ラムとハナと映画の日々

観た映画の感想をごく簡単・簡潔に書きます。

迷子の警察音楽隊

2008-01-30 | 2008年公開作品
去年は厄年真っ只中のようで、プライベートでいろいろあって映画を観る機会もめっきり減りました
今年もあと一年厄年みたいだけど。。。
とりあえず観たいなぁと食指にかなった今年の1本目はコレ

2007年作品、イスラエル=フランス
オフィシャルサイト

中東情勢にはあまり明るくないのですが、隣り合わせのイスラエルとエジプトが長い間敵対してきたのは知っていました。
宗教や言葉が違っても、国と国ではなくとどのつまりは人と人との一個人との付き合いでそれぞれが何を感じるか、、時間の流れもゆっくりな感じが心地いいです。

エジプトの警察音楽隊が、イスラエルの空港に降り立ったが迎えもなくただ立ち尽くす姿の冒頭から思わず笑いそうになる。
演奏先に連絡をとろうとするものの何度も電話をして言うものの最後は途中で切られてしまう。
アレキサンドラ。。。。。と一生懸命に言う団長がけなげだけどコミカル。
目的地も間違えて何もかもがツキに見放されたよう。
でも、そこで出会う人たちが最初は警戒しながらも歩み寄っていくのがいいです。
団長がとにかく”固い”。
一番年少のイケメン、カーレドのナンパなゆるい感じが対照的で
この二人も迷子になったおかげで歩み寄ることができる。
(まぁそもそもは目的地の名前を間違えたカーレドのせいで迷子になったわけだが・・・)
大きな出来事もないので物足りなさを感じるかもだけど
静かな時間の流れの中で、それでも明らかに変わっていく人たちを観ているのは気分がいい。