動物のお医者さん

ゆきまるのことで、思い出したことがあります。
goo今週のお題は「子供のころの夢は？」
私の子供のころの夢は、動物のお医者さんになることでした。
動物が好きで、捨て犬をよく拾って帰っていたので、家にはいつも犬がいました。
それから、セキセイインコも飼っていました。
卵を産んで、ヒナがかえったりしていたので、多いときは10羽ぐらいいました。

私が小学生のころ、そのインコのうち1羽が、お腹が膨れて元気がなくなりました。
インコは弱い生き物だから、もう寿命だよ・・と、父母は諦めていたんですが、
私はどうしても納得できず、電話帳で獣医さんを調べて、インコのチッチを連れ、
一人でテクテクと出かけてしまいました。
なんとか獣医さんにたどりついたんですが、ちょっと調べて「これはもう治らないよ」
と言われました。
それが悲しくて悲しくて、チッチを抱えて泣きながら帰っていたら、
いつの間にか道に迷ってしまって・・・。
駄菓子屋のおじさんに電話を借りて、父に迎えにきてもらった・・・ということが
ありました。
チッチはその数日後に、天国に行ってしまいました。

あのとき、どうしてお医者さんなのに治せないの？・・と思ったことから、
私は大きくなったら動物のお医者さんになるんだ！と思い始めたんです。

いつまでその夢を持ち続けていたんだろう？
いつの間にか、動物のお医者さんなんて大変そうだとか、かわいそうな動物を
たくさん見なきゃいけないじゃないか・・とか、自分になれるわけない・・とか。
そういう現実的なことばかり考えだして、子供のころの夢はどこかに置き忘れて
きてしまったようです。
それからの私は、特にこれといった夢もなく、なんとなく勉強し、なんとなく就職し・・。
なんかダメ人間だなぁ～私。。。

でも、そんなダメ人間の私でも、子育てだけは本当に一生懸命やってきたよ！
だから、私の人生、これでよしとしよう。

夢を叶えた人や、大人になっても夢を追い続けている人は、
本当に素敵だと思うし、応援したくなるけどね。