ガトのガトたる所以

先週のうちに騒いじゃったので忘れてましたが、ガトが今週ついにアルゼンチン・ナンバー１になりました。その上、自己最高ランキング６位を達成。６位！　例の先頭集団４人組、そしてヘンマンの次。６位ですよ～！　６位！　

もちろん、アルゼンチンでは月曜の新聞がこぞってこれを取り上げました。しかし、ガトの反応はいたってクール。マスコミには、２００３年デ杯ＳＦ＠マラガで当時絶好調だったフェレロとモヤに惨敗した後散々叩かれた。全仏優勝すればいきなりヒーロー扱い。また抜きショットが決まれば持ち上げ、失敗すれば・・・。こんな有様だから、ガトが「(僕とマスコミが)理解しあうなんて無理な話」と言うのもしょうがない。

ガトは国内ランキングにはあまり重きをおいてません。でも、今年の目標が「トップ１０選手としての地位を固める」ことだから、得意のクレイシーズンを前にしての６位はうれしいニュース。

とりあえず全仏までの間にガトがディフェンドするポイントはバルセロナの準決勝くらいなものなので当分国内ナンバー１の位置は揺るがないでしょう。(コリアやナルバンディアン、特にコリアはディフェンドするポイントが山のようにある)　
カニャスの存在がちと不気味ですが。
もちろんガトには全仏＆夏のクレイシーズンにディフェンドするポイントがたくさんあります。でも、そこでたとえ多少落ち込んだとしても、その後年末までディフェンドするポイントが少ないので今年も年間ランキングトップ１０で終われる可能性は十分あり。
欲を言えば・・・ＭＣ上海に出られますように！

とりあえず全仏が終わったら、「ガウディオは今年の全仏が終われば彼の本来のランキング３０位に逆戻りだ」などというふざけた発言をしたチリのＴＶ解説者だかなんだかのお顔を見てみたいものです。
欲を言えば・・・今年も全仏で優勝して、「ガウディオのＧＳ優勝はもう２度とありえない」と断言した記者たちが前言撤回する様子が見られますように！




これは元はガトのことを言ってるのではないけど、ガトを表すのにピッタリだという描写：
「他の選手が高速道路に乗り目的地に着くことだけを目指す中で、ガウディオはただ１人景色のいい道を行く」
(“While all the players take the expressway and are only interested in getting there, Gaudio is the only one who takes the scenic road”.)ＭＴＦガトフォーラムでいつもスペイン語記事を英訳してくれるValeのカキコより

そう、これこそがガトがガトたる所以(ゆえん)です。




で、今週ガトがナニをしてるかというと・・・
景色のいい場所にいます(笑)

Photo from ole.clarin.com


Photo from saneliseo.com（こちらは古い写真)

一緒にいるヒトはアルゼンチン最高の往年のゴルフ選手Roberto De Vicenzo。
De Vicenzoによると、ガトは「とても物静かで、よい体つきをしてる、やる気と野心があり、賢い(インテリジェント)」とのこと。




＜ソース＞
Uno al hoyo
Premios que entusiasman