8月29日
今日は土曜日。琴浦町総合体育館の利用者対象の「朝さんぽ」も今回は場所を船上山へ移動して、総勢27名でダム湖を廻る周遊コースを歩いて参加者同士友好を深めた。船上山ダムの辺りの気温は31.8℃、猛暑(酷暑)続きの毎日を送っている私には随分涼しく、吹く風にも秋の訪れを感じる楽しい時間を過ごすことが出来た。
行事も終了してから、「少年自然の家」を訪ね船上山滝巡りコースの様子を聞いてみた。以前訪ねたことのある「鱒返しの滝から雄滝・雌滝へのルート」の現状を聞いてみたかった。以前一緒に展望台めで歩いたことのある担当者2名(若い男の先生)が共に仰ることには「あのルートは僕たちも歩いていなくて、たぶん荒れていると思います」とのこと。ならば一般コースのみを歩いてみようと、登山口へと向かった。登山口は県道を大山町方面へダム湖を右手に見ながら進み、勝田川を渡った道路沿いの看板があるところから入山。鱒返しの滝への標識通りに登って行く。およそ15分で滝を遠望できる「展望台」へ到着。この夏の雨不足は滝の水量にも影響しているようで、いつもより水量が少ないようだ。そこから背後の崖を直登し、登りきったら左方向へ平坦な尾根道を15分ほど歩き、渓谷入り口の標識を確認し、杉が植林された坂道を下る。眼下に清流が流れる渓谷が見えたら、最後の坂を下り大きな岩盤の一枚岩渓谷へ到着。とにかく素晴らしい渓流に暫し見とれてしまった。下流は鱒返しの滝へと流れ落ちる「滝の頭」上流は幾重にも続く「滑滝」だ。涼風の中、清流の流れを見ながら飲んだホットコーヒーの味は格別だった。
県道沿いの登山口から入山。ツリフネソウやナツエビネの花が見られた
倒木を乗り越え、ジグザグ道を展望台へと頑張って歩くと正面に滝を遠望できた
展望台の背後の急登をザイルや枝を頼りに攀じ登った
登り切れば、正面に滝が見える。足元にはイワカガミの群落が多くみられた。
尾根道を過ぎ、杉林の下り坂を下れば、渓谷の清流音が聞こえてきた。
ここが一枚岩渓谷。秘境だけど心和む場所です。
復路は急坂を下りないで、そのまま水平道を北方向へと進めば、難なく登山口へ戻ることが出来た
登山口近くの勝田川の清流。家族連れが水遊びをしていたけど、こんなところで遊べる子供は幸せだと思った。
9月のらくらく山歩会の例会の下見だったけど、今日の私には「この夏の暑さと、コロナ自粛」のお見舞いのようでとても嬉しい、穏やかな山旅でした。
次回の山旅につづく
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