伊藤計劃さんの短編集。
どの話もとても読み応えがあり面白いのですが、その中でもやはりメタルギア好きの僕にとってたまらないのが
『フォックスの葬送』です。
設定としてはMGS3 スネークイーター作戦後の世界を舞台にしており、スネークのかつての戦友であるフランクが反旗を翻したというところから物語は展開していきます。病床に伏すゼロが語る過去の悲惨な作戦、その作戦に従事していたフランクが見たものとは?
そして、なぜフランクは自らの部隊も祖国も捨て、武器を手に立ち上がることになったのか…?
エピローグを読んだ時は感動なのか驚きなのか、鳥肌が立ちました。
MGSを知らなくても楽しめますし、知っているとなお一層物語に入り込めると思います。
今回ご紹介した『フォックスの葬送』以外にもルワンダで起きた民族同士の虐殺を題材にしたものや、コジプロの名作のひとつ『スナッチャー』のその後の世界を描いた物語など、様々なストーリーを楽しむことが出来ます。
気になったり、読みたいなと思った方はぜひ読んでみてください♪(๑´ڡ`๑)
そうすればきっと、伊藤計劃さんにもっとたくさんの物語を紡ぎ出して欲しかったと思うことでしょう。
最後に伊藤計劃さんの作品
『虐殺器官』の中から、迷ったりつまずきそうになった時に力が貰える言葉を紹介して終わりたいと思います。
‘‘倫理の崖っぷちに立たせられたら、
疑問符などかなぐり捨てろ。
内なる無神経を啓発しろ。
世界一鈍感な男になれ。
正しいから正しいというトートロジーを受け入れろ。”
それでは!
σ・ω・)σまた会おうッ!