NHK BSで、「英国王のスピーチ」が放送されていたので、視聴。
上映中から有名だったのに、見たことがなかったのです。コリン・ファースは、個人的にとても好きな俳優さんで、彼の出演する映画は、上映中でなくとも、視聴することが多いです。
そんな彼が、英国王ジョージ6世を演じた本作。
ジョージ6世は、吃音症を持つ国王として知っていましたが、そんな彼が、自分の弱さを克服していく過程を描いた本作の最終シーンに、涙しました。
そして、ジョージ6世が王位についた当時の世界情勢もジョージ6世のお話の脇でさりげなく描かれ、それが却って、ジョージ6世と世界が、今後、迎え撃つことになる苦難を際立たせているように感じました。
ローグとともに、ジョージ6世が、自分の弱さを克服した瞬間を描き、その後の歴史を知る後の世の観客らは、そのジョージ6世が、さらに大な苦難を乗り越えていくことになることを予感させながら映画は幕を閉じます。
映画の好みはひとそれぞれですが、自分にとっては、とても良い映画でした。