初めて天然ホタルを見に行った。
場所は埼玉県の寄居。
昨日まではほとんどいなかったそうで、「見られる保証はない」という前日の連絡だったけれども、今日は温度が上がり、湿度が高い「絶好のホタル日和」だそうで、ワクワク。
真っ暗な山道を、懐中電灯も付けずに、前の人の背中だけを頼りに歩いていくと、あっ、いた!
ほんのり明るい光がスッと灯っては消える。ゲンジもヘイケもいる。弱々しい淡い光はヘイケ、4秒間隔で光が灯るのは、東日本のゲンジボタルだそうだ。ちなみに関西のホタルは2秒間隔らしい。「ほ、ほ、ほたるこい」の歌は、関東では4拍間隔にリズムを変えなければいけないのかもしれない。
暗闇の中に光るホタルの灯火が、この上なく大切に思える。「蛍の光、窓の雪」という歌詞のイメージが、少し実感できるような気がした。
帰路に見た、街並みを照らす人工光の、何と品のないこと。
あのホタルの、小さい光が絶えることがない環境を守らねばならないと思う。
しかし、そのホタルが住む川の近くでは、今年からバーベキューが始まっていた。キャベツがゴロンと落ちていたのにはビックリした。何でこんな美しい所に来て、焼き肉をしなければならないのだろう。
バーベキューを解禁しないと周辺の経済が成り立たないというのであれば、環境保護として行政が助成すべきではないか。最近、虫を捕獲するなと、網の持ち込みを禁止する地域があるという。でも、虫は1匹2匹捕ったところで簡単には減らない。虫を激減させるのは環境の変化だ。バーベキューにより、川が汚染されれば、そこに生息できていた生物は軒並み死滅する。行政がすべき仕事は、捕獲の禁止ではなく、虫が生き続けられる環境の整備だ。
来年も、あのほのかな光に会いに行こう。
場所は埼玉県の寄居。
昨日まではほとんどいなかったそうで、「見られる保証はない」という前日の連絡だったけれども、今日は温度が上がり、湿度が高い「絶好のホタル日和」だそうで、ワクワク。
真っ暗な山道を、懐中電灯も付けずに、前の人の背中だけを頼りに歩いていくと、あっ、いた!
ほんのり明るい光がスッと灯っては消える。ゲンジもヘイケもいる。弱々しい淡い光はヘイケ、4秒間隔で光が灯るのは、東日本のゲンジボタルだそうだ。ちなみに関西のホタルは2秒間隔らしい。「ほ、ほ、ほたるこい」の歌は、関東では4拍間隔にリズムを変えなければいけないのかもしれない。
暗闇の中に光るホタルの灯火が、この上なく大切に思える。「蛍の光、窓の雪」という歌詞のイメージが、少し実感できるような気がした。
帰路に見た、街並みを照らす人工光の、何と品のないこと。
あのホタルの、小さい光が絶えることがない環境を守らねばならないと思う。
しかし、そのホタルが住む川の近くでは、今年からバーベキューが始まっていた。キャベツがゴロンと落ちていたのにはビックリした。何でこんな美しい所に来て、焼き肉をしなければならないのだろう。
バーベキューを解禁しないと周辺の経済が成り立たないというのであれば、環境保護として行政が助成すべきではないか。最近、虫を捕獲するなと、網の持ち込みを禁止する地域があるという。でも、虫は1匹2匹捕ったところで簡単には減らない。虫を激減させるのは環境の変化だ。バーベキューにより、川が汚染されれば、そこに生息できていた生物は軒並み死滅する。行政がすべき仕事は、捕獲の禁止ではなく、虫が生き続けられる環境の整備だ。
来年も、あのほのかな光に会いに行こう。