時速110キロ超、減速なく脱線・尼崎事故で中間報告
107人が死亡した兵庫県尼崎市のJR電車脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は6日、中間報告と建議(提言)を北側一雄国交相に提出した。事故現場のカーブ(制限速度70キロ)には110キロ以上で進入し、ブレーキ操作はカーブ進入後だったことが判明。脱線時刻は午前9時18分54秒前後だったことなど当時の運行状況はほぼ分かった。
事故調は先頭車両が搭載していた自動列車停止装置(ATS)の記録をもとに、速度やブレーキ作動地点を特定した。
報告書によると、列車は減速しないまま、110キロ以上で制限速度70キロのカーブに進入。20数メートル走行した後に運転士がブレーキをかけたが、ほとんど減速しないまま9時18分54秒前後に左へ脱線した。
事故車両の車掌は付近の列車に危険を知らせる防護無線機のボタンを押したが、予備電源に切り替えていなかったため停電で作動しなかった。 (10:48)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050906AT1G0503506092005.html
107人が死亡した兵庫県尼崎市のJR電車脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は6日、中間報告と建議(提言)を北側一雄国交相に提出した。事故現場のカーブ(制限速度70キロ)には110キロ以上で進入し、ブレーキ操作はカーブ進入後だったことが判明。脱線時刻は午前9時18分54秒前後だったことなど当時の運行状況はほぼ分かった。
事故調は先頭車両が搭載していた自動列車停止装置(ATS)の記録をもとに、速度やブレーキ作動地点を特定した。
報告書によると、列車は減速しないまま、110キロ以上で制限速度70キロのカーブに進入。20数メートル走行した後に運転士がブレーキをかけたが、ほとんど減速しないまま9時18分54秒前後に左へ脱線した。
事故車両の車掌は付近の列車に危険を知らせる防護無線機のボタンを押したが、予備電源に切り替えていなかったため停電で作動しなかった。 (10:48)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050906AT1G0503506092005.html