手作りブックカバー

もう何年も素敵なブックカバーを探してたんです。
でも見つからない。
だから作るしかないかなとずっと思ってました。

きっかけは銀座にあるクロスステッチ専門ショップ・越前屋に行ったときに
見つけた幅広のテープでした。　Perminの16cm幅リネンテープを使用。
布を縫い合わせて作ると刺繍布の場合はどうしても角の縫い合わせが分厚く
なりすぎるのが問題でした。　さらに私はミシンがあまり好きじゃない。

でもこの幅のひろ～いテープなら上下を縫い合わせる必要がなくて、
文庫本にピッタリサイズです。　

さらに常に手にもつ汚れやすいカバーだからサンドベージュ色の
リネンの風合いも気に入って即買い。　

店にあった見本のカバーを見るとすごく簡単だったのでその作りを記憶して帰宅。
アイロンかけなくても手で折るだけでしっかり折れ目がつく便利な布でした。
Perminの16cm幅リネンテープを使用。

　
　裏側です。
　端っこの糸を引き抜いて、縫ったんで全く目立ちません。

　カメレオンの方はDMCのグラデーション糸を初めて使用。
　白とピンクが重なると綺麗に色が出ないので、
　刺し方にコツがいる意外に難しい糸でした。
　ブルーのは最初１色の予定だったけど、途中で飽きたんで２色に。
　どーだろう、１色の方が良かったかなぁ。

　
　広げたら、こう。

これを見て、“あれ？なんかおかしい…”と思ったあなた！　鋭いです。

実は…




カメレオンの頭が右を向いてるでしょ？
日本の文庫本は右開き。
だから表紙側は広げた時に左側にこないとダメなんです。
ブルー模様のようにね。

実は刺し始める前にわかってたんです。
でもオリジナルのデザインがこの通りだったので、まあいっかって。。。
ようは左向きに書き写すのが面倒くさかったってわけ…　

そんなおかしな理由で裏が表になりました。
それが面倒なら、作ること自体が面倒では？って思うよね普通。

「完璧主義かと思ったら、そうでもないよね」って言われます。

見えない裏の仕上がりには激しいコダワリがあるのに、
なぜか大胆に無頓着です。　なぜなのかは不明。

カメレオンは本好きの友達にバースデープレゼントしました。　
売りものにはない、手作りらしさってことで許せ　＝＞　友よ
今、日本縦断行脚中（出張）で郵送をまだ受け取ってないようです。

ペルミンのリネンテープは入手しにくいし、10cm500円以上もするけど、
こんなのも見つけました。次に作ることがあったらこれかな。
16cm幅　麻テープ　約40cmで文庫本1冊分が作れます。


もっと簡単に手作りしたい場合は、キットがあるよ。
これもかわいいよね！　

Olympus刺し子キット ブックカバー


作るのが面倒くさい方は既成の刺繍カバーもありますよ～

　コットンブックカバー　お花と蜂


　素朴でいい味だしてます
　【山こぼう】 ブックカバー 原稿用紙





　やっぱり手作りはいい
　ひな人形師がつくるブックカバー　和柄布製



ところで先日のトースカーナの風景を受け取った叔母Sは、
すっごく喜んでくれました。
プレゼントはあまり喜ばない人だというのに、
来る人みんなに自慢して見せまくってるそうで…　
ここまで喜ぶのは、シャネルのバッグをプレゼントした時以来かな。