<Tea party>
- 厨房。食事をしている戦人。10月5日はテストの後丸一日何にもなかったという。
- テストの後、戦人が真里亞の所在を問うと、礼拝堂へ行けと答え屋敷に引っ込むベアトリーチェ。
- 礼拝堂。扉の前に鍵束があるだけで、誰もいない。礼拝堂の扉に合う鍵ではない。
- 鍵束はマスターキーのようだ。それを用いて屋敷に入る戦人。屋敷には異臭が漂う。
- 食堂。郷田たちから伝え聞いていた夏妃たちの遺体を見つける戦人。全員頭部が半分破壊されている。
- 6人以外に真里亞の遺体も見つかる。楼座の遺体のそばに安置されている。一見外傷はなく、泡を吐き出したような痕跡があり、毒殺の様。
- 戦人は真里亞がテストのため礼拝堂に向かったと思っている。
●真里亞のテスト
戦人視点ではないが、真里亞は行先を告げずにテストの場所に向かった。ベアトリーチェに真里亞の所在を尋ねたら、礼拝堂に行けと言われたから、そこが真里亞のテスト場所だと勘違いしたのではないか。
- 戦人は、蔵臼たちや、郷田たちから聞かされた「落とし穴」を探すが、その痕跡すらない。
- 朱志香の部屋。鍵がかかっていたが、マスターキーで中に入る戦人。受話器が外れたままで、その脇に朱志香の頭部半壊した遺体が見つかる。
- 戦人が思い出す朱志香との電話。「やられちまったぜ。」「戦人が来た時には、私は頭を半分ブチまけた死体だよ。」「譲治兄さんも駄目だった。ありゃあ、即死だ。」
- 朱志香の部屋からは東屋は屋根しか見えない。朱志香は譲治より先にテストに向かっている。
- 客室。外れたままの受話器の脇に霧江の遺体。額に杭が打ち込まれている。戦人はそれを引き抜く。
- 戦人が思い出す霧江との電話。“鍵穴から襲ってくる黄金の糸”。
- 郷田たちも蔵臼たちも朱志香も霧江も、みんな一貫して、金蔵が魔女や悪魔を呼び出し、魔法で人を殺していると証言した。
- 裏口扉のすぐ近く。蔵臼の頭部半壊した遺体を見つける戦人。頭部の損壊部に杭が打ち込まれている。
- 裏手の井戸。すぐ近くに南條と紗音の遺体が見つかる。紗音の頭部は半壊。南條のおそらく同様。杭は近くに置かれているだけで、突き刺さっていない。
- 井戸には鉄格子で蓋がされている。戦人は霧江から、この井戸が九羽鳥庵に至る地下道へ続くと伝えられている。
- 園芸倉庫。蓋をこじ開ける道具を取りに来た戦人だが、シャッターは鍵で閉ざされている。
- シャッターを開ける道具を探すうち、異臭の発生源がボイラー室とわかる。ボイラー室には多数の大型工具と、ボイラーの中で燃やされている両足が6本指の焼死体。
- 工具で倉庫のシャッターを破り、中に入る戦人。熊沢と郷田はロープで首を吊られているが、ロープは足が届く長さ。額に銃で撃たれたような跡。
- 郷田のズボンのポケットに、園芸倉庫の鍵とプレートが付いている鍵が入っている。
- 戦人は、自分+死体16+嘉音=18人でカウントしている。
- 戦人は霧江から、嘉音は井戸を登っている時に殺されて、井戸の底に転落したと聞かされている。
- 戦人は井戸の鉄格子の蓋の破壊を試みるも、断念。
*嘉音は死亡している。霧江たち5人の中で、一番最初に死亡した。つまりは、9人目の犠牲者というわけだ。
- 厨房。事件を考察するもさっぱりワケがわからない戦人。
- ゲストハウスに戻る途中、ベアトリーチェの肖像画の前で迎える24時。
●Ep1~4の総括バトル
ここで登場する赤字はすでにここまでの推理に用いています。
*(Ep2)マスターキー全ては楼座が管理した!
*(Ep3)譲治はゲストハウスの階段を降りてはおらぬ。
*(Ep3)外部へ通ずる窓も扉も全て内側より施錠されていたぞ。しかもそれらの施錠は全て、外側からは不可能!
*(Ep4)親族会議に居合わせた全員が、金蔵の存在を認めた!
*(共通)全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!
※この赤字はEp5でも用いられているので、(共通)である。
*(共通)4つのゲーム開始時の金蔵の生死設定は全て同一である。第4のゲームのみ設定が異なることは無い…!
*(共通)全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!
*(共通)妾はこれまで、この島には19人以上の人間は存在しないと宣言してきた。それを、金蔵の分、1人減らす!!
*(共通)この島には18人以上の人間は存在しない!! 以上とはつまり18人目を含めるぞ。つまり、18人目のXは存在しないッ!! これは全ゲームに共通することである!!!
*(Ep1)二人は他殺である! 密室構築後に片方を殺害の後に自殺したのではない! また、殺人は執行者、犠牲者が共に同室して行われた! 執行者が室外から殺害する手段は存在しない!
*(Ep1)全ての生存者にアリバイがある! さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!
*(Ep1)嘉音は自殺ではない。
*(Ep1)同室していた真里亞は殺していないぞ! そしてもちろん三人は他殺だ!
*(Ep1)身元不明死体について、その身元を全て保証する。即ち、替え玉トリックは存在しない!
※この赤字はEp1でしか用いられていないので、無断で他のEpには応用できない。
*(Ep1)夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!
*(Ep1)夏妃の額に埋まりし銃弾は、夏妃の銃から放たれたものではない!
*(Ep2)真里亞の鍵は、真里亞受領後から翌日の楼座開封の瞬間まで、誰の手にも渡っていない!!
*(Ep2 or 共通)金蔵の書斎以外にオートロックの扉は存在しない!
※多分(共通)だが、Ep2だけの設定である可能性もある。今のところどちらでも影響がないので保留。
*(Ep2)6人は発見時にすでに全員死亡していた! 全員が他殺だ! 6人は全員が純粋な犠牲者であり、相互の殺人には関与しない! 相打ち殺人は存在しない!!
*(Ep2)あの礼拝堂には誰も隠れていなかった。よってその、引き篭もり密室は通用しない!
*(Ep2 or 共通)彼らは異なる人物を嘉音と誤認することは絶対にない!
※これも多分(共通)。Ep2のみと逃げるには何か伏線が必要となろう。
*(Ep3)マスターキー5本は全て、5人の使用人の懐よりそれぞれ発見された! 個別の鍵は死体の傍らの封筒の中に! つまり、連鎖密室にかかわる全ての鍵が、連鎖密室内に閉じ込められていたわけだ!! ドアの隙間だの窓の隙間だの通気口だのッ、そんなところを使って密室外から鍵を戻すことなど出来ぬぞ!!
*(Ep3)彼ら全員には致命傷となった銃創と思わしき傷痕があったぞ! 室外からの殺害は不可能だぞ!! さらに赤を重ねようぞ! 金蔵を除く5人の殺人の際、殺人者は必ず同室していた! 自殺者がいないことは当時に赤で宣言済みだ!!
*(Ep4)………右代宮戦人。今から私が、あなたを殺します。
*(Ep4)………そしてたった今。この島にはあなた以外誰もいません。この島で生きているのは、あなただけです。島の外の存在は一切干渉できません。
*(Ep4)………この島にあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのに私は今、ここにいて、これからあなたを殺します。
●私は、だぁれ…?
正直言うとEp7まで答えがわかりませんでした…
六軒島にはもう戦人しかいないのに、それでも戦人を殺し得るというのであれば、トラップ殺人しかない。しかもこのトラップは戦人が島のどこにいても殺し得るものだ。
これと似たようなことはEp2のラストでも描かれており、“この島のどこにも、生き延びることのできる場所はないッ!!”と言いながら楼座が真里亞を連れて逃げ回るシーンがそれだ。
後は、Ep1で最後まで殺されなかった者も、後の現場検証で体の一部しか発見されない凄惨な状況に置かれることになり、結局死んでしまう。つまりそのトラップが、複数の人体を木っ端微塵にするほどの威力のあるものだと示唆されている。
例外としてEp3では碑文を解いた絵羽は生き残る。碑文を解ければ生き伸びる場所に行きつくことはできるらしい。
そして、どのゲーム盤でも2日目24時までしか物語は描かれない。
以上より、2日目24時に、碑文を解けなかった者以外の生き残り全てを、吹き飛ばして殺すトラップが存在することが示されている。それが“私”であり、ぶっちゃけ爆弾というわけだ。
●ベアトの絶望
ベアトは全く本気で戦っていない。メタ戦人がふざけた青を出してもあえて反論せず、とりあえず戦人が勝利する体を整えて、自分は本気で死のうとしている。ここまでベアトが絶望した理由は、やはり戦人の罪を問うテストだろう。そもそも戦人が何も覚えてないのはここまでの態度からわかりきったことだ。それでももしかしたら覚えているかもしれないと希望を持っていればこそベアトも勝ち目の薄いゲームに挑むことも出来たのだろう。ところがとうとう、直接聞いて確定してしまった。本当は聞くべきではなかったのに、わざわざ聞いてしまったのは、ベアトの致命的なミスだ。
<????>
●ラムダデルタの赤
ここで登場する赤字もすでにここまでの推理に用いています。
*(Ep1)……ベアトは、第1のゲームにおいて、身元不明死体について、その身元を全て保証する、とはっきり明言している!
*(Ep1)嘉音は事故死ではない!
*(Ep1)源次、熊沢、南條は殺人者ではない!
*(Ep1)夏妃を射殺したのはトラップじゃなく、ちゃんと銃を構えて引き金を引いてしっかり射殺したのよ!
*(Ep2)礼拝堂での6人の殺害時、犯人は礼拝堂内にいたわ!
*(Ep2 or 共通)嘉音の名を名乗ることが出来るのは本人のみ! 異なる人間が名乗ることは出来ない!
※これもEp2のみとするのは甘え。(共通)として扱う。
*(Ep2)楼座がマスターキーを管理して以降、それら全ては一度たりとも彼女の手を離れていない! 夏妃の部屋を開錠した時に戦人に貸し出した際を除いてね。
●奥の手
ラムダデルタがこうもゲーム盤についての赤字を連発できるのは、ベアトの後見人として、全ての真実を理解しているから。そんなラムダデルタが、ベアトは奥の手を隠していると言うなら、そうなのだろう。だが、ベアトが本当に絶望しているとはまだ思っていないようだ。
ベアトは本当に絶望していながら、まだ奥の手を隠している。それはつまり、奥の手を隠さざるを得ない状況だったということだろうか。
●引き分けに賭けるラムダデルタ
ベアトもメタ戦人も、ともにハッピーになれば、それも引き分け。永遠の引き分けは永遠の幸せ。
<<Ep4考察>>
★第一~八の晩
戦人は戦人視点で譲治、夏妃たち、6人以外に真里亞、朱志香、霧江、蔵臼、南條、紗音、6本指の焼死体、熊沢と郷田の16人の遺体を見つけている。夏妃たち6人というのは曖昧だが、戦人が16人を数えたうえで特に不審に思っていないのであれば、絵羽、留弗夫、楼座、夏妃、秀吉、源次の6人の遺体で間違いないと考えて良いだろう。6本指の焼死体は実は金蔵ではないかもしれないが、金蔵はすでに死んでいるので問題ない。そして、嘉音は死亡しているので、戦人と機長の川畑以外全員死亡していることが確定する。
機長の川畑が関わっている可能性はまだ否定できないが、一旦おいといて、他の可能性を模索する。
そうなると、最後に死んだ人物は他殺ではないはずだが、その人物の遺体の傍らに凶器が見つかっていないのがポイントだ。つまり、凶器を処分し自殺した人物が存在する。まず9人目の犠牲者なので嘉音ではない。金蔵はすでに死んでいるのでもちろん違う。蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、夏妃、秀吉、霧江、源次、熊沢、郷田は、頭部が半壊していたり、額に銃痕があったりと、凶器なしには自殺できないので彼らも違う。ただ、南條と紗音は、彼らも頭部半壊死体だが、すぐ側に鉄格子でしか蓋をしていない井戸があるので、凶器と重しをロープでつなぎ重しを井戸の中に垂らしてから自殺するという古典的な方法で凶器を処分できる。そして真里亞は、凶器を処分した後毒で自殺をしたという可能性もある。従って、真里亞、南條、紗音のいずれかが最後に凶器を処分し自殺した真犯人、もしくは共犯者である。
嘉音は9人目の犠牲者なので碑文殺人のすべては実行できない。だが他の者には最低でも碑文殺人を全て遂行したうえで、共犯者に殺されたという可能性は残る。
郷田たちも蔵臼たちも朱志香も霧江も、みんな一貫して、金蔵が魔女や悪魔を呼び出し、魔法で人を殺していると証言したので、彼らは偽証者である。共犯者かもしれないし、脅されているだけかもしれない。郷田たちとは郷田と熊沢のことだが、蔵臼たちのなかで、戦人視点で確かに戦人たちと電話したのは蔵臼と霧江だけだ。従って蔵臼、朱志香、霧江、熊沢、郷田は確定で偽証者。
★まとめ
以上より、碑文殺人としての第一~八の晩を全て遂行し得たのは、蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、真里亞、夏妃、秀吉、霧江、南條、源次、紗音、熊沢、郷田、機長である。
共犯者は、真里亞、南條、紗音のいずれかが疑われる。
偽証者は、蔵臼、朱志香、霧江、熊沢、郷田は確定。
★まとめ(補足)
【リスクの軽減】
Ep4では、1日目の24時までに事件のほとんど全てが終えられており、Ep1~3と大きく異なる。魔女の気まぐれといえばそれまでだが、Ep2で、真里亞がベアトリーチェについて語る時、魔法にはリスクが必要であり、碑文は魔女が示した純粋なリスクだと言っている。ところがEp4では碑文を解く猶予がほとんど与えられていない。つまり、“魔法”を成就するために必要なリスクを軽減してしまっているのだ。碑文の掲示自体は長らく行なっているのでリスクをゼロにしたわけではないとはいえ、これはベアトリーチェの理念に反する行為だ。つまりこの短期決戦は気まぐれではなく、そうせざるを得ない事情があったものと考えられる。
【共犯への誘い】
黄金はすでに真犯人もしくは黒幕の所有物となっており、真犯人は多量の黄金を任意に利用できる。そしてその黄金をちらつかせて真犯人はゲーム盤毎に、四兄弟のうちだれか一人をランダムに共犯者に選んでいると思われる。
さて、四兄弟を共犯に誘う時、何と言って誘うか。いざ事件が始まってからそこまでするとは聞いてないと言われては困るので、碑文に沿って13人殺すことは正直に話していると思われる。そして、5人の生き残りの中に家族を含めるので協力してほしい、報酬に臨むだけの金を差し上げると言えば、経済的に窮している絵羽、留弗夫、楼座、秀吉にはYESと答える可能性はある。財政状況が芳しくない蔵臼も同様である。
だが一方で、13人殺すと宣う人間が、自分たちだけ殺さないでいてくれるなどと信用するほど、四兄弟も馬鹿ではないだろう。それに、仮にも兄弟親族をほぼ皆殺しにするようなまねには加担したくないのが人情というものである。つまり、四兄弟は、できれば真犯人の誘いには乗りたくないが、どうしても金が欲しいのは確かなので、金が得られない場合のみ、やむを得ず真犯人の誘いに乗ると言う行動原理を持っていることになる。
【蔵臼vs絵羽、留弗夫、楼座】
絵羽、留弗夫、楼座に限ると、この三人とその配偶者は結託して蔵臼から金を引っ張りだすのがもともとの計画である。この計画がうまくいくなら、何も大量殺人に加担する必要はないし、むしろ未然に防がなければ自分の命がただただ危ない。だから自分たちの計画の成功が確実になれば、今度は積極的に真犯人のもくろみを公にして自分の身を守るよう動くはずである。真犯人にもそれはわかっているだろうから、絵羽か留弗夫か楼座が共犯に誘われた場合、真犯人にとっても共犯に誘われた側にとっても、蔵臼から金を引っ張る計画が成功するか否かの見極めは大変重要になる。
Ep1では蔵臼の方が一枚上手で、他の兄弟を追い詰めている。この展開なら蔵臼は金を出さないだろうから、共犯の誘いに乗らざるを得なくなる。一方で、●金蔵死亡説で述べたとおり、Ep4では蔵臼が相当不利な展開になっている。このままでは蔵臼が金を出す可能性が高くなり、その結果真犯人の計画は破綻する。なので、真犯人は、必要なリスクを軽減させてでも、先手を打って計画を早めざるを得なくなってしまう。
つまり、Ep4は、真犯人が絵羽、留弗夫、楼座のいずれかを共犯に誘ったが、蔵臼から金を引っ張る計画が成功しそうになり、真犯人のもくろみが公になり碑文殺人そのものが実行できなくなる可能性が高まったため、そうなる前に短期決戦で事を起こさざるを得なかったパターンが描かれたものと思われる。
【園芸倉庫の密室】
倉庫の中の郷田から鍵を受け取り、中に入って二人を射殺し、ロープで吊るす。異なる鍵に園芸倉庫の鍵のプレートを付け郷田のポケットに入れる。本物の園芸倉庫の鍵でシャッターを閉める。園芸倉庫の鍵を扱ったのは譲治なので、戦人にはプレートで判断するしかない。
【抉りて殺していない】→2周目の同項へ。
【犠牲者の順番】→2周目の同項へ。
★まとめ(事件の流れ)
ゲーム盤上の戦人視点を半赤色(ピンク色)で記しているが、それとは別に、今回Ep4では、事件が起こった夜、戦人が登場したシーンをわかりやすくするため太字で記した。戦人が登場していても戦人視点ではない部分も多いが、その部分は戦人視点での回想と矛盾しないので、本当の事件の流れを推測するのに用いて見ようと思います。
以下に挙げる事件の流れはあくまで推測です。
【共犯への誘い】
絵羽、留弗夫、楼座のいずれかに共犯を持ちかける。実際は各Epどのタイミングで行なっているのかはわからないが、一旦金蔵死亡説が出てしまうと共犯は持ちかけにくいので、少なくともEp4ではかなり早い段階で共犯を持ちかけていると思われる。
【親族会議・昼】
戦人たちが浜辺に言っている間に、親たちの言い争い。この時金蔵死亡説が浮上し蔵臼が相当不利になる。これを受けて真犯人は、いつでも短期決戦に移行できるよう準備を整える事にする。
【真里亞の嘘】
金蔵死亡説を牽制するため、真里亞に金蔵に傘を受け取ったと嘘をついてもらう。真里亞はベアトリーチェとただ同盟関係にあるだけでなく、積極的な共犯者である可能性があるのであり得ないことではない。もし金蔵が生きていたら絵羽たちの計画が成功する保証はなくなるので、共犯を持ちかけられた兄弟も、金蔵が生きている可能性がゼロでないうちは真犯人の計画も保険として潰さずにおいておきたいと考えるはずだ。
【親族会議・夜】
22時を待つ絵羽たちの様子を見るに、金蔵が登場しなければどうにもおさまらない状況になってしまったので、真犯人は短期決戦を決意する。
【テスト狂言】
六軒島世界にはベアトリーチェが実在する。そのベアトリーチェが金蔵の代わりに登場し、自分が、金蔵に認められた、黄金の正当な所有者であると告げ、当主の指輪と金塊を提示する。当然反発も大きいだろうが、源次はおそらく共犯者で、その源次にもベアトリーチェの言を裏付けてもらうことで、親族会議に居合わせた全員が、ベアトリーチェの背後に金蔵が存在するのを認めざるを得なくなる。
ベアトリーチェは金蔵の遺言として、次期当主を決定するのに金蔵の孫たちをテストすることを提案する。魔法による殺戮が起きたと聞かされた孫たちがどう対応するかで判断するという。突拍子もない提案だが、金蔵なら言いかねないと納得してしまう。
まず手始めに、嘘のシナリオを覚え込まされた熊沢と郷田がゲストハウスのいとこ部屋に向かう。
【第一の晩・仮】
郷田が用意していたコーヒーと軽食には真犯人が睡眠薬を入れており、それを用いて共犯者以外全員を拘束する。おそらく蔵臼と霧江はほとんど薬を摂取しなかったので、銃を突きつけ実力行使。おそらくこの時点で見せしめに秀吉、絵羽、楼座のうち何人かが殺される。夏妃と留弗夫は生かしておいて、彼らを人質に蔵臼と霧江に狂言電話をしてもらう。源次は共犯者として最後まで真犯人を手伝う。
【第二の晩・仮】
蔵臼を介して指示を飛ばし、熊沢と郷田を園芸倉庫に隔離する。それが終わったら、次に霧江を介して朱志香に、紗音を介して譲治に指示を出し、それぞれ単独行動を取らせる。紗音は、これまでの推理で真犯人であることが否定されていないうえ、Ep4でも最後に凶器を処分し自殺した人物候補であり、犯人側の人間である可能性大。
熊沢と郷田はまだ狂言だと思っているので真犯人が倉庫に来てもすぐに鍵を渡してしまい、そして殺される。譲治も東屋で殺される。朱志香は狂言の電話をさせられた後で殺される。朱志香にはこのテストは狂言だと明かして乗ってもらったのかもしれないし、両親や嘉音を人質に取られて無理に言わされたのかもしれない。蔵臼と夏妃はこの時点で用済み。
【霧江の電話】
霧江は簡単に敵の指示に従う人間ではないと思うが、留弗夫を人質に、もしかしたら戦人や縁寿を殺すとまで脅迫されて、戦人が魔法の存在を信じたら子供たちは助けると言われたら、自分の命を諦めていたとしても必死に嘘をつくかもしれない。この電話が終われば霧江と留弗夫は用済み。
【テストと後始末】
ベアトリーチェが直接、真里亞と戦人に移動するよう指示を出す。真里亞が呼び出されたのは実は屋敷の中。真里亞が屋敷に入った後屋敷を施錠。その後遅れてやってきた戦人をテストした後放置。
最後に後始末を源次とともに行い、その後源次を殺害。真里亞、南條、紗音のいずれかが最後に凶器を処分し自殺して終了。
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