オリンピックの聖火台に水素燃料が採用されるのは世界初。排ガスゼロの水素社会の実現に向けた壮大なプレゼンテーションになる。
またトヨタ自動車が電動車を中心に約3,700台を提供。競技会場・選手村・国際メディアセンターなどの拠点間移動に使用される。提供車両に占める電動車比率は約90%の見通し。
そのうち走行中にCO2を排出しないEV・FCVの導入台数は、FCV約500台、EV約850台の計約1,350台。市販車を中心とした関係者輸送の車両約2,700台の平均CO2排出量は80g/km以下になる模様。水素燃料の聖火台とともにクリーンエネルギー技術で最先端を行く日本を世界に示す絶好の機会になる。
FCV=Fuel Cell Vehicle (フュエル・セル・ヴィークル)燃料電池車
水素を燃料にして空気中の酸素と化学反応させて発電、電気モーターで走行する電動車の一種。水素燃料は3分で満タン。約650km走行。非常時には移動型発電機にもなり、一般的な4人家族の家に9日分の電気を供給できる。排ガスゼロなので屋内やテント内で発電可能。