達とだって
遊ばせたい。上のお兄ちゃんの習い事や用事だってある。
亮ばかりにかまっていられない。スイミングもあったし…
あの頃はほんとうにどうやって過ごしたのだろう?と
思うぐらい毎日が忙しかった。

かず子先生にやった用紙を見せて(何分かかったか時間も書く)
何ヶ月が過ぎた頃、今度は鉛筆を持って
シールの代わりに○を書かせる。
普通の子だったら10分もかからないだろう。
こんなことになんの意味があるのだろう?と
親も悲しいのと、なぜできないの?という情けないのと
自分の育て方が悪かったのかと責める事も多々あった。

時には机を叩いたり、大きな声を出したり
威嚇して無理やりやらせ、泣かせることもしょっちゅう。
手を上げたこともある。ヾ(_ _。)ハンセイ…
言葉の暴力でどれだけ亮を傷つけたかしれない…
亮が可愛いのに、憎らしくってしかたないこともあった。
なぜ自分ばかりが…他の子どもと比べても仕方ないのに比べてしまう。

今思うと、世間体を気にしたり、自分の子どもが普通じゃないって
認めたくない思いが強かったのかもしれない。。。

あぁ…書き出したら止まらない…ヤバイなぁ~

まぁ、そんな亮だけど、先日ききょうさんのところの
6月30日付けの日記の写真を見せて、
「亮、小学校入る前にこういうのやったの覚えてる?」
って聞いたら、全く覚えていなかった…
ってことは、あの鬼母の顔もしたことも忘れているのかな?
と安心したのでした。と同時にあれだけ必死にやったことも
覚えていないなんて、、、
あの努力はいったいなんだったの???

でも、あの時があったから小学校も無事入学して
それなりに過ごすこともできたのではないかと思う。


3 コメント

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だから今がある (りょママ)
2005-07-05 07:46:16
>でぃじーさん

全然、気にしないでぇ~

誰でも、大なり小なり悩みはあるもの。

人から見たら、「なんでそんなことで?」って思うようなことも

実は、死ぬほど辛いことだったり…

でぃじーさんにもきっと悩んでいることもあるかと思います。

でもね、亮がいなかったら、普通なら知り合えないような人と出会ったり、知らないで通せたことも、いっぱい勉強したりして、人の倍人生楽しんでいるのかもしれません。

それに、いろんな人に支えられて生きていることに(^人^)感謝♪できるようになるってちょっと素敵だと思わない?

人を騙したり、傷つけるようなことだけはしたくないですね…



でぃじーさんが私と知り合って少しでもこういう子どもたちがいるということを知ってもらって応援してもらえれば

すごく嬉しいです。

これからもよろしくお付き合いお願いしますね。

でぃじーさんは、もう何度もアメリカに行っているんですね~。。。すごいっ!!でも、何も覚えていないって言うのも悲しい時ぃ~~♪ですね…(笑)



>ききょうさん

そうですよね。決して無駄じゃなかったですよね。

ところで、二つ上のお兄ちゃんにも聞いたら、私が亮とやっていたことは覚えていたようです。(笑)

でも、すごく怒って泣かせていたことは覚えていないようです。

う~~~ん、やっぱり子どもにとってはいつも大好きな優しいお母さんなのかな?(言ってない、言ってない…
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うん・うん・うん・だよね~ (ききょう)
2005-07-04 21:53:42
気持ちがよ~く分かりますうちの写真見せてくれて嬉しいです

やったことを憶えてるかどうかは期待できないよねーでも、その時期それが頭の体操になり、指先の訓練になってスッテップアップしていったのは間違いないはずなので…よし!としましょう。だってさ~うちの下のこ(普通の子のはず)3歳の時に引越ししてきたんだけど、5ヶ月たった時に以前の家の前に行っても「ここどこ?」だって

でぃじーさんがいうように、うちの子も他人の家の階段から落ちた事は細かく憶えてるのです。家族で生活していた場は一体なんなの~
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Unknown (でぃじー)
2005-07-04 19:05:04
ごめんなさい、私はりょママさんの側面しか知りませんでした。

いつも明るくて元気なりょママさんの事しか

知らなかったです。

発達障害を抱えたお子さんを持つって事は

思いも及ばない苦労もあったことでしょうね。

でもその苦労から強くなって、明るくて元気なりょママさんが出来たのでしょうね。

亮くんはそんなりょママを選んで生まれてきたのでしょうね。

日記を読んで頭が下がる思いです。

たくさんの人に知って貰って、

たくさんの人の理解が得られたらいいなぁと思います。



そうそう、うちの娘は小3の時に初めてアメリカに

連れて行ったんだけどね、6年生の時にまた同じところに行ったのに、何にも覚えてなかったの

子供ってそんなものかも・・・。

ただね、帰りの飛行機で吐いちゃったんだよ。

それだけ鮮明に覚えてて・・・。

なんだか情けなかったよ~。
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