再び暴力の暗い影に覆われるイタリアサッカー界

2007年11月12日 | その他
再び暴力の暗い影に覆われるイタリアサッカー界


サポーター死亡でアタランタ対ミラン戦も中止

サポーター死亡でローマ対カリアリ戦も延期

サポーター死亡でインテル対ラツィオ戦は延期

サポーター死亡を受けローマでも衝突

サポーターに発砲の警官が事情聴取

サポーター死亡、イタリア各地でも衝突

大きな問題がまた起こってしまいましたね・・・

威嚇射撃の弾が車内に居たラツィオサポーターの喉に・・・

昨年のシチリアの件は警官が襲撃され
今回は警官がサポーターを撃ってしまった様です。

各地のスタジアムで対警官に対し抗議の行動が取られています。
ウルトラスが警察に対して敵意を持っている事実は自分もイタリアにて
目の前で見てきているので軽い気持ちで行っているとは思えませんが
その根底にある要因とは何なのか・・・


昨年の事件の後に「ガゼッタ・デロ・スポルト」の社説に書かれていた一部を読み返してみました。
以下はその文です。

「あの夜のカターニアの覆面集団はどこからきたのだろう?催涙ガスとコンクリートが塞ぐ通りから来たのであろうか?どこの家から、どこの学校から、どこのバーから彼らは来たのであろうか?私達にはまだわからない。フィリッポ・ラチティさんという警官をご存知であろうか?スタジアムの外にいる厄介者をなだめる職務に付いていた一人である。Sammartineseのディレクターの事故から僅か数日後に同様の件で亡くなっている。試合中のサポーターの脳裏には何が駆け巡ったのであろうか?彼らのもつスカーフ、垂れ幕、旗は一体どんな病に犯されているというのだろうか?彼らが持つスポーツへの情熱を激情へと駆り立てたのは一体なんであろう?イタリア、我が国の人々は問題を抱えている。過激なサポーターだけ問題とせず、この国の構造、教育組織、さらに私達の家庭を省みてみてはいかがだろうか。」


考えさせられます。