場所は栃木県宇都宮市。餃子の街で有名です。
4月7日 土曜日
撮影は市街地よりバスで20分くらい離れた市営球場を使って行われました。7日は自宅からだったので早朝出発で、現地に着いたのは9時過ぎでした。会場に着くと入口にエントリー受付が設置されており、名簿に名前を記載して受付終了と共に参加記念品(アニメ・キャプテンのイラストがプリントされたクリアファイルと、同図柄のポストカード)をいただく。折ってはならんと大事にバッグへ収納。
さて、場内に足を踏み入れるとすでにエキストラの撮影は始まっており、心の準備がままならない私はちょっと挙動不審気味。まわりの方をお手本に動作を真似ますが、声が、出ない!朝早いこともあるし、会場までの数時間ダレとも会話するでもなく過ごしたためなのか?数テイクを撮り終えた頃に、ようやっとわーわー言えるようになりました。
青葉戦終了後の両チーム整列シーン(手前が墨二)。
原作の設定どおり、子ども対大人のような体格差でした。
1時間たった頃にトイレ休憩時間があり、その間にある方を探す(本人による来場情報あり)。キャプテンファンのみならず、ちばあきおファンの間では知らぬ者が居ないとまで思われる究極のちばあきおファン・Nさんです。お会いしたことはなく、声をおかけするのを迷いましたがこんな機会は滅多にないと、勇気をふり絞ってみました。会場には6-70人くらいのエキストラの方がいましたが、幸いすぐに見つけられご挨拶をすると、案の定、とても警戒されました(笑) 某所で使っているHNをお伝えすると、ご安心いただけたようで会話が進みました。あー良かった…その節は驚かしてすみません(って、彼女はここをご存じないのですが)。
立ち話をしていると、同じく某所でお見かけしている方が声をかけてこられて一気にオフ会の雰囲気に。撮影が始まるとのことで皆さんは戻り、私はお互いひとり参加ということでNさんとご一緒させていただくことにしました。
肝心のエキストラ撮影は、午前中は墨二応援席、食事休憩を挟んで青葉応援席となりました。
墨二の応援は、彼らの活躍に対して声援を送ったり、エラーに落胆する演技をしたり……監督さんが演技指導で「みなさんの子供、もしくは近所の顔なじみの子供を応援するつもりで」と。
た、たたたたたたたた谷口さんを我が子にーーーー?!!(大違)
って、てか子どもに持つならイガラシが…!(ぉい)
---なんて、ちらっとドリームをみましたが、ひとり1人まんべんない愛情を持って応援しましたよ。わたしのお気に入り、炎の島田がライトの壁に激突しながら打球キャッチするシーンがあって、コウフン!うおぉぉ~!島田ぁ~~!!!(って叫んじゃいました・照)
午後は青葉の応援撮影が主体で、佐野コールや、色とりどりの応援ボードを振ったりしました。応援が組織的でチアリーダーがいたり、運動部員による応援団が組まれていたり、さすが名門・青葉!という演出でした。
そのころには4人のグループになっていた私たち、図らずしも全員メガネ着用。この多少不自然な画を果たして採用していただけるのか甚だ疑問ですが(笑)、とっても楽しかったです。
そういえば、試合開始前の観客席のシ-ン、私たちに小芝居の指示があったらしいのですが、自分ひとり気付いておらず皆と違うことをしていました(爆) まあカットされるでしょうorz
この日はエキストラ部分に関しては一発OKが多く、スムーズでした。前撮影日(5日)が雨天で撮影できなかったので、急ピッチにこなしたかったのか謎ですが、とかく忙しい撮影でした。
さすが青葉戦は大きい球場を使います。
谷口工務店の軽トラ。運転するのは従業員のサブで、筧さん扮する
谷口の父(谷口茂夫)は助手席が指定席らしい?
4月8日 日曜日
場所は変わって同じく市街地よりバスで移動し、9時前には球場に到着。7日の球場よりもこじんまりとした佇まいでした。本日はナイター撮影があるとのことで照明設備は整っていました。当日予報では雨ということでしたが、幸い朝の時点で降っておらず撮影は開始されました。
設定は地区予選のようで、午前中は他チームの試合を偵察する墨二ナインとそこに通りかかる青葉学院時代の元チームメイトとのやり取りがメインでした。おかげでエキストラの大半は待ち状態。雨は降らなかったものの気温は低く、暖を取るのに必死です。この日はメガネーズ4人組に加え、やはり某所でおなじみの方がお子様連れで参戦(なんと地元が近所!長旅お疲れさまです)。思えば判っているだけでもここにいる皆さんは県外からの参加者。こんなに熱心なファンがいるこの作品はやっぱりすごいんだねぇ。
偵察する墨二ナインと、青葉ナインの絡みのシーン。
超寒い中、半そででがんばる少年たち、カットのたびに震えていた…
そんな彼らにがんばれーと心の中でエールを贈りつつ、鬼のような
重ね着のわたし。ごめん、体と心は別物なのよ(泣)
エキストラ撮影のほうは、午後からが本番。何度か大粒の雨に降られたけど、お天気雨や通り雨?ですぐに止み、撮影を再開できました。幸い晴れ間も出て、撮影は順調に?進みました。もう日差しのありがたいこと。陽さえ射せば半そででも大丈夫なくらいなんですが、翳ると風もあいまって体感温度が一気に急降下。だけど、私たちよりも寒いであろう墨二ナインや他のチームの少年たちをみているので、なんとか奮い立つことができました。ホッカイロ、3個も貼り付けてやったぜ!
もう撮影の流れとかちゃんと覚えていないんだけど(汗)、遠藤のバントシーン、バントを決めて3塁走者の谷口をホームインさせなくてはならないのだが、この遠藤のバントが決まらない!撮り直しも片手を越えて、エキストラの応援も演技を超えた(笑)成功したときには、みんな心から「遠藤ぉ~!!よくやったぞぉーー!」とエールを贈っていました。いやー、ほんと良かったよ。オレの息子だーと応援していたおっちゃんもご満悦。その間、画に関係のないセンターとライトは同じポーズで寝転んで待機してました。 へ_\○ ←こんな感じ。
この日は地区予選ということで、子どもが多く手配されていて(どうやら対戦チームの現役選手たち)、にぎやかでした。応援時に使う応援歌?をその場で作ったり、けっこうやっつけな仕事が多かったような……;;;
でも、ノリが楽しくて地元のプロ野球観戦での応援を思い出し、楽しくできました。このときイガラシはベンチ入りしていなく横(観客席)に居たんだけど、もちろんグラウンドに集中して応援しました。近距離で観るチャンスで、もったいなかった(笑)
夕方になっていったん撮り終え、夜になったらナイター撮影ということになったのでお茶をしに街に戻りました。
Nさんは疲労困憊の末、翌日の仕事を考慮してそのままご帰宅され、残ったわれわれも寒さのため戻る勇気が出ない。でも、やっぱり気になって撮影も半ばであろうころ、球場に戻ってみました。
ちょうど谷口さんのホームランもしくはヒットのシーンを撮影中で、ちゃんと打球が指示方向へ飛ぶまでOKが出ませんでした。ひたすら打ち続ける谷口を観つつ、やっぱりちゃんと来ればよかったなーと反省しました。ごめんよ、谷口くんたち。
ヒットを放ちOKがでると、最後ベンチで待っていた他のナインが出てきて、相手チームベンチまで来て「ありがとうございました!」ってちゃんと挨拶していたのがよかったな~(その後ナイン同士グラウンドで記念撮影大会に・笑)
本当に心から『がんばれよー』とエールを贈りたくなる出演者たちであり、映画です。がんばれ!
【エトセトラ】
- 佐野が右投げだった。さすがにそこまで条件が揃った子は居なかったのね。
- 墨谷ナインは現役中学生と小学生の混成チームだった。リアルの野球チームと対戦する撮影で、監督さんが相手チームに「小学生も居るのでお手柔らかにお願いします」と言っていたので発覚。やはり丸井とイガラシは小学生だろうなー
- 丸井、とてもこのあと谷口の後継者としてキャプテンを務めることになるようにみえない。かわい過ぎ。小学生だもんな~声は劇場版のイガラシ風。
- 谷口役の布施くんはスタッフから「タカオ」と呼ばれていて、撮影中タカオタカオの大合唱。なんとなく気恥ずかしいのは私だけ…?
- 青葉キャッチャーの大山くんは茶髪のタテガミを持っていた。厳しい学校のイメージが…。でも彼は一生懸命に場を盛り上げるべく奮闘していました。気立てのいい子です。
- 青葉にチアリーダーが居たのですが、彼女たちのダンス撮影中、その前でしまりのない顔で見学していた青葉ナインくんたちを微笑ましく思った私は大人です。
- スコアボードのチーム名、青葉学院に対して『墨二』だったのが謎です。墨谷ニ中じゃないのはナゼなのか。
- イガラシにギャルの取り巻きが居た……ちょっとオネーさんはショックでした(笑)
- 青葉の監督は、超!青葉の監督でした。カメリハのとき、その超!青葉の監督な演技に正面の映画監督さんは笑いを堪えていました。
- 佐野はイガラシにまとわりつき過ぎ。ひとり青葉ナインの輪からはずれ、ひたすらイガラシを構う。何人たりとも俺たちの間には入り込ませない!(腐姐の暴走?)
- 放置プレイに処される浅間。理由は解らないが数十分にわたりセンターの深い位置に放置され続ける。立ったり座ったり寝転んだり。誰とも会話も接触もなく……気がついた時にはセンターの壁と話をしていた…とうとう壊れたのだろか。
- あるシーンのイガラシへの監督の要請。「成長した墨二をみて、”オレのビジョンに近づいているな”と満足げな表情で!」……オレのビジョン持つイガラシ……そして悦に入るイガラシ。末恐ろしい子供設定です。
ナイターの照明で浮かび上がった桜が、また見事な夜でした。
撮影ってやっぱり厳しいんですね。映画の封切が楽しみになりました。
青空撮影だったので天候が一番の敵でした。とにかく寒い。都心でダウンジャケットはもう不要ですが、宇都宮では必須なほど。
球児役の少年たちは若いから寒さにも強かろうと思っていたけど、カメラが止まると大急ぎで上着を羽織っていました。でも撮影中はそんなこと微塵も出さず、小さくてもプロ意識が強いことに感心しました。
そんな現場をみたら余計に応援&楽しみになりましたよ。エキストラ参加して本当に良かったと思います。
この映画、多くの映画館で上映され、多くの人が観てくれるといいなあ。
読ませていただいて、寒くて大変そうでしたけど、それ以上に「うわ~~『キャプテン』がほんとに実写で見られるんだー」ってすんごく楽しみになりました(^.^)
何気に、「イガラシの取り巻きギャル」の存在と「超!青葉の監督」が気になった私です(笑)
楽しいレポをありがとう。
追っかけなんていないだろうと高をくくっていたら、とんでもない。メイクばっちりの中高くらいのミニスカギャル(古)がイガラシとメアド交換していました(笑)つうか撮影中にめっちゃ話しかけるのはどうかと思う私は口うるさい小姑か。
青葉の監督は、目を疑いました…グラサンをずらす仕草や、膝をがくっと落とす演技はもう…超!青葉の監督です。ただ役者名が不明で…声も似てたな~
H子さん、そっちから深夜バスが出ているので今から乗って、こちらで落ち合いましょう(笑)案内しますよ♪
エキストラ、お疲れ様でした!
撮影を見れなかった組なので、すごく詳しいレポと写真を拝見できて、眼福ですv有難うございます!
監督の「子供、もしくは近所の顔なじみの子供を応援…」という言葉と、イガラシへの演技指導(笑)に、興味津々。
映画がいちだんとまた愉しみになりました。公開が待ち遠しいですね~+
とても愉しいレポートを有難うございましたv
それと、ブログさかのぼって2nd感想読ませていただきました。
萌えどころに共感したり、ツッコミが素敵で笑ったり、キャプチャー画像に本編の感動をじんわり思い出したり…とても面白かったです・+
それでは、おじゃましました~
エキストラ参加おつかれさまでした。
詳細レポと合わせて、ああ、これが「あの」軽トラ!等々、写真と合わせていっぱい楽しませていただきました。^^
島田のキャッチ実写版で見れたなんてうらやましいです。(笑)青葉の監督、声もそっくりなんですか。うーん、劇場公開ホントにたのしみです。そしてイガラシの演技指導にはとても笑わせていただきました。
「末恐ろしい子供設定」って!吉Eさんのコメントに爆笑してしまいました。
実は私、からくりさんのブログを愛読させていただいております。常に全力投球!な感想は本当にすごくていつも感心してしまいます。
だからびっくりです、あんな立派なサイトの方が地下に潜む当ブログにきてくださって、コメントまでくださるとは…畏れ多いけど嬉しいです(^^*)ありがとうございました。
某Nさん情報ですが、この映画ではイガラシは入部当初から鳴り物入り(笑)設定らしいですよ。だからなのかギャル引き連れて、ちょっと他のナインとは一線を画するオーラを漂わせてたような…(<そんなアホな)
監督さんはずっと昔からいつかこの『キャプテン』を実写化したいと願っていたそうですから、たとえヒロインが出てもきっと良い映画になると思います。本当に楽しみですよね!
感想ブログ、過去のまで読んでくださったなんて。毒の強い感想ですが、楽しんでいただけたなら幸いです(^^)嬉しいコメントをありがとうございました!
エキストラに行ったときは気持ちいっぱいいっぱいで、写真も携帯電話のカメラで撮るのがやっとで(^^;あまり画像はよくありませんが、少しでも雰囲気が伝わったのでしたら嬉しいです。
島田のキャッチは本当にラッキーだったと思います。でも遠くて島田の顔をちゃんと見れてないんです…
谷口もイガラシもみんなぱっと輝く何かを持った子どもたちで、さすがだなーと思いました。そんな原石たちの中、わたしの一番のオススメは丸井です。tomoさん宅の2人のお姫様を虜にしたナイスガイです(^^)ぜひ、劇場でチェックしてみてください!
嬉しいコメントありがとうございました(^^)