らくだの独り言

西荻で「らくだ鍼灸治療院」を営む院長が、日常気づいた出来事をコラム形式で綴ります!

趣味でマラソン、ダンス、楽器演奏

2009-11-21 19:48:59 | 独り言(コラム)
最近、趣味でマラソンやランニング、ダンス、楽器演奏をする方が増えている。
患者さんにもいるが趣味とはいえ、身体の負担は大きいから前回にも書いたとおり、ウォーミングアップと終わった後の整理体操は必ずやらないといけない。負担がかかった場所の炎症や緊張の緩解、身体の急な冷えから守る。運動、ダンス、演奏の後のケアは筋肉痛や筋肉のツレ、冷えた後の神経痛など、後々の故障の原因になることの予防になる。ダンスや楽器演奏もスポーツ並に、負担のかかった所は炎症を起こして熱を持つので、アイシング(氷で冷やす)が必要だ。ダンスでは足首、膝、腰が炎症起こしやすいが、クラシックバレエをしている方にはバケツに水と氷を入れてタオルで冷やすか、足首が熱を持っていたら、足首までバケツに入れて冷やすようアドバイスしているくらいだ。一旦熱を持った芯まで冷やして、その後は温めていくようにすると炎症は取れて回復が早い。楽器演奏もダンスもスポーツ並みのケアが必要ということです。

ウォーミングアップは念入りに!

2009-10-21 18:17:05 | 独り言(コラム)
朝晩の冷えが身にしみるこの頃だが、いかがお過ごしだろうか。

この時期ウォーミングアップを念入りにやる必要がある。忙しい朝などは、熱いシャワーを浴びるとか、寝ている間から電気敷き毛布などで身体を温めておく。
これで朝のスタートから身体あちこちの神経痛やシビレ、寝違い、ギックリ腰の予防になる。

そして、以前も書いたが葛根湯やショウガ入り紅茶、葛湯など身体を温める飲み物を飲もう。
身体が芯から温まることによって、免疫力の向上、風邪の予防、消化器、循環器、泌尿器、生殖器などのトラブル予防につながる。鍼灸治療も温める温熱療法が増えてくる。
患部の血行を良くして炎症を散らし、治癒力を高める。

運動の際には、ウォーミングアップと整理体操を忘れずにやる。特に整理体操は忘れがちで、運動後の入浴の際でもよく身体をほぐして温めることが、その後の身体の動きに影響してトラブルの予防になる。

西荻らくだ鍼灸治療院のご紹介

2009-10-21 17:53:03 | 治療院紹介
はじめまして院長の武藤です。
これから毎月治療のかたわら皆さんの健康や生活に役立つ話題を
つれづれに「独り言」としてつぶやいていきます。
宜しくお願い致します。

東京:西荻「らくだ鍼灸治療院」
杉並区西荻南3-9-5有明ビル2階(JR西荻駅南口直ぐ)
月~土曜10:00~22:00、日曜10:00~17:00
定休日:水曜・祝日
電話03-3247-4139(予約優先・応往診)



2009年らくだの独り言バックナンバー

2009-10-20 16:46:01 | 独り言(コラム)
<新型インフルエンザに備えて!>
 9月に入って、秋らしくなったこの頃だが、新型インフルエンザが流行中というNEWSだ。今回の新型インフルエンザは、若年者が多く感染していて、年配者が少ないのが特徴らしい。患者さんの内科医に聞いても、高校生と大学生などが新型にかかって、季節性のインフルエンザなら患者家族が続いて治療に来るそうだが、新型は若年者で終わって家族が来ないという。それについては、いろいろな報道もあり識者が答えているが、だからといって安心はできない。感染した時点では、季節性か新型か判断はできない。速やかに医療機関にかかって、早期診断(早すぎるとまたウイルスが出ないそうだが)をしてもらい、治療薬のリレンザやタミフルを処方してもらうことが必要だ。幸い中外製薬がタミフルを昨シーズンの3倍の1200万人分を今シーズン用意すると報道があった。予防ももちろん大事だが、感染したと思ったら早期治療を逃さないようにすることが流行を抑える。 (2009年9月)

<暑い時こそ腰冷え注意報!>
 残暑お見舞い申し上げます。暑い中、腰に悪い、つまり腰痛を起こしやすい日常生活とは、どんなだろう。まず、寝ている時では、横向きに寝ていて、布団やパジャマから腰を出して冷やしてしまう時。これは朝、痛くて目が覚める。骨盤が前傾のまま、固まって伸びない状態だ。同じ様に昼間仕事中座り続けて猫背で腰を冷やしても起こる。立ち上がると「イタタタッ」。これは、背もたれに上着やタオルをかけたりして、腰を冷やさぬようにする。ソファ椅子で背もたれにどっかり腰が入るモノ。これも骨盤が前傾のまま固まって、上半身が全部腰の一点にかかる為、痛む。食堂の椅子のように、コブシひとつかふたつ離して座る90度近い背もたれに、背中をつけて座るのがよい。他には自転車が意外によくない。段差の振動で腰椎が狭くなるようで、腰痛が悪化する。通勤通学に使う人は注意が必要だ。暑い時期でも冷やさぬよう注意しよう。 (2009年8月)

<暑さ対策にも気をつけて!>
 梅雨も明けると夏本番だが、冷房もフル稼働している。身体にとって体調を崩しやすい時期だが、この暑さはその時の体調によって大きく変わる。つまり、睡眠不足や胃腸の不具合、水分の不足などがあると、熱中症や日射病にかかりやすくなる。いつもの体調ならなんでもない暑さでも、汗をかき過ぎて水分と塩分ミネラルが不足して、脱水症状を起こすから注意が必要だ。屋外や冷房のない屋内にいて、気分が悪くなったり頭痛がしてきたりしたら、すぐに、水分を取り、身体を冷やしたほうがいい。必要な処置をしないと、汗も止まって、体温がドンドン上昇し始める。周囲の人の様子にも、注意が必要だ。外見では、赤い顔をして、肩で息をしたりするので、額を触ると熱があるのがわかる。意識が混濁してハッキリしないようなら、横に寝かせてベルトなど外し涼しいところで、できるだけわきの下、頭、首を冷やしながら迷わず救急を頼もう。 (2009年7月)

<梅雨時です!体調管理してますか?>
 そろそろ梅雨に入るこの頃。気圧の変化や温度差による冷えと運動不足によるこりで、神経痛が増える時期です。頭痛、坐骨神経痛や腫れ炎症のない膝の痛み、手足のシビレ、肋間の痛みなど、温めるとラクになるようなら神経痛の疑いがある。解消するには、軽いストレッチと冷やさない工夫、温める半身浴などがお勧め。全身がむくんだ人も軽く鍼やマッサージを施術して、体液循環がよくなって改善できる。水分を多めに摂る事も大事だ。湿度が高いせいで、ノドが乾かないが確実に水分は不足している。ペットボトルを持ち歩いて、飲みたくなくても、口に含んでおくくらいの事は必要と思う。少し汗ばむくらいが、丁度いいと思って、身体を冷やさないようにして温め、水分をよく摂れば、身体もムクミやダルさ、神経痛に悩まされずに済むだろう。さらに、軽いストレッチなど、腰を中心に手や足先にやっていくとスッキリして過ごせる。 (2009年6月)

<難病に効くと言われる鍼もある>
 最近の難病といわれるもので、鍼灸が効くといわれるものが幾つかある。パーキンソン病という病もそのひとつである。全身のふるえや硬直、緊張感、倦怠感、突進歩行など症状があるが、鍼灸は、この硬直した筋肉をゆるめて行動しやすくして、ストレスの解消や気分転換に役立つ。自分の病院勤務での経験では、専門医の投薬との併用で、進行を止めるものから回復へのきっかけとなりうる。ただ、過度の期待はできない。調子の波があって、特に初期の投薬は辛いものがあるらしく、うまく効果とつらさのバランスがとれるように、鍼灸との併用をお勧めしている。もっと、たくさんの難病の助けになればと思うが、個人差、病状の差、いろいろあって系統立てて鍼灸治療が難しい。治療に経験が必要で、また、ご本人の努力を手助けするスタンスなので、すっきり治ったという事にならない。でも、少しでラクになれば、やる価値はあると考えている。(2009年5月)

<春の気温差にご用心!>
  寒暖の差が激しいこの頃だが、気温差で身体が硬くなると以前書いた気がするのだが、気温20度が10度に下がるのと、10度が0度に下がるのは、どちらも同じ10度差で身体が硬くなるのだ。暖かいと反って油断して、着る物を調整しないので、気温差が身体にこたえる。丁度今くらいの季節で、各所のコリや神経痛が多くなる。予防するには、やはり薄着はやめて、温かくするのがいい。特に朝方の冷えには注意が必要だ。コリや神経痛だけでなく、心筋梗塞や脳内出血や動脈瘤破裂といった事まで起こり易くなる。これは、血圧の急激な変化が起こりやすいということだ。年齢に関係なく、年が若いからと言って他人事に思っていると、ストレスや不規則な食事、不規則な睡眠によって、心臓や血管に負担がかかっていて、爆発するかもしれない。必ず前兆は、どんな病気にもあるものだから、見逃さないようにしよう。大事な自分の身体は、自分がいたわってあげよう。 (2009年4月) 
<鍋は万能のクスリ!>
 寒さも一段落して、昼間暖かい日もあるこの頃である。不景気も増して、節約の風潮が出ている。ある報道では、パンケーキミックスを電気炊飯器で作り、パンのように膨らまして食べている若い女性もいた。他人事ながら、野菜を取らいのか、栄養のバランスは考えているのだろうか、などと考えてしまう。ちょっとした栄養バランスの崩れで、吹き出物が増えたり、手足の異常な冷え、めまいや頭痛、様々な症状が出ることもある。そのような時は、薬を飲む前に、この症状は何が足りないのか考えて、食べ物から摂る様にしている。案外例えば、軽い頭痛や肩コリ歯肉炎など炎症があるものは、水分をよく摂ったり、牛乳のカルシウムが効いたり、手足の冷えは、キムチやショウガ、ネギなどが効いたりする。そこで、それらをまとめて摂れる鍋がお勧めだろう。食べたい食材が体に足りないのかもしれない。もうしばらくは、鍋は欠かせないなぁ。。(2009年3月) 

<ウイルスと湿度の関係>
 寒さもピークのように冷えこむ日がある。インフルエンザも猛威を振るっているところだが、今のところ風邪にもかからず過ごせている。先日のニュースでも、インフルエンザウィルス予防には、湿度も大事ということだ。湿度50%を下回るとウィルスが浮遊飛散し、活動が活発になるらしい。50%超えるのは結構な湿度で、暖房を入れていると、乾燥は防げるが結露がひどくなる。確かに鼻やノドの粘膜は楽になるが、今度はカビが増えて、これが鼻炎やノドのアレルギーの元になる。どちらも、最近の高気密住宅で、バランスよく過ごすのは非常に難しい。外出時は、もちろんメガネやマスク、手袋などをして、帰宅時、流水でうがい手洗いを30秒以上やるとか。まさしく、戦争のような臨戦態勢で、身の回りに気を配らなければいけないのだ。いたちごっこの風邪ウィルスとの戦いの後は、花粉症の戦いが、始まっている。(2009年2月)

<今年も太極治療をめざします>
 あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年は自宅の引っ越しがある予定ですが、300m位しか離れていない所なので何も問題ないが、片付けが大変そうです。家の方位や家相などを観て貰う予定だけど、余りこだわるとキリがないので、適度にするつもりだ。鍼灸の漢方も元は同じ五行といわれる、木火土金水をどう使うかで治療を決める。僕が重きを置いているのは、大極治療といわれる全身を診て大局的な治療をすること。例えば、足にできた魚の目が、頭痛の原因や手のシビレにつながるとか。簡単に言うと「風が吹けば桶屋が儲かる」式に関連を探していくということだ。その悪い関連を治療して、断ち切れば治りが早くなる。それには経験も必要で、また、関連が解っても、どうしようもないことも多々ある。体型や体重、仕事に関係(職業病)などだが、少しでも改善することを勧めている。(2009年1月)

2008年らくだの独り言バックナンバー

2009-10-20 16:41:35 | 独り言(コラム)
<読者の皆様へ今年も有難うございました>
 今年も少しを残す事となった。なんとかケガもなく、大病もなく過ごせたのは、良いことだろう。最近、首の痛みで治療を予約して来院した方が、独り言の過去ログの2006年4月分に首のセルフケアを書いたモノを読んだらしく、その通りにしてみたら、1ヶ月痛くて動かせなかった首が、すっかり痛みが取れたと報告された。毎月少しずつ書いていたものが、役に立っているなと嬉しくなった。病院に行く程でもないが、日常生活を送るのがつらいという事はよくあることだ。様々な痛みを中心に、関節などの可動域の減少や眼の疲れ、不眠、冷感、耳鳴りナドナド。投薬で治るものはいいが、なかなか効かないものが多い。少しでも原因に近づいて、対処や治療ができるようにしたいと常日頃思っている。今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。皆さんにとって、健康で良い年に成ります様に、お祈りしています。(2008年12月) 

<慢性の症状は気長に、確実に治そう!>
 冬至も過ぎて冬本番といったところだが、冷えから来る神経痛も多くなってきた。過去の独り言でも対処はいろいろ書いたので省くが、先日ある患者さんに、言われたことが気になった。坐骨神経痛と思われる症状で来院したその方は3度程の治療で、再発を繰り返していた。以前は1~2回の治療で、簡単に痛みは取れていたのだが、今回はなかなか痛みが取れない。取れない理由を説明すると、やはり鍼灸マッサージに即効性を期待して来ていると言う。確かに今まで即効性はあって治っていたのに、今回は時間がかかっている。言い訳するわけでないが、慢性の痛みは即効で治る方がマレで、いかに難しいものか解ってもらえていないと感じた。日常生活からくる痛みは、そう簡単には治らない。薬も痛みを止めるだけで、薬ナシで治すことは、実は難しい。多数他院で治療して、当院で治療を受けた方は解ってもらえると思うが、もともと養生で毎日気長に治療して行くのが鍼灸マッサージなのだから。(2008年11月)

<この時期の散歩やランニングに注意!>
 朝晩寒くなってきたこの頃。散歩やランニングする人も増えてきた。それに伴い、夏場の運動不足から筋力が減り、腰痛や膝の痛み、踵(かかと)や足裏の痛みを訴える 人も増える。痛む場所をよく観察すると、炎症が起きていない。これは神経痛と考えて、温めてみる。これで楽になるなら、ついでに腰をよく温める。一般に神経痛は温めると楽になる。もし、痛みが増したり、炎症が出てくるようなら、氷や氷水で冷やすと良い。最初に観察した時に炎症があるなら、もちろん冷やすのだ。これらは、対症療法でしかない。平行して痛みの出ない程度の筋トレが必要となる。中心は、腰の周りと背筋をつける。例えば、背筋は、椅子に座って、お辞儀をして上半身を地面に平行に左右に振る。また、椅子に腰掛けて、両足を浮かせて床につけずに保つ。最初は片足ずつでも、腰の周りに筋力がつく。痛みが出そうなら、無理しない。少しずつ気長にするのが、コツである。 (2008年10月) 

<古武術介護の応用編、楽々子ども抱っこ>
 古武術介護というのをご存知だろうか?古武術の全身を使っての動作を介護に応用したものが、最近目にするようになってきた。先日自分も実践してみた。要は、腕の筋力を使わずに、全身を使って人間を持ち上げたり、支えたりする。自分は知人葬儀に出席して、15キロある2歳半の娘を、1時間抱いていたが、腕も腰も全く痛くならなかった。今までの抱き方だと、10キロの頃でも30分も抱いて立っていれば、腕の筋肉痛と腰痛になっていただろう。この古武術介護から、コツを学んだ。ポイントは ①腰を相手につける、つまり重心をなるべく近づける。②腕の力を使わないために、片手で片手の手首をつかみ、両手首の手のひらを外に向け甲を自分に向ける。これによって、腕力を使って持つことができなくなる。③足を肩幅に広げ、自分ひとりで立っているように腰を伸ばす。これらの動作で、無理なく1時間も立っていられた。これは、応用範囲が広くみなさんにも是非知っておいて損はないと思う。(2008年9月)

<自発痛?それとも動作痛?>
 暑さが身にこたえる時だが、自分的に原因不明の痛みは、どのように判断するかというと、まず、ジットして動かさずにしても痛むか?これは、自発痛といって、患部の炎症または、内臓からの関連痛の可能性がある。ズキンズキンの拍動痛か、刺し込むような鋭い痛みか。これによって、神経痛か血管痛か炎症痛かで判断する。また、内臓からの痛みは、他にも症状が出ることが多い。消化器の痛みだとゲップや食前痛、食後痛、下痢や便秘、血尿や血便など、循環器だと胸痛、背後痛、頭痛、下顎痛、両手片手の痛みシビレ、片足両足の痛みシビレなど、泌尿器なら排便痛、排尿痛、など。他にもたくさんあるが、これらはジットしていても痛むもので、寝ていてもなおらないものである。それに対して、動作痛は筋肉痛に代表されるように、寝ていれば治るものが多い。最初にこの鑑別が、鍼灸マッサージ治療では重要になる。(2008年8月)

<症状の軽いうちに来院を!>
 夏らしくなってきた今日この頃。最近の患者さんは、重症になってから来院する方が多くなってきた。腰痛にさらに膝の痛みを訴えている方。首肩こりに手のシビレを訴えてくる方。どの方も腰痛肩こりで、いらしていれば、1~2回の施術で済んだかもしれない。肩こり腰痛もこじらせると厄介だ。ゆがみや硬結はなかなか取れない。悪いバランスをとっているから、2箇所3箇所の施術が必要で、返って痛みやシビレが増加する場合さえある。もちろん、お祭りになったロープをほどくように、2~3回以上の施術が必要になる。その間、痛みと格闘しなければならない。痛みの増える姿勢は禁物です。寝るときも、痛まない方向へ寝返りして、タオルを腰に挟んだり、股関節のストレッチ(開脚)をやってみるといい。内転筋、腸腰筋が伸びて、腰がゆるんで楽になる。相撲取りは、股割りのおかげで腰痛が少ないといわれているから。(2008年7月) 

<こんな治療院にいきたい!>
 自分が行くならこんな治療院へ行く。まず、治療方法がわかりやすく自分に合っているところ。いまひとつ、波動?とかアロマの効果は自分には合わないと思っている。直接患部を治療してもらいたいのと、遠隔、隔物で治療するなら納得できる説明が欲しい。そして、他の治療を否定していないこと。西洋医学や東洋医学、うさんくさい治療も否定はしない。自分には合わないだけだ。他人にも勧めない。現代の主流の西洋医学(医師)の人脈があること。これは、最近の流行している病気の知識を、頭に入れて治療する必要があるからだ。治療する薬の知識、対処法、治療方針は自分の治療に影響する。患者に出ている症状は、流行性のものなら、直ちに病院で検査を勧めねばならない。ノロウィルスなどいい例だ。独りよがりの偏った知識、治療は害になる。そして、全体を気持ちよく治療してもらえるところ。こんなところで自分も治療したい。(2008年6月) 

<魔のGW(ゴールデンウイーク)>
 ここ覚えているだけで、5年連続してGWの最初の休日に風邪を引く。毎回注意しているが、なぜか、どうしても、このジンクス?が崩せない。そのうち最近3回はインフルエンザだった。そのため、救急で休日診療を受診するが、対応が悪く1日分の薬しかくれない。
 今回も25日金曜から具合が悪くなり、体温が39度を超え、土日は仕事にならなかった。予約の患者さんにキャンセルの電話をして謝り続けた。具合が悪くて、その作業はつらいものがある。しかし、丁寧な対応がポリシーなので、がんばった。不幸中の幸い、土曜午前中にかかりつけのドクターに受診できて、投薬は受けられた。27日日曜に解熱剤の座薬も使ったが、ピーク時で39度から2時間下がったが、また38度まで上がってしまった。ぬるいシャワーと氷枕で冷やすとやっと下がった。なんとか、仕事してGWは帰省できました。感謝。(2008年5月)

<やっぱり、定期的治療がオススメ>
最近、患者さんで、長く通院して頂いているのだが間隔が開きすぎて、中途半端な治療で来なくなることを繰り返してしまう方がいる。持病がつらくて痛んで、治療に来られるのだが、まだ一回の治療で終わればいいが、痛みがひどい場合は、経過を観察しながら、根本的な悪い部分を探って、治療をしないといけない。表面だけの治療で、痛みがやわらいでも、また動かすと治療で柔らかくなっていた分、悪化することもある。痛みを繰り返し、対症療法だけしかできないまま終わってしまうとさらに悪化する。例えば膝関節炎も炎症を繰り返すと変形が始まり、手術の適応となってしまう。必ず治るわけでないが、炎症を抑え循環をよくし、痛みをやわらげて、動かして治すことが大事だと思う。やはり、その為に定期的(最低2週間に1度位に)治療するのがいいが、できなければ月に3回から5回位の治療は最低必要と考えている。(2008年4月)

<ギックリ!になる前に>
昼間の気温も上がって、黄砂と花粉の飛散が伝えられるこの頃だが、例年通り、ぎっくり腰も増えてきた。一度なるとクセに?なる方も多く、年に何度も繰り返す人もいる。身体が冬場の運動不足で気温の差にゆるみ、腰椎がズレたり狭くなったところで冷えて固まり、神経痛や、無理に動かして筋膜炎を起こしたりするようだ。まず予防は、冷やさないこと。寝る頃は温かいので、薄着や充分に布団を掛けずに寝てしまってから、朝方冷えるパターン。朝起きようとして、ぎっくり腰になる。朝から腰の張りを感じつつ、何もしないで腰を冷やし、疲れの溜まった夕方から徐々に痛くなって、動けなくなるパターン。または落ちたものを取ろうとして、かがんでギクッと腰痛が出るパターン。どれも、いつもと違う腰の張りや痛みが先にあったはずで、それを放置せず、身近にあるもので、よく温めること。軽い前屈や軽いヒネリでストレッチをし、酷くなってしまったら、いったんよく冷やした方がいいだろう。(2008年3月)

<積極的に水分補給しよう!>
雪が多いこの頃だが、寒い季節をどう過ごされていますか?最近はのどの痛みから、咳が止まらない、タンが多く出るといったことを耳にします。この季節は、既出と思いますが、水分が不足して、体液循環が悪くなり、粘膜が乾いて様々なトラブルの原因となります。(眼のドライアイ、鼻汁の粘度↑、ノドの渇きによる炎症など)どうしても寒いと頻尿を嫌ったり、ノドの乾きに気付かないなどから、水分が足りません。積極的に、温かい飲み物で水分を取りましょう。緑茶などは、ビタミンCやミネラル、カテキンの抗菌作用も期待できて、冬場のお勧めの飲み物です。さらに、冷え性の方には、紅茶にすりおろした生姜と蜂蜜を入れて、しょうが紅茶にすると身体も温まり、水分も取れて生姜の抗菌作用も期待できて、お勧めです。また、レモンの輪切りに蜂蜜をかけて紅茶に入れても美味しく飲めます。工夫して、たくさんの水分を取りましょう。( 2008年2月)

<趣味で健康に!>
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。毎年抱負を語るところなのだが、今まで成就したことがないようだ。今年はあまり欲張らずに、いままでの仕事をさらに確実充実にして、精度を上げることにしたいと思う。どうしても、体調に左右されがちになるのがわかるので無理無駄をせず、マイペースを保つ。それには、持久力が必要で、「健康な持久力」をテーマに、生活趣味を持久力に結びつけて、よく歩く、山でも道でも川原でも。川原・・・昨年始めた、そう、渓流を攻略して、渓流釣りを充実させて、キャッチ・アンド・イートを健康に結び付けようと思う。ただやみくもに歩くだけでは、飽きて続かないと患者さんにも言っているが、趣味に結びつけるのがいいと思う。今年は皆さんにとっていい年になりますように、健康で過ごせますように・・・。2008年1月 らくだ鍼灸治療院 院長 武藤 (2008年1月)