1ヶ月が経ちました

振り返ってみるとあっという間だったような気がします。最初は仕事がなくて手持ち無沙汰で、私の2週間後に赴任してきて同じアパートに住んでいた先輩と不安を抱えながら日々を過ごしていました。しかしいざ仕事が始まると毎日があっという間で、毎日が残業。ただ最初と変わらないのは、夜は殆どいつも誰かと外食しています。そんな生活で1ヶ月に使ったのが約8600元。携帯電話の料金がまだ分からないのですが、大した額ではないと思いますので、月に14万円ほどかかった計算になります。最初の月なのでずっとこのペースなのかどうかよく分かりません。でも物価が安いとはいえ、日本人が行くような外食のお店はそれなりに高くつくということもあるでしょうし、中国語が出来ない人が買い物するところも高いのでしょう。もうちょっと節約して貯金したいなと思いますが、暫くは便利や安全をお金で買うしかないですね。

初めての換金

今日後輩と一緒に銀行に行きました。普通の窓口には並ばず、貴賓室と書いてある個室みたいになっているところで、米ドルを人民元に換える手続き、その一部を引き出す手続きをしました。会社と契約しているので我々は優遇されているようです。3000ドルを人民元に換えて、そのうち1万元を現金で下ろしました。その1万元はずっとポケットに入れていましたが、何だか落ち着かない一日でした。帰ってから金庫に入れました。やっぱり日本は便利ですね。

初めての給料

北京に来て初めての給料日です。日本と違って税金や保険料などの控除がかかれておらず、手取り金額だけが書かれている味気ない明細ですが。給料がドル建てで出ると自分は外国で働いているんだなぁと実感するとともに、いまいち給料が高いんだか安いんだか良く分かりません。なぜ人民元ではなくドル建てかというと、日本に帰ったとき人民元を円に換金できないからです。

さてこのドルでもらった給料ですが、これを自動的に人民元に換算されて下ろせるわけではありません。面倒ですが、銀行に行って自分の口座にあるドルを人民元に換える手続きをして、初めて窓口なりATMで下ろすことが出来るのです。従って必ず平日の日中に銀行に手続きに行かなければならない面倒なシステムです。見た目には近代化されていても、こういうシステムはまだまだ遅れていますね。まあオリンピックまでに徐々に変わるかもしれませんが。

飲み会が続く

休日以外は毎日が飲み会になっているような気がします。もともと飲み会が好きではない上に、遅くなると妻とテレビ電話が出来なくなるので、なるべく早く帰りたいのですが、一方でじゃあ夕食をどうするという当てもないので、惰性で飲み会に参加しています。

送別される人たちが帰国してしまえば落ち着くと思うので、そしたら仕事は忙しくなるでしょうが、ある意味自分のペースでできるかなと思います。どうせ残業代が出ないなら、家に帰って仕事してもいいんだし。プライベートの時間がなくなるのは嫌ですが、北京以外も知りたいので、少し出張もしたいなと思います。

まあとにかく先は長いですから、少しずつ慣れていくしかないですね。

あと一週間で

労働節の連休で、妻が北京に遊びに来ます。連休は地方から北京に出てくる中国人達で激込みになるそうですが、果たしてどうなることやら。勿論久しぶりに会えるだけで十分嬉しいのですが、せっかくなので観光や食事なども楽しんでもらえるといいのですが。

三週間で色んなところに行きましたが、妻が喜びそうな雑貨のお店は見つかりません、というか中国にはないような気もします。中国語がもっと出来るようになれば見つけられるかも知れませんが。食事ももっと美味しいところをと思うのですが、一人では入れるお店に限りがあり、また中国語ができないこともあってなかなか開拓が進みません。それでも王府井付近のレストランは結構英語が通じますし、会社の人に連れて行ってもらったお店の幾つかは使えそうなので、何とかなるかな。お茶は今日あちこち行ってみて何となく雰囲気は分かりました。

まあどうなることやらという感じですが、とにかく楽しみです。

お茶

今日はお茶を買いに行ってみました。最初は天福茗茶という店に行きました。この店はあちこちで見るような気がします。英語が通じる店員がいたので、烏龍茶の試飲をさせてもらいました。このお店で売っているお菓子も食べて少し話をし、ここではとりあえず凍頂烏龍茶を買ってみました。次に吴裕泰茶という店に行きました。前の店で高いお茶を買ってしまった（50グラムで2000円ぐらい）ので、ここでは安いジャスミン茶（100グラム200円ぐらい）を買ってみました。

もう一軒ぐらい行こうかと思ったのですが、お腹が空いたので王府井小吃街に行って、とりあえず羊肉串を1本食べました。七味唐辛子みたいなのがたっぷりかかっていたので辛かったです。これをかけないでって中国語で何て言うんだろう。

それだけでは物足りず結局東方新天地に戻って重慶料理（だと思う）を食べに行きました。いつもはフードコートで食べるので、このレストランは高そうだなと思っていたのですが、ここは中国。結局800円ぐらいで腹いっぱい食べられました。

その後今日は庶民の市場に出かけてみました。大望路駅の近くにあるのですが、やっぱりちょっとリアルな貧しいアジアって感じです。キロ幾らで表示がありますが、もちろんこんなのは出鱈目でもっと安いはずと思うのですが、果物や野菜が5キロで10元とか書いてあると、本当に値切る必要があるのかと疑問に思います。果物や野菜はぱっと見は問題なさそうでしたが、農薬はどうなんだろう。魚や肉は余り新鮮ではないように思います。結局見るだけで何も買わず、帰りにスーパーに寄って買い物して帰りました。

食べること

北京に来てから困っていることが2つあります。

1つは移動です。車が使えない、タクシーは言葉が通じない、電車は路線図が分からない、飛行機に乗って出かけるほどでもないということで専ら近場でうろうろしています。もっとも未だ北京以外がどういうところか全く分からないので、どこかに行きたいという気もないのですが。せっかく中国に来たからどっか行きたいなと思うのですが、何処がいいんだろう？

もう1つは食事（外食）です。まず問題なのは食事の量で、安くても多く、高いともっと多くなります。仕方なく残すのですが、それでももったいないという心理が働くのか、食べ過ぎてしまいます。次に味ですが、決して不味くはありません。ただ味が濃いか味がないことがあり、日本人好みのちょうどいい薄味というのがないんですね。まあ日本食じゃないのでしょうがないのですが。じゃあ自炊と思うのですが、どうしても会社の人と食事して帰ることが多いですし、一人だと外食の方が安いんですよね。

今日はスーパーで2.5キロ500円の中国大連産のコシヒカリを買いました。水の量が多すぎてべちゃっとなってしまいましたが、日本から送った炊飯器で炊いたコシヒカリは、北京のお店で出てくるご飯より全然美味しいです。今日の夕食はご飯、日本から持ってきたアサリの味噌汁とふりかけ、スーパーで買ったゴーヤーと腸詰炒めを食べました。あと昨日は奮発してポンジュースを買いました。こっちでは800円ぐらいするんですよ！大事にチビチビ飲んでいます。やっぱり日本はいいなぁ。

引越し

昨日会社を休んで引越ししました。引越し先は北京の繁華街「王府井」の東方広場というところにあるマンションです。すぐ近くに天安門広場があります。街中なのでちょっとうるさいのが難点ですが、ショッピングセンターや地下鉄の駅が近くてとても便利なところです。引越しといってもなかなかうまく行かないのがこの国の常で、電話で三度催促してやっとインターネットと給水器の水を手に入れ、時計を壁に掛ける工事をしてもらえました。

部屋はリビング、キッチン、メインベッドルーム、メインバスルーム、ゲストルーム（シングルベッド2つ）、ゲスト用バスルームとありますが、これを中国では2LDKと呼ぶそうです。広すぎて各部屋が遠く感じます。バスタブはメインバスルームにしかないのですが、これが割りと深めで寝転がって足を伸ばし気味で浸かれるぐらいで、結構気に入っています。キッチンコンロはガスではなく電気なのが残念ですが、電圧の違いか、日本のより熱くなるような気がします。

日本からの荷物も届いて、着る物、食べ物などが増えてうれしいです。買ったときのことを思い出すと、少しだけ寂しくなりますが。部屋に畳がなく、布団じゃなくてベッドでも何の問題もありませんが、やっぱり食べ物は日本食が一番ですね。衣類はこちらは安いのですが、やはりそれなりで、費用対効果を考えれば日本の方が断然安いと思います。

黄砂はどこへ？

今朝は久しぶりに青空が広がりました。掃除されたのか、強風に飛ばされたのか、道に積もっていた黄砂も殆ど残っていません。いよいよ明後日引越しです。荷物をまとめなきゃ。

30万トン以上？

想像もつきませんが、これが北京で積もった黄砂の量だそうです。300台の砂塵清掃車が走り回っているそうですが、見た記憶がありません。いったい何処を走っているのやら。

今日は昼食は一人で食べて、飲み会は一次会で帰りました。元々会社中心で生きられる性格ではないのですが、それ以上に日本人駐在員だけで固まって行動する狭い世界に飽きてきました。中国語ができないので仕方ないですが、やはり北京にいるんだからもっと中国人と接したほうがいいんじゃないかなと思います。もっとも収入が少ないとか家が遠いなどの理由で、中国人と飲みに行くのは難しいのかも知れませんが。それにしても毎日日本食食べてお酒を飲んで同じような話を繰り返すのも虚しいなと思います。まあ何処に行っても難しいのは人付き合いですね。先は長いのでマイペースで中国を満喫したいなと思います。