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フェレロと2人のコーチ

2006年01月24日 | バモ属

フェレロの新コーチはこんな方:

「フェレロ・ファンのみなさま、どうぞよろしく」

Photo tennisredaktion.de


すみません、間違えました。こちらです:

Photo elmundo.es







まず、コリアの話から。

なぜか知りませんが、アルゼンチン選手たちは年がら年中コーチが替わります。
その中でもコリアは特に激しい。前の記事と重複しますが、
2000年以来の歴代コリアコーチ:

 Gustavo Luza(前デ杯キャプテン)
 Mariano Monachesi(現ロブレドコーチ)
 Franco Davin(言わずと知れたガト・コーチ)
 Gabriel Markus(ナルが全英に衝撃の決勝進出をした時のコーチ。
    その後サバちゃんコーチを経て現在ニコラペコーチ)
 Fabián Blengino(誰だっけ?)
 Alberto Mancini(現デ杯キャプテン)
 そしてペルラス(元モヤ・コーチ)



RGで優勝を逃した2004年、今度こそ一生添い遂げられるコーチを
ということで彼が目をつけたのは尊敬するモヤの元コーチ・ペルラス。
ペルラスにはベルダスコからもオファーがあったのですが、
ナンバー1になれる素材ということでコリアを選びました。

彼の下でモヤは全仏優勝そして世界ナンバー1になり、コスタも全仏優勝。
またスペインデ杯チーム・キャプテンの1人として(以前は複数キャプテン制)、
2000年の初優勝などにも貢献しました。初優勝の立役者はフェレロでした。

しかし、他国選手のコーチになったため、ペルラスはデ杯コーチを解任される。


ペルラスはコリアのフィジカルを大きく向上させました。コリアは体重は
変わってないのに筋肉が増えてましたよね。そして2005年は故障らしき
故障はしていません。また速いコートで勝てるようにもなりました。

しかし、去年の全米以来コリアのサーブが不調で、今季に入っても
良くなる兆しがありません。それが関係あるのかどうかは不明ですが、
今年どの大会にペルラスが同行するか既に決まっていたにもかかわらず、
コリアはGSとTMSだけにするよう要請。ペルラスは納得できず。
その後3回戦でグロジャンに負けた後、ペルラスがコーチを辞任。


コリアと別れた後、ペルラスはEquilite(いわゆる「フェレロのアカデミー」)
のコーチ陣に加わり、フェレロの育ての親ともいうべきマルチネス・コーチ
(一部のファンの間では「マルちん」と呼ばれ親しまれている)と共に
フェレロをコーチすることになりました。同時にアカデミー所属の他の
選手全般にも目を配ることになります。

マルチネスは以前から新たなコーチを加えることを考えていたものの、
フェレロ本人があまり乗り気ではありませんでした。でも、なじみがあり
よい関係のペルラスならば、という気になったようです。


マルチネス:
最初は冗談だったんだ。でも、何日か前に彼が
コリアとうまくいってないと漏らしてから真剣な話になった。
それから48時間以内に話は決まった」
「フアン・カルロスと僕の関係は変わらない。彼に関するあれこれの
95% - GF以外のほぼすべて - を担当していく」
「(新しいコーチについて渋っていた)フアン・カルロスだが、
もし組みたいと思うコーチがいるとすればペルラスだ、と言ってた」

(マルちんったら・・・一番担当したいのはGFの部分だったりして~)



ペルラスのコーチとしての大会デビューは、マルチネスの都合にも
よりますが、早ければブエノスアイレス。その後の予定は:
コスタ・デ・サウイペ=マルチネス、インディアン・ウェルズ=2人共、
マイアミ以降バレンシア~ローマ=ペルラス、ハンブルグとRG=2人



フェレロにとっては、マルチネス・コーチが父、ペルラスが兄、という感じ?
これがよいきっかけになてトップに戻ってくれそうな気がします。
ブレインストーミングじゃありませんが【3人寄れば文殊の知恵】
良い縁組になりますように。



コリアの新コーチとしては先日引退を発表したアルゼンチンのダブルス職人
マルティン・ロドリゲスの名前が挙がっています。あのエトリス・ロドリゲスペアの
ロドリゲスです。そういえば、彼は「引退して1年もしたらアルゼンチン選手の
コーチにでもなってサーキットを回りたくなるかもしれない」なんて意味深な
ことを言ってました。


    

<ソースなど>
Perlas se une a Ferrero tras romper con Coria  (elmundo.es)

Tenis.- Perlas se desliga de Coria y compartirá con Cascales la preparación de Juan Carlos Ferrero
(Europa Press)

El español José Perlas deja de ser el entrenador de Guillermo Coria (Marca)

SE DESPIDIERON TRES TENISTAS
M.ロドリゲス、F.ブラウネ(元ジュニア世界1位 - だったと思う。違うかも。去年だか一昨年AIGに来た)、D.Moyanoの3人が引退。

調べてみたら、F.ブラウネはやっぱりジュニアワールドチャンピオンになってました:

ITF Junior World Champions
2004 - Gael Monfils (FRA)
2003 - Marcos Baghdatis (CYP)
2002 - Richard Gasquet (FRA)
2001 - Gilles Muller (LUX)
2000 - Andy Roddick (USA)
1999 - Kristian Pless (DEN)
1998 - Roger Federer (SUI)
1997 - Arnaud Di Pasquale (FRA)
1996 - Sebastien Grosjean (FRA)
1995 - Mariano Zabaleta (ARG)
1994 - Federico Browne (ARG)  ←
1993 - Marcelo Rios (CHI)
1992 - Brian Dunn (USA0
1991 - Thomas Enqvist (SWE)
1990 - Andrea Gaudenzi (ITA)
1989 - Nicklas Kulti (SWE)
1988 - Nicolas Pereira (VEN)
1987 - Jason Stoltenberg (AUS)
1986 - Javier Sanchez (ESP)
1985 - Claudio Pistolesi (ITA)
1984 - Mark Kratzmann (AUS)
1983 - Stefan Edberg (SWE)
1982 - Guy Forget (FRA)
1981 - Pat Cash (AUS)
1980 - Thierry Tuslasne (FRA)
1979 - Raul Viver (ECU)
1978 - Ivan Lendl (TCH)
Donald Young Secures Year-end No. 1 World Junior Ranking より







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新コーチ (まさこ)
2006-01-25 09:17:34
三人よれば・・ですね。

心機一転がんばってほしいです。

JCも筋肉ムキムキになるの???体質的に無理かな(笑)

コリアはダブルフォルトが信じられないぐらい多かったですから・・



バルセロナではペルラスさんなんですね。どんな人だろう?ワクワク!



GFのこと以外(爆)・・・・・・

マルチンも遠慮するのね。

返信する
バルセロナ! (れいこ)
2006-01-26 01:19:05
まさこさん、

ペルラスさんって、ふつうにちょっといい男っぽいけど、特徴に欠けるというか・・・

ま、練習を見にいけばわかりますよね。
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