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Real-J 日本の伝統と一緒に生きる

日本人がかつての生活の中で育んできた「美」や「快適」を、現代の生活に取り入れて暮らす。

浴衣反物染め体験~其の壱

2016-06-15 08:15:13 | Real-J
こんにちは!

先週末、大人の遠足と題して、浴衣の反物染め体験をしてきました!

行き先は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている
結城紬の産地。茨城県は結城市にある「つむぎの館」

東京駅で待ち合わせをして、新幹線でおにぎりをほおばりながら
女子トークをしている間についてしまって、想像よりも近くて驚きました。

結城駅について、染め体験の開始時間まで少し時間があったので
ぶらぶらと散策。街並みがとっても素敵で、心がときめく♡

ぶらぶらしながらたどり着いた「つむぎの館」
とっても素敵な雰囲気にさらにテンションが上がりました!






受付を済ませてから、体験開始まで時間があったので
敷地の中を見学。

お土産屋さんの中には、とっても素敵な結城紬グッツがたくさん。
お財布の紐が危うく緩みそうに。。。いや、まだ朝の9時30分だぞと
自分を戒めるのに必死。。。。

その後、結城紬を展示してある館に行くと
いままでの結城紬に持っていたイメージが払拭されました。
結城紬のイメージは、地味な印象だったのですが
展示されている反物を見て「これ欲しい!」「あれ欲しい!」
のオンパレード。。。。

絹の光沢に美しい柄ゆき。
パステルカラーの反物から、藍染の美しい織柄まで・・・。
その魅力にとりつかれてしまいました。

また資料館では、詳しく結城紬の作り方を展示してあり
想像を絶する細かい作業に、もはや、なんでこんなに。。
こんなにまで細かい事をする事にしたんだろう!!??
と、いう好奇心が止まらない!






細かい作業の中でも、特に度肝を抜かれたのはこの「墨付け」
細かい図案に従って、糸に印をつけていくのだそう。
そしてその印をつけたまま染色をし、脱色をし、また墨付けをし、染色するを繰り返すのだそう。。。
※こんなサイトがありました



繭2,000個とな!!!!!


染め体験の記事になかなかたどり着けない(笑)
ので、本題の染め体験については次回に続く・・・・

朝7時30分から始まった大人の遠足。
現時点で朝の9時55分くらいかな。
ながーいながーーーーーーい楽しい1日の記事。
ちょっと長くなりそうです。

よかったら明日もまた、お付き合いくださいね!

それでは、次回につづく・・・・

保多織、できあがってきました~♪

2016-06-14 08:00:00 | Real-J
こんにちは、タニーです。

ゴールデンウィークに実家の四国高松に帰省した時に作った、保多織の木綿着物が出来上がってきました~





グレーとピンクの縞模様です。
出来上がってまずびっくりしたのが、軽い!
薄地で作ったというのもあるのですが、ガーゼ地みたいに柔らかくて軽いのです。
会津木綿の半分くらいの重さと思います。
保多織は、シーツやシャツにも使われている生地で、取り扱いがしやすいものです。
そして、いかにも早く乾きやすそう。
私が木綿着物が好きな理由が、気軽に洗濯できることなので、これまたちょうどいい感じです。
浴衣としても着れそうです。

まだ着ていませんが、今から着るのがとっても楽しみです。

便利グッズ好きです

2016-06-11 08:00:00 | Real-J
こんにちは、タニーです。

前にも書いたかもしれませんが、私は普通のお洋服を着るときと同じノリで着物を着たいと思っています。
そんな私が着物を着るときに心がけるのが、「いかに簡単に楽に着るか」ということです。

気に入ってるんだけど着心地がいまいちのものって、お洋服でもだんだん着なくなりますよね。
格好良くきれいに見せることも大事ですけど、楽に着るって普段着に着物を着る第一条件じゃないかと。

だから着付けの便利グッズなどもバシバシ試してみるのですが、今気に入っているのが、これです!



トンボ?というのか、帯揚げ止めっていうのか、正式な名前はわからないのですが、帯を結ばなくてもお太鼓が作れる道具です。

特に私のようにふっくらしていると、どうしてもリサイクルで買った帯が短かくて結べなかったりしますが、こういう道具を使うと短い帯でもなんとか結べます。それに、これを使うと枕が下がることもないですし、おすすめです。

使い方は、お太鼓の結ぶところと胴に巻いた部分を全部合わせて、クリップの部分で挟んで止め、枕受け?みたいなところに帯枕置いて形を作ります。
わかりにくくて、すいません(;^ω^) ちょっと説明難しいです・・・・。



こういう着方も一つあるかな、ということでご紹介しました。

普通に使って、そのまま骨董に・・・(2)

2016-06-10 08:00:00 | Real-J
こんにちは。

すみこです。

うちの古い箪笥、もう一人ご紹介します。

こちらは、母方の祖母の嫁入り道具でした。

かなり古くなって、色が黒くなってしまっていたのを
5~6年ほど前に叔母が削りに出してくれて
美しくよみがえりました。



箪笥の上に書けてある布は
母方の祖母が購入し、母と伯母2人、そして私も
散々使い倒した帯でリメイクしたものです。



裏表が紅白で、寿の字が意匠化されているシンプルで美しいデザインで
生地もしっとりして柔らかく、とても締めやすい帯でした。
赤い方はもう何年も前に誰も使えない年になり(笑)
近年まで大活躍していた白い方の生地も、使う頻度が高いために
焼けたりシミが出たりして、黄ばんでしまったので
泣く泣くあきらめてリメイクに回しました。

最近つとに思うことですが、
大好きなものって、出演頻度が高いので、丁寧に使っても痛みますよね。
むしろ、何気なく欲しくて買ったものの
それほど思い入れのないものは、使わないから痛みもしない。
どこも痛んでいないのに、断捨離の対象になります。

大好きだから、どんどん使う。
丁寧に使うけど、沢山使うから、自然に痛む。
そして時間と共にそれが味になる。
骨董って、そうしたものじゃないかと思います。

この箪笥にこの帯のカバーがかかっているなんて
亡くなった祖母が見たら、なんと言うだろうか?と母と時々話題にします。

実はこの箪笥、上下2段に分かれる和箪笥なのですが
積むと背が高くて圧迫感があるので
上下をバラバラにして
下はこんな風に使っています。



上にちょこなんと載っているランプは
私の代からの骨董候補(笑)。

木造モルタルアパートの3階の2DKで新婚生活を始めた直後
部屋に潤いが欲しくて
自宅近くの鶴見の駅ビルの小さなインテリアショップで見つたものです。

その当時社会人になって間もない私は本当にお金がねくて・・・

1万円だったこのランプを買うか、諦めるか
3日悩んでやっと決断しました。

買おう!と決めてお店に行った時に
まだそこに居てくれたこのランプをみて
えらくホッとしたのを覚えています。

今月で、あれから26年です。

安物ですが、私たち夫婦にしかわからない味のある骨董に
なってきました。





普通に使って、そのまま骨董に・・・

2016-06-09 08:00:00 | Real-J
こんにちは。

すみこです。

うちにいらした方で、ちょっと骨董好きの方は
必ずといっていいほど

「この箪笥どこで買ったの?」
「このお鉢、どこで買ったの?」
「こっちの箪笥は?」

ひとしきり聞いてくださいます。

ここで対面セッションをやらせていただいた本業のクライアントさんからも
事後にメールでお問い合わせがありました。

でも・・・買ってないんです。
もともと、うちにあったものばかり。

こちらは2段積みの大きな引き出しの箪笥を
横に並べて置いてます。



父方の祖母の嫁入り道具でした。

上に掛けてあるのは
母方の祖母が若いころ締めていた夏帯でつくったものです。



絽に大きな花柄の染め帯で、金糸銀糸の縫い取りのあるとても美しいものだったので



私も大好きで何度か締めましたが
さすがにもうギブアップの年になり(笑)
こうして夏を楽しむアイテムに変えました。

この布の先端にぶら下がっているものにご注目!



なんだかわかります?

亀です。タッセル(房)がね、亀なの!!

実はこの房は、夫の父方の祖母から貰った布についていたものです。

赤の糸で編まれた鶴と、白の糸で編まれた亀のセットがつけられた
美しい日本刺繍の布・・・引出物の上にかける飾り布でした。

その布は私が会社務めをしていたころに
自分の執務室でテーブルセンター替わりに使っていましたが

コーヒーやお茶や水を散々こぼし
見る影もなくボロボロになってしまいました。

その名残がこの亀さん。

赤い鶴さんは、根元の糸が切れてしまって
今は使っていませんが、大事に大事に引き出しにしまってあります。

もう少し私にお付き合いくださったなら、100年はゆうに超えますが・・・千年・万年はさすがに無理ですね(笑)。