問87 下部尿路症状のうち蓄尿症状はどれか。2つ選べ。
1.尿失禁
尿路症状には、蓄尿症状、排尿症状、排尿後症状がある。
蓄尿症状は、尿を溜めることに問題がある症状で、「尿が近い」、「夜間排尿のために起きる」、「尿がもれる」などがある。
2.残尿感
残尿感は、排尿後症状であり、排尿後にまだ膀胱に尿が残った感じである。
排尿後も残尿がある場合は、前立腺肥大症による通過障害や膀胱収縮障害が原因となる。
残尿がないのに残尿感を感じる場合は、膀胱や尿道の知覚異常が原因となる。
3.腹圧排尿
腹圧排尿は、排尿症状であり、尿が出にくいために腹圧をかけないと排尿できない状態である。
原因は、神経因性の膀胱収縮障害、前立腺肥大症による通過障害、尿道狭窄などによる尿道の狭小化などがある。
4.尿線途絶
尿線途絶は、排尿中に尿がとぎれる排尿症状である。
膀胱結石や凝血塊による尿閉とは異なり、尿の勢いが弱いことが原因である。
排尿が終了するまでに時間が掛かるので、尿をするのにお腹に力をいれる腹圧排尿になる。
5.尿意切迫感
尿意切迫感は、蓄尿症状である。
突然の尿意で尿が漏れる過活動膀胱は、加齢により膀胱の柔軟性が失われて硬くなることが原因の一つとなる。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「理解度の判定」
*問題をもう一度読んであなたの理解度を正しく判定してください。
問87 下部尿路症状のうち蓄尿症状はどれか。2つ選べ。
1.尿失禁
2.残尿感
3.腹圧排尿
4.尿線途絶
5.尿意切迫感
<チェックボタン>
赤レベル: 問題文に理解できない所がある。
黄レベル: 解答以外の知識を再確認したいと思う。
青レベル: 蓄尿症状について理解している。
<医師国家試験から108回の予測問題>
前立腺肥大症でみられるものである。
(正)残尿感
(正)夜間頻尿
(正)尿線途絶
(正)排尿後尿滴下
(誤)腹圧性尿失禁
「過去問ダイジェスト」のHPをご利用下さい!
*チェックボタンを作動させて、過去問を理解度で分類しましょう。
*結果を記録すると合格するのに必要な勉強が一覧表に表示されます。
*あなたは重要問題だけを選別して勉強して下さい。
「過去問ダイジェスト」のHP
https://www.relic-kangoshi.com/
<ご注意下さい!>
他業者と思われる妨害により「過去問ダイジェスト」の偽サイトが作成されていますので、お間違いのないようにお願い致します。