らくだの独り言

西荻で「らくだ鍼灸治療院」を営む院長が、日常気づいた出来事をコラム形式で綴ります!

2007年らくだの独り言バックナンバー

2009-10-20 16:35:48 | 独り言(コラム)
<この1年の健康に感謝>
 今年も残すところあとわずか、あっという間の一年だったが、いろいろあった一年だった。何より持病が増えたとはいえ、大きな病気もせずに過ごせたのはありがたいと思う。患者さんの中には一生を左右する難病に、かかったことがわかった方もいて、つくづく、誰がいつなってもおかしくない病気がたくさんあって、健康の有難みが増す一年だった。らくだ鍼灸治療院に関しては、休みを増やして患者さんたちに、不便や迷惑を掛けてしまったが、お蔭様でなんとかやってこれたと思う。なかには、らくだの休みの日にかかるときのいい治療院を紹介してくれと、ちょっとイヤミのようなことも言われた。治療法が違うものなので残念ながら、安心して患者さんを任せるところが近所にないと断りましたが。自分のところが一番とは言わないが、少なくとも鍼とマッサージ、整体とバランスよく治療しているところは少ないのは確かだと思う。今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。。。 (2007年12月)

<寒さ到来!>
最近寒さが増してきた。朝晩の冷えから来るコリ、シビレ、痛みが増えてくるこの頃だ。さて、温めるポイントは、足先の冷えやシビレ、こむら返りが起きた時は、腰椎の5番(背骨の一番下、骨盤との境い目)あたりを使い捨てカイロなどでよく温める。①下り階段の膝の痛み(座って曲げるのは痛くない)、②座位から立ち上がる時の腰の痛み、③太ももの外側の痛み、これらの時は、腰の上部おへその裏に当たる腰と背中の境い目あたりをよく温めて下さい。さらに、上記の場所の軽いストレッチ前屈やヒネリをユックリ、痛みがあまり出ない程度にやってみて下さい。手の指先は、親指側のシビレや痛みは首の付け根、小指側の痛みやシビレは肩甲骨の間をよく温めて下さい。痛みが増したり、ヒドイ痛みは、やはり専門家にみてもらうことをお勧めします。冷えの予防は、腹巻をしたり、頸にタオルやスカーフを巻くといいです。(2007年11月)

<定期的に手に入れよう>
最近、大分涼しくなってきた。冷えとともに症状がひどくなってきて、痛みをとって欲しいと患者さんが来る。本来は鍼やマッサージ、整体など、養生の施術なのだ。確かに即効性があるが、長い時間掛けて患ってきた慢性疾患は、一度施術したからよくなるものではなく、何度か施術して、しかも身体の環境が変わらないとよくならないものが多い。患者さんの中には、一度の施術でよくなって当たり前のように思っている方もいる。運良く治療が当たって、1度目で良くなったとしても、2度目3度目で同じ様によくなるとは限らない。少しずつ身体の環境も変わるし、また、施術という刺激に身体が慣れてしまうと、効果が薄れてしまう。そこは、なんとか施術に慣れないように、刺激を少しずつ変えるのだが、それでも大変だ。ひと昔の人は、ちゃんと養生として、定期的に鍼やマッサージにかかって、身体を手入れしていたのである。(2007年10月)

< 残暑の季節の体調管理>
酷暑の8月も終わり、幾分涼しくなってきたが、まだまだ、残暑が厳しい。身体は夏の疲れが今頃出てくる。汗が出るので手足の肌を出しているが、これが冷えやすいのだ。また、お腹も壊し易い。今頃から、患者さんに勧めるのは、長袖と腹巻で小まめに温度調整をすると良いのだ。特に朝晩が思ったより涼しくなるので、早めに冷えの予防をお勧めする。寝るときは、首にタオルを巻き、腹巻をして寝ると朝方の冷えを防いで、肩こり、腰痛、腹下しの予防となる。また、湿度の高い時は、のどが渇かないから水分不足で、頭痛、眼の疲れ、足のつれ、など起こりやすくなる。水分の定期的な補給も忘れずにやりたい。また、身体も硬くなりがちだから、軽いストレッチをして、ケガの予防と病気を防ごう。天気のいいときは、外へ出て、ユックリと散歩から始めよう。(2007年9月)

<病院との連携によるメリット>
先日ぎっくり腰の患者さんから、往診の依頼があった。様子を聞くと、半年前にぎっくり腰が有ったこと、そのまた半年前にもあったことで、一度脊椎の専門の整形外科医を紹介しましょうと言ったら、怒って電話を切られてしまった。医者に行きたくないから、治療院に掛けてきたのだろうが、様子を聞いて重傷と判断したのだ。専門の医師はCTやMRIなどの写真も細部にわたって撮る。おのずと的確な診断と治療が可能になる。ただ機械をかけて牽引をするだけでなく、手術まで任せられるメリットがある。いろいろアドバイスもしたかったが、他の患者さんの治療中の電話でもあり、理解してもらえず残念であった。なんでも、治す、治ると無責任に宣伝している治療院があるが、有り得ない。また、ちゃんとしたところは、ある程度の近所の病院や医師の情報を持っているものだ。当院もアドバイスを時々頂いて、お世話になっている医師もいる。そんな連携が必要だ。(2007年8月)

<筋トレ前後のストレッチ法>
 先月の独り言で、背筋について書いたが、以前は、2時間も車を運転していると腰が 痛くて弱ったが、昨日も計6時間運転したが、痛くならなかった。我ながら、効果に 驚いた。さて、やり方だが、背筋の筋トレを始める前後に、腰背部のストレッチは必 ずして下さい。仰向けで膝を立て腰をユックリ、膝が倒れるところまで左右ひねりま す。それから膝を抱えて、両膝が胸に着くまでユックリ引き寄せます。そこで顔を両 膝に近づけて卵のように丸くなりゴロゴロ左右上下にユックリ揺らします。腰を伸ば すストレッチですが、此処まで、鋭い痛みが出るようなら、止めておいて下さい。こ れを背筋の筋トレの前後にやります。筋トレは、うつ伏せで手足をユックリ浮かせ て、胸が少し浮く位までやります。時間でやっても、カウントして、数多くやっても いいので、ご自分のあったやり方で結構です。2、3週間効果出るまでかかるようで す。(2007年7月)

<腰痛予防は「7:3」が鍵!>
 梅雨前線が天気図南の空にチラホラみられるようになったが、湿度の上昇とともに体調を崩す人が増えた。自分も先日2度目?のぎっくり腰になった。腰痛は職業病みたいなものだが、不注意して昼食を新聞読みながら、変な姿勢で食べていたら、気付いたら痛んで腰が伸ばせない。「マズイッ」と思いながら、丁度忙しくてストレッチや治療ができなかった。夜帰ってから治療したが、痛くて寝返りもやっとだ。幸いにも前屈後屈上下は痛みが出ない。腰を傾けたりひねると激痛が走る。友人の整骨院で治療を受け、ユックリ、ストレッチをしながら伏臥位で胸が離れるくらいの軽いものをやって、不足している背筋を鍛えた。おかげで、いつもの腰痛位まで回復した。腹筋は、やり易く付き易いが、背筋は付き難くやり難い。皆さんも腰痛軽いうちに、背筋7:3腹筋とか6:4と言われている背筋を付けて腰痛を予防しよう。(2007年6月)

<梅雨前の体調に気をつけて>
まだ朝晩の気温が低いが、だいぶ暖かくなってきた。GWの前には必ず風邪を引くのが、定番になっている。毎年気をつけてはいるのだが、丁度、疲れと体のリズムがそうなってしまっているのだろう。今年もやはり風邪を引いてしまった。咳が少しとノドが痛くてたまらない。橋本七度煎も飲んでみたが、ノドはいまひとつラクにならない。やはり、以前風邪を引いたときに処方され残っていた、抗生剤と消炎剤とモロモロ薬を飲んでみた。もうGW間近だったので、たくさん薬が処方された。あまり飲みたくないが仕方がない。早く治さないと患者さんに迷惑がかかる。皆さんも季節外れの風邪にご注意して下さい。
そして、生ものに代表される2枚貝のノロやO157などのウィルスによる中毒も多い季節になっています。梅雨の前の気温の高くなるこの時期が多いと聞きます。気をつけましょう。(2007年5月)

<春、眠りををいたわりましょう>
さくらも散り始めて、暖冬ながらも例年通りになった様だが、自然界の異変は確実に進んでいるようだ。最近、花見で一日外で宴会をしていたら、眼が痛くなったと言う患者さんがいた。紫外線によると思われるが、もうこの時期からは、外出時にサングラスをしてもいいのではないか。都会とはいえ、外に一日いるとモロに紫外線を浴びることになる。日焼けを防ぐと同時に、眼も守らないといけない。白目部分が赤い時つまり充血している時は冷やすといい。白目部分が白いのに眼が痛む時は、ドライアイや疲れて機能が落ちている可能性があるので、蒸しタオルなどで温めるといい。痛みが続くときは、すぐに眼科へかかろう。この時期、睡眠不足もなりがちで、幾つかのホルモンが睡眠中に作られることもあって、「春眠あかつきを覚えず」の通りにいくら寝ても眠くて仕方がない。ここは自然に、昼寝を充分に摂り、体調を整えよう。(2007年4月)

<衛生管理の見直しが必要>
 冬らしい冬がないまま、春があっという間にやってきた。最近、今までの衛生管理を見直さなければならなくなった。ひとつは、うがいする時の①「イソジンうがい薬」を使用してのうがいと②普通の水道水だけのうがいと③うがいをしない人の統計データで、うがいをしない人とイソジンうがい薬のうがいは、同じ確率で風邪を引いてしまうということ。効果有りは普通の水だけのうがいだそうで、口腔内の善玉菌も殺菌してしまうことらしい。もうひとつは、某医大付属病院で発生した多剤耐性緑膿菌の感染ルートが、院内にある固形石鹸が媒介ルートらしいとの検証TV番組があった。ウィルスは確かに石鹸では死なず、石鹸で浮かして流すだけなのだが、塩素系消毒剤でないと殺菌できない。その為固形石鹸をウィルスに汚染された手で洗うとそこで、他の人に移してしまうのである。固形石鹸で手を洗っている方も多いと思うが、ポンプ液体石鹸に代えないといけない。らくだでは、開業以来ポンプ液体石鹸です。自宅は固形石鹸でした。(2007年3月)

<肩と首の痛みを訴える人多し!>
 この暖冬の季節、最近多いのが40肩50肩といわれる奴と寝違いだ。80近いお婆さんから、10台半ばの男子まで、肩が上がらない、首が痛むとやってくる。冬場の運動不足に加えて、寒さで姿勢が崩れ、寒暖差による筋肉の硬化などで頸や背骨がずれたり、詰まって狭くなったりしているようだ。まずは、冷やさぬようタオルを巻いて寝て予防しよう。それでもなったら、シャワーなどで温めて動かす。初期の段階なら、ユックリ温めてゆっくり動かしていけば治る。コジラせて少し動かすと痛むようなら、鍼が効く。僕の場合は、腰から治療していくが、動かしながら鍼をしていく。応急処置なら消炎鎮痛剤入りのシップもよく効く。痛くて眠れない時など有効です。ストレッチは、壁に正面で手を伸ばして手のひらを付けて、肘を曲げないように身体をお辞儀する。肩の力を抜いてやるのがポイントで、電車つり革に肩の力を抜いてぶら下ってもいい。少しずつ可動域を増やすといい。(2007年2月)

<謹賀新年!>
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。お正月も明けて、昨年のお正月はストレッチをお勧めしたが、今年は軽い散歩からジョギングへUPしよう。まずは、寒い外を歩くところからだが、もちろん始めは完全装備でマフラー手袋もありで、外に出て散歩してみる。これが出来れば、8割以上成功だ。なにせ外へ出るのが億劫なのが正月明けだからだ。後は距離と時間を20~30分位にして、徐々にペースを上げていく。はや歩きくらいで、しばらく続けばしめたものだ。マフラーが邪魔になり、上着やジャンバーが邪魔になり、とって歩き出せば歩き易い。ペースは話しができる位が丁度いい。今年もジョギングやマラソンが流行るだろうけど、あくまで自分のペースでするのがポイントだ。さらに、ひとりだとくじけるので、家族友人仲間を誘って一緒にやるのがいい。女性が仕事後の夜は、皇居を廻ると安全だ。警備のおまわりさんがいっぱいいる。(2007年1月)


2006年らくだの独り言バックナンバー

2009-10-20 16:28:05 | 独り言(コラム)
<今年も最後の月に!>
 あっという間に、今年最後の月になってしまった。今年のニュースは、2月に雪道で 滑って車を壊してしまったことと、3月1日に第2子、女の子の誕生、中国の大連への 旅行、秋はワカサギ釣りにハマって3回行った事かな。最近体調を崩し、不整脈が出て期外収縮があり、いま検査中だが24時間心電図ホルダーを初めて付けた。結果は、まだ後だが、なんとか自己診断だと大丈夫そうだ。そろそろ、身体もガタが出てきたかな。来年はもう少し休みを増やして体調を整えて、患者さんに迷惑がかからないようにしよう。まずは、自分が健康でないと診れないからなぁ。年々無理が出来なくなっているってことかな。今年も皆様に少しでも元気になって頂きたく、がんばってきました。来年もまた、今年以上に病気やケガのないように、一緒にがんばっていきましょう!!(2006年12月)

<筋トレの落とし穴>
 寒さも深まってきたこの頃。バスケットの審判の資格も持ち、普段ランニングや筋トレをやっているスポーツマンのある患者さんが来院した。最近、膝の筋力不足を感じ、ダンベルトレーニングを始めた。時々右足首に鈍痛と捻挫の様な違和感を感じて来院した。さっそく診察するが、右足首に捻挫の覚えもないと言うし、脹れや可動制限もない。右下肢の筋力が異常にない。重いダンベルを持ったせいで、腰椎が狭くなったようだ。全くの逆効果である。腰の治療を施し筋力が戻ってきた。足首の違和感も取れてきたようだ。さらに、前屈のストレッチをさせて、腰を伸ばした。時々、スポーツをやる時に筋トレをやるが、順番を間違えないようにしないと、正反対のトレーニングで身体を壊す。一部の筋力不足や違和感シビレは、神経の伝達不足か血行や体液の循環不全を伴うことが多い。彼は膝の痛みも少し出ていた。このままダンベルスクワットを続けていたら、膝も壊していたに違いない。今は足首も膝も調子がいいと連絡が来た。 (2006年11月)

<予約がとれなかった方に申し訳なくて・・・>
 最近、当日キャンセルが相次いでいる。当日予約が取り難いため事前に予約を入れて頂いているのだが、何か予定が入って当日予約をキャンセルされると、何人もの患者さんをお断りして待っていたのに、空きができてしまう。つらい肩こりや腰痛を何とかしてもらおうと、やっと都合つけて電話したのに断られてしまう。うまくキャンセル待ちなどできればいいが、都合のいい時間の調整が出来ずに無駄に終わる場合が多い。以前は月に1回あるかないか位であったが、ここ半年くらいから急増してきた。キャンセルのペナルティも、他の必要としている患者さんに迷惑がかかる為に、考えていかねばならなくなってきた。このままだと安易な予約の為に、予定が決まらなくて我慢して電話した方が予約取れずに、みなさんに迷惑がかかってしまう。ホテルや飛行機の予約のように事前に前金か、回数券で取らないといけないかぁ(2006年10月)

<介護士さんの苦悩>
 この頃、虫の声が聞こえるようになって、そろそろ運動の季節だ。最近介護関係の仕事をする患者さんが増えた。お年寄は体格も大きくなり、180 cmを超える方や80キロを超える方も珍しくない。小柄な女性が介護のオムツ交換、体位移動させるのはとても困難だ。その為、腰痛や肩こりになる。ある介護士さんは両下肢の足裏が石を踏んでいるように痛むという。もちろん、足裏には炎症、打撲、傷などみられないし本人も覚えが無い。特徴は、介護をしていて夕方から夜になると痛むという。腰が硬くなって背骨のスキマが狭くなっているらしい。鍼やマッサージで緩めるが、ラクなのがもたない。やはり、運動不足で腰の筋力が足りなくて支えきれないようだ。ストレッチを勧めるとラクになるが長くもたない。お尻が筋肉痛になる運動、階段や坂を上ることを勧めた。下りはエスカレーターやエレベーターを使って膝の負担を減らすことも必要である。(2006年9月)

<中国の東北地方最大の都市、大連>
 先月下旬に観光と勉強を兼ねて、中国の大連に行ってきた。3度目の中国だが、大連は上海や香港と違って、中国の東北地方最大の都市だが、田舎らしさが残るところだ。昔のソ連に統治されていたこともあって、ロシア文化と日本文化、中国文化が混在しているところだ。日本企業もたくさん進出しているところは、所々で日本語がしゃべれる人が結構いた。治療院も日本人向けの料金体系も多く、中日式按摩とか中式按摩などとして、日本式は60分60元が90元と割高になっている。見ているとほとんどやり方は変わらないから、詐欺みたいなものだ。鍼は不衛生で、とても任せられないので、マッサージを受けてみたが、15年位前にボクがサウナで中国人たちと仕事していた頃のまま、変わらないマッサージをしていた。日本と同じなのは、若い、かわいい女性が、細い鋭い指で、痛いほどツボをつついてくれて、揉み返しが出るところか。(2006年8月)

<セカンドオピニオンをオススメします>
 最近、「腎結石は治りますか?」という患者さんが来院した。事情を聞くと、病院で左わき腹から背部にかけて痛みがあるので検査してもらったところ、「血液検査、尿検査、エコー検査いずれも異常ないが、きっと、腎臓の小さな結石のせいでしょう。」という診断だったらしい。仰向けで腹部の触診まではしたが、背中は診ていないという。検査結果は悪くないのに???と思い、触ると腫れているようだ。腎結石で患部表皮が腫れることはなさそうなので、詳しく見るとわずかに背中側にボツボツが吹き出物のように出ている。これはヘルペスウィルスの痛みのようで、このままだと広がってしまう。患者さんには、「一応他の病院で、この発疹があることを伝えて、抗生剤の薬をもらった方がいい」と言った。やはり、おかしいと思ったら「セカンドオピニオン」2人目の医者が、欲しいところだ。かかりつけのお医者さんを作っておこう。(2006年7月)

<不覚にも風邪・・・未だ禁酒状態!>
 今月に入って、久しぶりに風邪を引いた。ノドが猛烈に痛くなって、その後、咳やタンが止めどなく出る。この時期油断して、風邪にやられることが多いが、鼻うがいは得意なはずなのに、甘く見て初期の予防を怠ってしまう。ノドが痛くなってどうしようもなくなってから、鼻うがいしても治りにくい。かれこれ10日以上良くなったり、悪くなったりの繰り返しだ。漢方薬を飲んでみても、時間が必要なようだ。ここはひとつ、体の大掃除と思って、過ごすしかない。肺炎だけは気をつけて、周りにうつさぬ様にしておく事にしよう。気持ちもネガティブになりがちで、外に出たいが出れない、ストレスが溜まるという悪循環だ。お酒を飲めば肝臓に負担をかけると思い禁酒をしていたが、4日禁酒して、ビール1本で深夜吐くほど咳が出る。5日禁酒して、またまた、焼酎350mlで吐くほど咳が出る・・・ダメだこりゃ・・・(2006年6月)

<頭痛と一言に言っても・・・>
 前回は頸の痛みや張りを取る方法やったが、今回は頭痛について。頭痛は、痛みの起こり方によって、大きく「日常的に起こる頭痛」「脳の病気に伴う頭痛」「慢性頭痛」に分けて考えられます。「日常的に起こる頭痛」は、かぜや二日酔いによるもので、原因が解消されれば自然に治ります。これに対して、くも膜下出血、脳出血などによって起こる「脳の病気に伴う頭痛」は、何の前ぶれもなく激しい痛みがあらわれることが多く、生命に危険がおよぶケースもあるので注意が必要です。「慢性頭痛」は、原因がはっきりしないまま、繰り返し起こる頭痛です。いわゆる「頭痛持ち」の頭痛で、頭痛全体の約80%はこのタイプといわれています。慢性頭痛は、その原因やあらわれ方によって「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられます。 突然に強い頭痛はもちろんのこと、安静にしていても治まらない、あるいは繰り返し起こり、しかも次第にひどくなるような場合、そして市販の鎮痛薬を服用してもいっこうに改善されないといったときも、ためらわず医師の診察を受けるようにしましょう。(2006年5月)

<朝起きて頸(くび)が痛かったら>
 あっという間に、4月になった。。。この気温差に、頸の不調を訴える人が増える。朝起きて頸が痛くて動かないというものだ。暖かい日は薄着をして、気温差に身体が硬くなり、ちょっとした頸の動きのズレで、元に戻らず痛みを生む。触って患部に熱がなければ、蒸しタオルで温めながら、ポイントは動かして楽な方向へゆっくり止まる所まで動かしていく。3回位繰り返して、1回痛む方向へゆっくり痛みの出る所まで動かす。これを温めながら繰り返していくと、痛みが出ないで動く範囲が拡がるはずだ。腰も同じ要領で、やってみるといい。もし、痛みが増加したり、痛みも動く範囲も変わらなければ、他の病気の可能性があるので、整形外科の受診をお勧めする。まずは、焦らずに勢いつけずに、少しずつやってみるといい。そのあと、消炎鎮痛剤入りのシップがあれば、在宅中ぐらいは患部に貼っておくと早く治る。(2006年4月)

<春はホルモンバランスに気をつけて>
 いよいよ3寒4温がはじまったかな?こんな時期は、体調も大きく変動する。そう自律神経が乱れたり更年期が悪化したりホルモンのバランスが乱れる時である。そういったホルモンは夜間就寝時に分泌されるらしい。以前にも書いたが、午前2時前後から4時前後までを中心にして睡眠をとり、朝は窓を開けて新鮮な酸素を吸い、太陽にあたることでメラトニンを代表とするホルモンが充分みたされる。それで、体調が維持される。
最近ボクは、筋トレを始めていたせいか、体重が増えて高止まりになっている。脂肪より筋肉の方が重いので、筋肉が付いてきた証拠だと思うが、何せ身体が重くて仕方ない。これがまた、筋肉が付いた身体から体重を減らすのが難しい。筋トレして食べなければいいのだろうが、仕事していると身体がもたない。今の課題は筋力をつけて、痩せるという事だな。なかなか難しいものだ。。。 (2006年3月)

<雪道でアクシデント発生!>
 2月1日PM9時30分ごろ白馬長野有料道路で峠の下りを軽快に飛ばしていた僕は、アップダウンのS字コーナーを抜けたとたんに、アンダーステアのおつりが来た・・・げっ!! とすかさずカウンター(逆ハンドル)を当てたが、ABSを軽く踏んだとたんに右の対向車線へ吹っ飛んだ・・・そのまま右の歩道を乗り上げ雪の積もる山の斜面に突っ込み斜めに1.5mくらい駆け上がると左に倒れ、助手席の窓から地面が見えて落ちていった・・・横転すると思った瞬間左タイヤがキシミ、立ち直った。"ラッキー"と思った瞬間、アクセルとブレーキの間に足が挟まって抜けないいっー!!!そのまま今度は自分の車線に戻り、反対側の歩道に乗り上げ歩道の横の山の斜面に正面衝突して止まった。エアバックが作動せずケガもなかったが、車の中がグチャグチャで(+_+)、水蒸気の車から降りたらツルツルで転びそうになった。なんとか自力で脱出し、真っ直ぐ走らないが自走して帰り修理に出し義母の車を借りて東京に戻った。雪道は気をつけよう。(>_<) (2006年2月)

<年の初めはストレッチから>
 明けましておめでとうございます。さてさて、食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返した怠けてブヨブヨの身体にムチを打って、まずはストレッチから始めよう!!痛むようなら無理せず動かせるところを動かせるだけやってみよう。まずは座って心臓から一番遠い手首足首の先から回して伸ばしてみよう。手指を組んだり、足の指に手指を組んで回したりと大きく軽くやってみよう。首も軽くゆっくりと痛まないように回してみる。続いて肘膝、肩関節股関節とゆっくり回せる範囲を動かして行く。決して勢いつけずにゆっくりやるといい。腰も背中も曲げたり伸ばしたり痛まない程度にやってみる。ひととおり身体を動かしたら、今度は顔だ。舌を突き出したり上下左右動かし、口も痛まない程度にユックリ開けてみる。顔も目鼻口をまとめて上下左右に寄せてみる。スッキリした所で最後ににっこり笑顔の練習も忘れずに。今年もよろしくお願いします。(2006年1月)


2005年らくだの独り言バックナンバー

2009-10-20 16:22:21 | 独り言(コラム)
<今年最後の山登り> 
 先日、秩父の旧大滝村近くの熊倉山1427Mに友人と二人で出掛けた。その前に一日8時間以上街中を歩いていたのと、今年5月のGWに高尾山下山中ギックリ腰になり、それ以来、週2、3回腹100回と背筋200回欠かさず続けていたこともあって、少々自信があったが見事に惨敗だった。最初の2時間はなんとかなったが、後半の急登続きの2時間はコタエター。やはり平地歩行と比べると、坂や階段の歩行は使う筋力や心肺機能への負担が格段に違う。短い時間で効率よく筋力や心肺機能を高めるには坂や階段が有効であるといえる。せっかく歩くなら、高度差を利用するハイキングがいいだろう。街中で歩くなら積極的に階段を利用しよう。コースの中に嫌がらずに坂を取り入れることも忘れずに。さて次はディズニーランドでたくさん歩くとするか。おっと!坂も階段もほとんどないか!?・・今年もわずかだが、読んで頂いた皆様に来年も健康で良い年になりますように・・・・(2005年12月)

<目の前に黒煙が・・・>
 10月24日(月曜日)夜8時頃らくだで患者さんが切れて、今日は早く帰ろうかなどと話していた時、らくだ向かいの窓から黒い煙が噴出しているのが見えた。「エッ!!」2Fのらくだドアを開けると白い煙が霧のようになだれ込んで来た。「うわっ!火事だよ!!」事の重大さに気付いた守谷先生と僕は、貴重品とパソコンをバッグに詰めて非難した。消防も駆けつけて、すぐに鎮火したように見えた。だが、裏通りから見ると裏から火柱が上がって燃えていた。戻って並びの花屋さんのおばあさん二人とGパン屋さんの旦那さんに声かけたが、パニックで固まっていた。不幸中の幸いで、向かいのジュース屋さんと町田文具が2軒焼けて済んだ。長屋状態で奇跡的に燃えずにヨカッタ。教訓として、数分で貴重品を持ち出せるように、見られるとまずいから紙に書いて固定電話の裏にでも張って置くと良いと思う。パニックだと貴重品もわからなくなるから・・・。(2005年11月)

<喘息とアトピーの共通点とは?>
 気温も下がり、だいぶ秋らしくなってきたが、心なしかコオロギや鈴虫たちの声が、まだ少ないようだ。先日何年振りかに喘息の発作が出た。体調も悪く薬を対症療法で乱暴に飲み、薬疹も出て最悪だった。前日に久しぶりに日光塩原方面にバイクツーリングで、たっぷり排気ガスを吸ったせいもあるだろう。都内は排ガス規制のおかげで少しは排ガスが良くなった気がするが、絶対数が多いから空気がきれいになったとはとても言えない状況だ。省エネや国民の健康被害を考えると、早く全国的に排ガス規制を進めてもらいたい。アレルギーのアトピーと喘息は、反比例らしく、喘息のある人はアトピーがほとんどなく、アトピーのある人は喘息がほとんどない。どちらも漢方的に治療は胃など消化器系と肝機能を高めて調子を整える。共通するのはどちらもストレスに弱い部分なので、充分な睡眠とストレスを自分なりに解消する必要がある。(2005年10月)

<ケアハウスで感じたこと>
 先日僕の母親のお見舞いに、ケアハウスに行った。実際は老人ホームのようなものだが、個室部屋は思ったより広くトイレ付きユニットバスの他、簡易電磁レンジ、冷蔵庫、冷暖房エアコンなど収納も多く快適な施設だ。日替わりで趣味のカラオケやゲーム、簡単な縫い物をして創作作業。月に複数回の遠足やぶどう狩り、大きい公園等への工夫を凝らしたイベント、母親本人も楽しそうに話していた。6月からの新しい生活に慣れたかと思い安心した。夕方になり食堂で施設の皆さんで食事の時間となり食に行った。20人近くの入居者が、顔を見せた僕らを一斉に見た。顔を確かめるようなその視線は家族肉親を探す目をしていた。違いがわかると落胆の表情をして目をそらしていた。軽く会釈する僕は、一瞬彼ら彼女らと同じ様な寂しさを感じた。その後、帰る僕らを玄関で見送る母親が、車を見えなくなるまでたたずむのをバックミラーで僕は見ていた。(2005年9月)

<セルフセラピー旅行>
 体調は先日の香港旅行の間、悪いままだったが収穫があった。香港旅行に限らず、海外にでると自分を見直し、何が一番必要かという事が解る。煮詰まったり、選択肢に悩んだときは、しがらみや周りの雑音に悩まされずにすむ。精神的にも旅行中の移動や目的に集中して、日常のストレスを忘れることが出来る。旅行中の生活パターンも早寝早起きが出来るようになる。
 また、日本にいる時以上によく寝て、よく歩き、よく食べる。ほどほどの緊張と弛緩を繰り返して自律神経にもよさそうで、充実感や達成感がある。今回もメリットが大きかったので、出来れば年に一、二回行きたいと思う。旅行のオフシーズンを狙っていけば、格安でゆっくりと旅行できる。治療としてでもストレスが関係するものには、かなり効果が期待できると思う。問題は休みが取れるかどうかだが。是非、旅行セラピーとも云うべき、個人旅行を充実させよう。(2005年8月)

<激安香港ツアー!>
 先日香港に旅行した。昨年は上海へ行った。実は北京に行く予定だったが、例の反日デモの影響で予約入れた頃はますます拡大するか不透明だったので、やむなく香港に変更した。激安ツアーに参加したが、上海の2分の一の旅費に期待はしなかったが、思ったよりランクは良かった。物価は日本とさほど変わりなく、食料品と衣料品、交通費が安いくらいか。今の6月は梅雨のような雨季にあたり、暑さと湿度には参った。外にいると日陰でも汗が噴出し、ショッピングセンターやお店に入ると5分で鳥肌が出るほど冷房が効いて体調を崩した。食べ物も美味しいのだが、3日目には中華料理が嫌になった。お腹も壊し、初めて正露丸のお世話になった。いつも旅行の時は持ち歩くが、使った事がなかったのだ。もちろん鍼も自分にした。弛んだお腹がしっかりするのが実感できた。雑菌は外へ出さないといけない。下痢は止めなかった。(2005年7月)

<梅雨時は体調不良にご注意!>
 そろそろ梅雨の走りになってきたところだが、この季節特有の気温差や湿度による神経痛やギックリ腰などが増えてきた。また、ホルモンバランスの崩れなどで自律神経失調症状が出ている方も多い。大敵なのは、睡眠不足と疲れを溜めること。この様々な症状を改善するには、リズムと睡眠が大切だ。疲れや睡眠不足は身体の柔軟性をなくし、寝ている間の体内ホルモンの分泌を妨げる。そのために、7時間の質のよい睡眠と朝のリズムを守るといい。7時間が確保できなければ、昼寝をする必要がある。20~30分の昼寝は、2晩の睡眠に匹敵するというデータもあるくらいだ。今の時期、寝ても寝ても寝足りないという人は疲れが取れていない、昨日の疲れを持ち越しているということだろうか。神経疲労や肉体疲労は、それぞれに置き換えると楽になる。つまり、神経疲労は運動して、肉体疲労は本読んだり勉強すると、よく眠れて疲れが取れる。 (2005年6月)

<ぎっくり腰で学んだ教訓>
 GWは長野県大町市でバーベキューやフリスビーなど晴天にまかせて、日焼けするほど遊んできましたが、GW後半は八ヶ岳へ行く予定をキャンセルして、休みました。北アルプスの山々がきれいな残雪で、僕を呼んでいましたが残念でした。実は4月25日のGW前に、足慣らしをしに陣馬山から高尾山に戻る5時間ハイキングコースで、下りでギックリ腰のように膝と腰が痛くて歩けなくなりました。やっとの思いで帰ってきまして、その日の夜は寝返りも打てないほどでしたが、何とか治療とストレッチして、翌日はいつもの腰痛位になり仕事しました。こうなったのは今回初めてで、患者さんたちのギックリ腰の状態がよく分かりました。でも、自分の治療が間違っていなかったことが、身をもって確認しました。今は筋トレも始めて、腰は調子いいです。やっぱり日頃の積み重ねですね。教訓・楽あれば苦もある、楽してれば苦あり。 (2005年5月)

<朝日を浴びて体内時計リセット>
 花咲き乱れる春になった。今まで寒さで運動不足の体が、気温の上昇とともに緩んで、脊椎が狭くなり神経痛や、また、体内ホルモンバランスが崩れ神経症が増えてくる。運動はもちろんだが、朝の日光が意外と重要なことが云われている。夜更かしをしても朝起きる時間を規則正しくすることにより、睡眠中のホルモンの分泌を促すことが出来る。例えば有名なメラトニンといわれるものなどだが、諸説あるが、朝決められた時間に起床し、太陽の日や強い光を浴びることにより、体内時計が機能し、ホルモンの分泌を促す。この体内時計の機能は、食事によっても正常に成る事が最近の説で分かってきた。朝寝坊と朝ご飯を抜いてしまうことが、体内時計を狂わせ必要なホルモンの分泌を減らしてしまうと言っていいと思う。ただでさえ、ホルモンのバランスが崩れて不調を訴える人が増える時だから、朝を規則正しくしよう。
(2005年4月)

<健康な粘膜で花粉症予防!>
 花粉の飛散が過去最大と騒がれている。さまざまな予防法があるが決め手はなく、幾つかを組み合わせて予防する他ない。インフルエンザの予防にしても、花粉症の予防にしても、ノドや鼻の粘膜に菌や花粉を付けないかもしくは、洗い流すことが予防になる。自力ではストレスや乾燥によって粘液が減少し、菌の増殖や花粉の付着を増やしてしまう。そこで、お医者さん達がお茶をよく飲みながら診察をして、多くのインフルエンザから予防している。常にノドを潤し、手洗いはもちろんだが、これでかなり予防できる。健康な粘膜は、タンや鼻汁として体外に排出する。よく、タンを飲み込んで、風邪の菌が胃に入ったり、臓器や髄膜にまで入ったという話を聞く。人前ではそっとチリ紙に取り、なるべく体外に出さないといけない。唾液は大切な洗浄効果や殺菌効果、保護効果などがあり、足りない時は常に潤すために水分を取ろう。(2005年3月)

<運動で汗をかこう!>
 仕事上健康には人一倍気にしている。最近の病気の原因はいろいろある。アレルギーにしても膠原病にしても、原因のひとつにストレスの増加もしくは、もともと昔からストレスがあったところから、ストレスの感受性が敏感に成っているのではないか。いかにして、ストレスを解消し免疫力を高めるかに尽きると思う。それぞれの人なりのストレス解消を目指そう。もちろん、運動して解消するのが一番だ。運動しなくっちゃ・・・あっ、患者さんにいつもアドバイスしてることだ。僕らのように汗水たらす肉体労働者も仕事の汗は運動になっていないのだ。いつもと違う筋肉や心肺を使って初めて運動になる。部屋に閉じこもって、パソコンばかりしていないで、とりあえず外に出よう。散歩するだけで、気分転換とストレス解消運動になる。趣味や好きなことを探して歩き回るだけでいいと思う。きっと寒さも忘れる・・・なわけないか。(2005年2月)

<産前。産後の整体治療>
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
おめでたい話ついでに、らくだでお世話している妊婦さんたちが、無事出産できますように・・・。腰痛、肩こりが当たり前の妊婦さん達、らくだでは鍼が可能な人は座位で軽く鍼をして、鍼が苦手な方は横向きに寝た状態で、両側マッサージをし、再び座位で腰のマッサージとテルミーという温熱療法で温めて、背部整体が出来れば整体をして治療をしています。産後も1ヶ月位後、スムーズにもとの身体に戻れるよう、患者さんに合わせてマッサージや骨盤の矯正やテルミーなど施術しています。授乳の際の無理な姿勢から来る肩こり腰痛、不安定な乳児の頭を支える際によく起こる腱鞘炎、同様の痛みを皆さん経験しています。もちろんさまざまな状態での治療も相談にのっています。ご希望の方や予約は、お気軽に電話ください。どうぞよろしく。 (2005年1月)

2004年らくだの独り言バックナンバー

2009-10-20 16:16:34 | 独り言(コラム)
<今年を振り返った>
 今年も残りわずかだが、飛躍の年にするつもりがトラブルの対応に追われて、現状維持になってしまった。5月には風邪をこじらせ肺炎寸前になり、通勤ではベンツに追突されたり、オートバイにぶつけてしまったり、らくだでは、7月に猛暑の中エアコンが壊れて2週間冷房なしで仕事したり、義父が胃の手術で私が長野何度も往復したり、駅の反対側北口に「健康プラザ らくだ」(無資格、保健所無届け)、なるものが出来て、間違える患者さんが続出したり、心休まる時がなかった一年になってしまった。そんな中で、8月は過去最高の売り上げをあげたぐらいが幸いか。
 今年は、飛躍しようと力んでみたが、ふたを開ければ現状維持ってとこかな。とりあえず、家族の健康も現状維持ということでよし。本年は皆様に、大変お世話になりました。来年もまた本年以上によろしくお願い申し上げます。皆様のご健勝をお祈りしています (2004年12月) 

<あなたにも「鼻うがい」に挑戦してみては?>
 秋も深まって、紅葉の季節になりました。気が早いが来年の花粉症は、観測を始めてから2番目に多い予想が出ているという。インフルエンザの声もまだ聞かないが、いずれも免疫力が深く関わる。さて、予防はどうするか。免疫力を高めるためには、運動とともに皮膚や粘膜を強くすることが知られている。     
らくだでお勧めしているのは、「鼻うがい」と呼ぶ方法で、歌手やアナウンサーなど声を使う人達がよくやるが、粘膜の洗浄と強化につながる。まず人肌に温めたお湯をコップに半分にして、スプーン半分ほどの天然塩を入れてかき混ぜるだけ。塩加減は味見して丁度おいしく感じる加減が良いと思います。詰まった鼻の少しでも息の通る片側から、初めは吸って出す。痛むようなら、お湯の温度、塩加減を調整する。吸って出せる様になったら、片側の鼻から吸って口から出す。これを片方ずつやる。無理せず痛むようなら、止めてください。  秋も深まって、紅葉の季節になりました。気が早いが来年の花粉症は、観測を始めてから2番目に多い予想が出ているという。インフルエンザの声もまだ聞かないが、いずれも免疫力が深く関わる。さて、予防はどうするか。免疫力を高めるためには、運動とともに皮膚や粘膜を強くすることが知られている。     
らくだでお勧めしているのは、「鼻うがい」と呼ぶ方法で、歌手やアナウンサーなど声を使う人達がよくやるが、粘膜の洗浄と強化につながる。まず人肌に温めたお湯をコップに半分にして、スプーン半分ほどの天然塩を入れてかき混ぜるだけ。塩加減は味見して丁度おいしく感じる加減が良いと思います。詰まった鼻の少しでも息の通る片側から、初めは吸って出す。痛むようなら、お湯の温度、塩加減を調整する。吸って出せる様になったら、片側の鼻から吸って口から出す。これを片方ずつやる。無理せず痛むようなら、止めてください。 (2004年11月)

<筋力低下、あなたは大丈夫?>
 筋力トレーニングを高齢の方を対象にしたものが、若い20代の女性や男性を対象にするようになってきた。例えば腹筋の強化・・・20代なら仰向けで上半身を起こせばできたものが、最近の若者は、これすら出来ない。仕方ないので高齢の方に勧める座位で両足を上げるところから勧める。また、若者に大腿四頭筋の強化は軽いスクワットを勧めるが続かないので、椅子に座り立ちを繰り返す高齢向けの筋力強化を勧めねばならない。なぜこんなことになってきたのか。この状態は、いわゆる成人病のまん延、健康保険の高騰、労働力の低下、国民総生産の低下、などなど、悪循環に至る。もっと、ラジオ体操に加えて運動の教育にお金を使うべきだろう。日本に徴兵制がないのはいいことだが、自由参加の体育では足りないようだ。オリンピックで金メダルをたくさん取るより、一般の人たちを運動させねば、日本に未来はない。 秋も深まって、紅葉の季節になりました。気が早いが来年の花粉症は、観測を始めてから2番目に多い予想が出ているという。インフルエンザの声もまだ聞かないが、いずれも免疫力が深く関わる。さて、予防はどうするか。免疫力を高めるためには、運動とともに皮膚や粘膜を強くすることが知られている。   
 らくだでお勧めしているのは、「鼻うがい」と呼ぶ方法で、歌手やアナウンサーなど声を使う人達がよくやるが、粘膜の洗浄と強化につながる。まず人肌に温めたお湯をコップに半分にして、スプーン半分ほどの天然塩を入れてかき混ぜるだけ。塩加減は味見して丁度おいしく感じる加減が良いと思います。詰まった鼻の少しでも息の通る片側から、初めは吸って出す。痛むようなら、お湯の温度、塩加減を調整する。吸って出せる様になったら、片側の鼻から吸って口から出す。これを片方ずつやる。無理せず痛むようなら、止めてください。 (2004年10月)

<夏の疲れを秋に出すな!>
 少しずつ秋の気配が感じられる今日この頃だが、そろそろ夏の疲れが出てくる頃だ。この猛暑の夏は、一日中冷房にいたせいで、冷えから来る神経痛が多いようだ。暑さのため最近はシャワーだけで済ませていたため身体を温める機会を失っている。暑さで運動する機会が少なかったツケが筋力の低下を招き、体内循環を悪くし、シビレや神経痛、関節炎を起こしやすくする。お勧めは湯船に入ってゆっくり温まることだ。暑さでバテバテの身体を冬の寒さに備えて、温めて疲れを取るのがベストだろう。当然、神経痛やシビレも取れてくる。季節的にも秋は温泉が旬のようだがまさしく理にかなっている。冷やすコツも温めるコツも、一度にたっぷり冷やしたり温めたりせず、何度かに分けてやるとよい。最後に足の膝から下を水に掛けて、体中の毛穴や毛細血管を収縮させるのがコツで湯冷めしにくくなる。温泉行きたーい。(^O^)/ (2004年9月)

<猛暑はエアコン様々です>
 暑さ真っ盛りの夏だが如何お過ごしですか?暑い時には熱い物を・・・が基本だが、気温35度を超えるようだと、そうも言っていられない。らくだでは7月にエアコンが壊れた。冷房が効かず、かろうじて効いていたドライも気ままに切れる。外気温が36度といわれた時、エアコンの室温度は測定不能になっていた。そう、35度までしか計測できないエアコンでした。昼時に窓を開けると涼しい。患者さんにも迷惑を掛けていました。僕自身も微熱が出ているようで、家に帰ると水風呂で冷やしながら、水シャワーで頭を冷やしていた。エアコンが壊れた3日目には、朝通勤の車に乗ると暑い空気の中にいて、吐いてしまった。命の危険を感じ、電気屋さんに無理に前倒ししてエアコンを付けてもらった。これほど、エアコンが大切に思えたことはなかった。しかし、これから停電になったとき、どうするのだろう。対策を考えておかねば・・・。(2004年8月)

<流行から体を守ろう!>
 最近、股関節のトラブルが目に付く。少し前までギックリ腰の患者が目に付いたが、不思議と風邪の流行と同じでプール熱が児童の間で大流行しているそうだが、ウイルスの感染でないのに、ケガやお腹のトラブルが流行する。人はそれぞれが思い思いに行動しているようだが、実は同じ様な行動パターンをとっているようだ。そしてそれは、気候に左右している。気圧、温度、湿度、天気などだ。食事の内容や運動の時期や仕事の繁忙期、皆似たり寄ったりした時期が重なる。その結果、頭痛の患者の多い時期、ギックリ腰の多い時期、腸炎で腹痛の多い時期などなど不思議に重なる。さてそこで、賢い我々は流行を感じ取り少し気をつけるだけで予防すればよい。身近にお腹が調子悪い人をいれば、他人事と思わずに、お腹の冷えや手洗い、脂の多い消化の悪いものを避けるなど気を付ければよい。流行に敏感な事は、身を守ることになる。(2004年7月)

<お腹の調子いかがですか?>
 今の時期、お腹が緩くて下し気味という患者さんが増える。一般的に言うと雑菌やカビの増えた食べ物からなったり、冷たい物を取りすぎたり、気温の変化に身体が疲れていたりとこんなところだろうか。いずれにしても、お尻やお腹が痛くなったり、脱水症状を起こすほどの症状を除いて、身体が異物を外に出そうとする生理現象として、無理に止めずに様子を見ていいと思う。対処として、中途半端にかいた汗をしっかり流して、毛穴を掃除するつもりの半身浴で、時々身体を充分温め、暑い日は熱い飲み物、辛いもので汗をかいて冷やさないようにするとよい。最近患者さんに勧めている薄い腹巻もいい。男性も女性用の薄いものがある。目立たなくて便利です。また、歯ブラシやうがいを励行して、口腔を清潔にすると胃腸も調子よくなる。こんな季節だから、調子を崩さず乗り切りたいものである。(2004年6月)

<這是上上海的健康術>
 先日、上海に旅行した。中国の太極拳はあまりに有名で、確かにあちこちの公園で早朝から太極拳を見かける。また、儒教の影響か特に年長者を敬い大切にする習慣があって、見習いたいものは沢山あるが、健康を考える上でいい習慣がある。例えば、中国の人は冷たい物をあまり飲まない。夏でも氷や冷水を口にしない。冷やすと気持ちいいが身体によくないと知っている。そして、身体を太極的に考える。つまり全体を見る習慣がある。これは、確かに身体は、微妙なバランスの上に成り立っているのがわかる。腰痛が姿勢を崩し猫背になり、呼吸も浅く速くなり胃腸を悪くして、肩が凝り首が張ると頭痛の原因になる。姿勢から眼も疲れ悪くなり、ストレスを感じ不眠になる。誰もひとつやふたつあるだろうが、連鎖、関連がある。どこが大きくバランスを崩しているか探すところから、らくだの治療が始まる。(2004年5月)

<心の傷は・・・>
 最近多いリストカットした傷の残る患者を診た。小柄な明るい感じの20歳過ぎの女性。しかしどことなく笑顔に影があるのはリストカットした女性の共通したところだ。もちろん、話題は身体の調子のことだ。仕事の話や身体の具合は他の患者と変わりない。治療を終えて顔の表情をチェックすると治療前と変わっていない。しかし言葉は「楽になった、肩こりは取れた。」えっ?本当かな?その表情からは分かりづらい。下手だったかな?きっと感情を抑えているのかな?いろいろ巡らせながら終えた。理由ありのリストカットだが、真面目で自己表現が不器用な心の堅さを感じる。身体を治療してほぐすと堅い笑顔がほぐれるといいのだが・・・きっとココロをほぐすには、ココロのヨリドコロが必要なのではないか。不安定なココロは侵害刺激に対し、堅く閉ざして安定しようとする。身体も、歪んだ不安定さは堅くする。どちらも温かく包まれるとほぐれる。(2004年4月)

 久しぶりのハイキングに高尾山の奥へ行ってきた。以前から右膝に爆弾を抱えていて、山を下ると痛みが出る。普段は痛みはなく、水も貯まっていない状態で関節炎症状はなく自分なりに神経痛と思われる。まず体重が登山始めた頃よりだいぶ増えた。さらに、運動不足が追い討ちを掛ける。案の定、暫く下りていると痛みが出てきた。脚を引きずるようにして、やっとふもとに下り立った時はホッとした。こんな時、患者さんには「痛みを我慢して使っていると膝が変形してきますよ」と注意している。まさしく自分の膝が・・・なんとかせねば・・・ここ最近体重をジワリジワリ減らしている。年末から3kg、ピーク時から7kgは減っている。腰痛も格段に減ったのが実感できる。この調子でリバウンドを克服できれば、今年の抱負飛ぶ様に身軽に飛躍できる・・・はず?
(2004年2月)

2003年らくだの独り言バックナンバー

2009-10-20 15:59:04 | 独り言(コラム)
<治療効果?陣痛が来た!>
 寒さも激しくなってきたところで今年もあとわずか。年々月日が短く感じるのは 年のせいか?
 最近、出産予定日すぎて1週間、第2子の陣痛が来ないと患者さんが来院した。 時々腰痛と肩こりで鍼マッサージをやっていたのだが、今回はどんなものか治療 して診た。陣痛促進剤を使えばいいのだろうが、今通院している産科では自然分 娩を実践しているらしい。泌尿器生殖器の関連する経絡は硬く冷たいようだ。本 人は基礎体温も高めになっているし厚着しているので自覚がないようだ。有名な 三陰交をはじめ左右3穴づつに絞って温灸を三回、透熱灸を三回づつ施術した。 腰へテルミー療法により温熱マッサージを加え肩こりを取り肩甲間部を整体で緩 めて終えた。翌日も来るよう勧め予約して帰宅した。
 翌日予約時間前に旦那さん から電話あり今朝無事出産したというお礼の電話を頂いた。ホッとした年の瀬の 出来事だった。 (2003年12月)

<四十肩、五十肩の治療は・・・>
 最近、四十肩、五十肩と呼ばれる症状の患者さんが増えてきた。寝不足、過労、朝方の身体の冷えで硬くなり、寝違いをひどくしたり頸肩背中が凝って神経を圧迫したりする。やはり早めに治療を進めるほうが治りやすいようだ。背骨のズレは痛みのために楽なようにかばう為、悪いところで固まってしまう。初期だと一箇所で済むズレが何箇所にもなると、ちょっとの治療ではズレは動かない。また、何年も前に事故や転倒などでズレた脊椎がそのままで骨格と共に成長してしまうと、なかなかズレが治らない。そこで一時の治療より普段のストレッチ、筋肉関節を伸ばして緩めることがとても重要になる。痛む部位角度状態などで個人差があるが、有名なアイロン体操もお勧めです。完全にズレが治らなくても、緩んで炎症が治まれば痛みは軽減します。時間差はあっても他の病気がなければ必ず治るものです。鍼やマッサージも痛み軽減や可動域を拡大するのに効果あります。気長に治療してください。(2003年11月)

<意識した遠くを見よう!>
 最近、遠くを見てますか?都会にいると視線の先は数メートルからセイゼイ数百メートル。2~3キロ先の景色や人の動きを見ているとゆっくり動くのがわかります。口を開けて遠くを見ていると変に思われるので注意して、たまには遠近感覚などバランスを取るために、2~3キロ先の景色を見ることが大切です。また、眼を動かす筋肉のストレッチをするために、顔を動かさずに目線だけ上下左右動かすことも大事です。ついでに視野もチェックしてみましょう。顔と目線を動かさずに眼の高さに手を上げ白黒に見えるところまで手を動かして止めて、確認してみましょう。また、眼をつむり、軽く眼を押さえてみる。それぞれ左右差がたくさんあったり、変だと思ったら眼科に受診してみて下さい。視野狭窄や眼圧亢進している可能性もあります。眼の疲れからくるものなら鍼も良く効きます。百会、頭維、目窓、攅竹、承泣、天柱、風池など指圧しても、温めても効果出ます。(2003年10月)

<あなたの姿勢をチャック!>
 鍼やマッサージを受けるときに上手に受けるにはどうすると良いか?僕が普段患者さんにアドバイスすることは、どこの治療院でも役に立つと思う。まず、服装は、Tシャツにトレパンなどが良い。鍼をするとき上は患者着を利用すると良い。背中が出せて便利だ。さて、治療を受けるときは、つらい所、痛い所2箇所まで、どんな時例えば、朝起きる時にここが痛む、歩き始めにここがツレル、夕方立ち座りで腰が痛むなど、どうするとどうなるかを整理しておくと良い。後は必要に応じた問診と検査をして貰えるはずだ。初診でいきなり痛いところだけ聞いて、治療を始める先生は信用できない。あらゆる病気の可能性を検討していないからだ。深呼吸してリラックスし、治療されて痛い所をガマンせず伝えることも大事だ。我慢が必要なら言ってくれるだろう。さらに、追加の問診もあって当たり前だ。治療の為に必要な軌道修正をしていくからである。(2003年9月)

<あなたの姿勢をチャック>
 今、あなたの姿勢をチェックしてみよう。足の位置・キチンと足が身体の幅でかかとが浮かずにいるかどうか。腰の位置・パソコンに向かって腰が斜めになっていないか。背もたれに腰が付いてしまっていないか。肩の位置・マウスを操作して右肩が前に出ていないか。頭の位置・軽くあごを突き出して首を傾けていないか。このような姿勢になっていたら、間違いなく肩こりと腰痛の持ち主である。では、椅子を引いて姿勢をよくしてみよう。つらいと感じるか、肩こりや腰痛を感じれば、悪い姿勢から痛んでいるものと思っていいと思う。まずは、どうすると痛むか観察する。さて、治すにはどうするか?ねじれているものはさらにねじりを多くして、ゆっくり戻す。張っている肩はさらに力を入れて張ってからゆっくり戻す。こんな感じで治す。解り難い人は一度らくだに来てみて下さい。治療を受ければ、ご説明します。(2003年8月)

<良い順番、悪い順番>
 からだには順序、順番がある。例えば、右足を出すと次に左足が出る。そして、手は右足を出すと左手が前へ出る。これが、違う順番になると病気になる。バランスが崩れるのである。よくスポーツ選手が、勝つ試合には、ゲン担ぎに必ず右足から靴を履くとかベットから降りるとき右足からとか、聞いた事あるだろう。勝つ為の一日の大事なスタートの順番だ。この不思議なからだの順序や順番は、病気なる順序順番、健康になっていく順序順番もあるといっていいと思う。今病気の人は健康になる順序順番を実行すれば近道だし、健康な人は病気になる順序順番を避ければいい。それは、予兆や予感を感じさせるのと一緒だ。例えば、仕事疲れ→飲酒→夜更かし→睡眠不足→頭痛体調不良。ここでどこかで避けたり、改善すれば不健康を断ち切れる。しかし、わかっていても悪い順序にハマっていくのが人間かな・・・ (2003年7月)

<最低3回、の奨め>
 肩こり、腰痛、眼の疲れ、頭痛などと言えば定番の患者さんの症状だが、大抵の場合、薬や対症療法ストレッチなどでよくならなくてらくだにやってくる。ここまでこじらせると、体はネジレて悲鳴をあげている。ズレタ関節は硬くなっていて、ゆるめても元に戻りにくい。初診でできることは、からだの使い方の悪いところを検証し、軟らかくして悪いところをある程度特定して、動かしてみるところまでしかできない。ひとつの原因であれば、その場で驚くほど、楽になりコリや痛みから解放される。だが大抵の場合幾つかの原因があり、悪いバランスを保つ。一箇所修正しても一時的にひどくなるか、すぐに元に戻る場合もある。ここで初診は時間切れになる。よくどこの治療院でも三回は必ず来るように勧める。これは営業目的でなく、体の環境を改善して悪いバランスを治し、良いバランスにするために必要な最低の回数なのである。(2003年6月)

<GW。こんなはずじゃ・・・>
 最近、不覚にも風邪をひいてしまった。きっかけは、のどの痛みから、ちょうど休みが重なりいつものペースと違い昼からお酒を飲んだり、早起きして寒風 の中つりをしたりして、やがて咳が出るようになり、おさまったかなとサウナであったまり、その時は楽になったが、翌日朝から熱が上がり、また風邪をぶり 返すといったことを繰り返してしまった。幾度か治すチャンスがあった自分でつぶしてしまった。いそがしいGWを予定外に休まなくてはならなくなり、患者さんには迷惑をかけ、財布もかぜをひいてしまった・・・好きな晩酌も今しば らく我慢ガマン・・。 ひとつ気づいたのは、休日救急で病院行くと一日分しか薬を処方してくれないのである。以前は3日分出してくれ、高熱の風邪はそれで何とか治ったが、今回結局同じような薬を薬局で買った。平日に半日かけて病院に並ぶと具合が悪くなるからだ。慢性病は一ヶ月分薬が出せるが、救急は一日分の薬だけと、どうみても二度手間、二重に診察料をとられている気がするのは僕だけだろうか。(2003年5月)

<危機管理、私の場合>
 最近、眠れないとか、途中で目が覚めてしまうという患者さんがいる。眠りすぎるまたは、昼間突然眠くなるという過眠症という病気も話題になっていた。 過眠症とは、日中に過剰な眠け、または実際に眠り込んでしまうことが毎日くり返され、しかもこの状態が最低一か月間は持続し、社会生活がさまたげられたり、自らが苦痛を感じるものとされます。この眠りの質が、肩こりになったり、頭痛の原因になったりしています。春先は特に、環境が変わったり、ホルモンのバランスが崩れたりと体調を崩しやすい季節ではあります。僕は主に自律神経を整えるような治療を組んでいきます。鍼による頭、手足への刺激、全身へのマッサージによるほぐし、整体による腰背部や頚の調整などをおこないます。また、最近云われているテレビやパソコンのディスプレイの光線や電磁波も影響があるらしいので、眠る前せめて1時間は、目を休めて照明を落とし、眠るために準備をしましょう。(2003年4月)

<眼の疲れ>
 先日、運転免許証の更新に行ってきた。大型もあるので遠近感覚テストも受けたが、やっとの思いでパスした。最近目が疲れて吐いたり、車の運転でライトが妙にまぶしく感じたり、一点を見つめてみていると、目が寄ってくるような変な感じがしていた。駅前の佐藤眼鏡屋さんで親切に調べていただくと、遠視に乱視が入っていて「これは、疲れるでしょう。」とのことだった。どうりで最近、首の後ろが凝って自分で鍼をすることが多くなったなと思っていた。患者さんの中には、鍼で眼圧が改善したり視力が改善された、などと報告を受けるにつけて、なんとか、少しでも治そうかなと奮闘中で、患者さんの凝りがよくわかるようになった!?漢方的には、春は肝が悪くなるので怒らないように落ち着いて過ごして、つめに症状の目安がでる。眼が原因になるトラブルが多いので注意。食べるなら酸っぱいもの、なるべく避けるのは辛いもの。(2003年3月)

<危機管理、私の場合>
 最近、地震の備えについて患者さんと話す機会があった。らくだでは、まず水の確保として、ゆれて栓が抜けても水が残るように、トイレのタンクに2リットルのペットボトルを沈めてある。ライトに防水のマグライトを用意してあり、僕のジャンパーには携帯ラジオがいつも入っていて、時々移動に聞いて楽しんでいる。さらにいざという時食べる為に、山用の携帯コンロに即席のカップラーメンが保存してある。まず、危機管理は水道、電気、ガスが止まることを想定することから始まる。しかしこれらも、爆弾、毒ガスなどのテロには役に立たない。今怖いのは、地震、カミナリ、火事、テロか・・・。(2003年2月)

<八ヶ岳でのお正月>
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
正月早々、八ヶ岳に登りに行った。横岳という中級の山だが、31日元旦と吹雪いた らしく、早朝に雪は止んだものの、登山道は八割がた雪で埋まっていた。最初からの ラッセルは腰から膝の間くらいで、友人と交代でも激しいものになっていた。天気は 回復したが風も出てきて、気マイナス15℃、体感温度はさらに下がっているよ うだ。夏場の山行の3倍はかかっただろうか。カンジキを持ってくればよかったと後悔しつつ、疲労のピークで昼になった。3日分の食料と幕営の準備をしてきたが、気温の低下が激しくなってきていることと、週末にはこの冬一番の寒波がやってくるのがわかっていたので、1日の下山の遅れが命取りになると思われた。決断は早く、下山することにした。帰りの車の中でラジオから、奥秩父みずがき山での遭難死。北アルプス唐松岳でのベテラン女性2人遭難死など報じられた。今年の抱負は、山を甘く見ない・・・・。恐い,こわい・・・。(2003年1月)