goo blog サービス終了のお知らせ 

遊歩のリュックと登山靴

日常の近場の山歩きから縦走登山、「らくらく山歩会」の毎月の例会登山の
山行記。豊かな自然を愛し、大切に守っていきたい。

最高の森林浴の山:ブナ林と苔むす渓流の若杉原生林を歩く

2023-08-12 23:14:33 | 日記

2023.8.11

今日は「山の日」、混み合う山を避けて静かな山を探してみた。

結果、岡山県と兵庫県、そして鳥取県智頭町の3県にまたがる「若杉原生林」を選んでみた。

3県を跨ぐ山、それじゃあ東京都と埼玉県、山梨県の県境の山「雲取山」と同じじゃないか。素晴らしい!!

早速車を走らせた。県境のトンネルを抜けたら即左折。そしてどんどん山を登って行った。

正面、進入禁止の柵と熊出没注意の看板が目に入った。「こりゃ~手強い」と思いつつ登山開始。

  

舗装道路は直ぐに終わり、広い石畳の道へと変わった。

 

なるほど、此処は森林浴の森100選に選ばれた「若杉天然林」のブナの森。当然!!感動する美しさだった。

現在地「第1分岐点」を左に入り若杉自然研究路を進む

 

ほどなく石畳の道は終わり、登山道となるけど、広い道は草刈りがされていて歩き易かった。

 

緩い登りが有ったり、木段を登ったりと高度が少しづつ上がって行くのが分かる。しかも吹く風はなんとも心地よく涼しかった。

此処は中国自然歩道との合流地点。傍らの木の幹には「熊の爪痕」が残っていた。

 

左へ進めば、智頭町芦津方面。どこかに熊が・・・・

第3分岐点で「自然研究路」と別れ、「中国自然歩道」を進む。ここが最高地点だから下り坂になるのかな?

 

長い木段の下りを歩く。右は自然林で左はスギの植林と左右の森の景観の違いに複雑な想い。

 

若桜町・智頭町・西粟倉村の3町尾根が分かる地図も建っていた。

 

道は平坦で明るく、快適な気分で進んで行った。

若杉峠の分岐の先、展望休憩舎へ到着。数組の登山者と合流。「以前は周りの木も低くて、眺めが良かった」と展望の無さを嘆く人も有った。

お弁当を食べ、一休みの後大茅スキー場方面へと下る。途中で峠地蔵尊が見守っている分岐が有り、左に行けば美作への旧街道、其処を直進。

 

 

ホトトギスの花。初めて見る草丈の低さ。そして紅色の物も有り暫しうっとり見とれてしまった。

 

  

旧街道らしい風情の残る山道

第2分岐点から再び「若杉自然研究路」へと入る。

所どころには休憩舎や案内板が有り、とても安心して歩くことが出来た。

トンビマイタケ

第3分岐点へ反対側から到着。

逆方向から見たら、三つ巴の木を発見「ブナとスギとカズラ」これは大変!

 

  

 

歩き始めからの大きな感動。延々と続く石畳の道、ブナの原生林。渓流の瀬音を聞き、苔むす岩場を見ながら歩く楽しさ。

自然研究路と中国自然歩道の二つのルートを組み合わせれば、楽しさ倍増(何倍にも増える)。

若杉原生林は私の「お気に入りの山」となってしまった。

春の芽吹き、夏の涼風、秋の紅葉と少しだけ頑張って、トンネルを抜けて西粟倉村まで。

いや~本当に「好い山」見つけました。

次回の山旅につづく

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 連日の猛暑:涼風を求めて大山へ | トップ | らくらく山歩会 ’23 //8月例... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事