北の便り

散歩、旅行、気まぐれにカメラ片手のフォト生活・・・

静かな夜

2017-09-13 | その他
御無沙汰してました


放置してたブログも辞めようと思いましたがその前に

こんな私のブログを読んで下さってた方に報告を兼ねて書かせてくださいね・・・



ここは緑の多い静かな場所

静かな邸宅、綺麗なキッチン、居間、寝室、そして畳敷きの和室

まるで新しい家に引越ししたよな母と旅行にでも来たような感覚・・・

母は静かに眠っている


でも大きく違うのは・・・


そこには永い眠りについた母が横たわっているという事


8月某日 永眠しました




何度も何度も危機を乗り越え頑張ってくれました

心筋梗塞、心不全、その他腎臓など生きているのが不思議なくらいだったのに

苦しみ、痛みに耐えてくれました



早朝の電話で息がかなり弱いので今すぐ来てください


大至急かけつけると持ち直した母がいた


どうしても外せない仕事があり娘に連絡すると

たまたま休みだったので頼んで私は仕事へ・・


夜に再度病院へ行くと朝とあまり変わらない母がいて


もう残された時間はあまりない・・


まだ頑張ってと案じながらいったん家に帰り

次の日顔出すと状態は悪化して苦しそうな母がいた


人は最後まで耳が聞こえてるというよね

絶対に言いたくなかった言葉

これを言ってしまうと終わりなのもわかっていた

でも辛そうで最後の言葉をかけた


お母さん

よく頑張ってくれたね、どうする?お父さんの所行く?迎えに来てもらおうか?


もうがんばらなくてもいいよ、もう行ってもいいよ・・


今までありがとう



母はうなずいたようにみえた


それから少しして時間にしたら10分位だっただろうか

静かに母は逝った。。。




そして私が選んだこの場所

高齢で親族にも負担をかけたくないので

本当の身内だけで送り出す事、お坊さんも呼ばない形式に拘らない葬儀にした

一軒家の別邸

身内が集まるまで3日間母とふたり

葬儀屋のスタッフも打ち合わせなど必要最低限しか顔を出さない心づかいも有り難い



家の鍵で出入り自由、冷蔵庫、電化器具もあり、綺麗なお風呂も完備


他人の目を気にすることなく過ごせるのがいい


母の枕元に携帯を置き大好きだった演歌をずっと流してた

そして生前母がよく歌っていた曲をかけた

涙が止まらず号泣

何泣いてるの、と母が微笑んでいる気がした・・

私は早くに家を出て好き勝手に生きてきて母子の時間をあまり持たなかった親不孝娘


でもこの日は沢山沢山話したよ・・・

最後の夜は母を囲んで兄と母との思い出を語り明かした

静かな夜を過ごしここで最後のお別れ会をして火葬場へ・・


後日やってきた兄も、子供も

今まで出てきた葬儀よりいいなといってくれた


母がホームに入ってからいろいろあったし何度も入院した

涙はとめどなく流れたけれど

自分に出来ることをしたつもりなので後悔はない


勿論寂しいけど人はいつかは死んでいく・・



父、母、両親を亡くして初めて独り立ちできた気がする


これからは真面目に命を受け継いで生きていかなきゃね



今までつたないブログ読んでくれてコメントまでくれて

ありがとう!気が向けば再開するかもしれないし皆のブログは読みたいので

もう少しこのままでいようかと思うので突然コメント入れるかもだけどよろしくね