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THE RIVER FACE

レースラフティング世界大会で、世界の頂点に立つことを目標に、日々激漕する女子レースラフティングチームのチームブログです。

表敬訪問行ってまいりました!

2009-03-13 22:07:51 | イベント
12日(木)に徳島県知事、飯泉嘉門様のいらっしゃる県庁へと表敬訪問に行ってまいりました。今回の機会は、いつもお世話になっているWest-Westのオーナーの計らいでセッティングをしていただきました。

こういった畏まった場、俗にいうフォーマルな場面に不慣れな私達は、とにかく緊張しました。着席中、膝に手を置いていたのですが、その部分が汗でがっつり濡れる程終始緊張していました。

知事からは「徳島の観光拠点として力を入れている吉野川小歩危で、日本を代表するラフティングチームが活動しているということが喜ばしい。徳島のアピールとなるように、活躍を期待しています」というお言葉をいただきました。

世界大会まであとわずかですが、身が引き締まる思いです。

オーストラリア遠征報告②

2009-02-21 03:40:37 | イベント
実は、今回の遠征中に私達は死亡事故を経験しました。
遠征の後半は、大会開催予定のタリー川に移動しました。21日の練習は1 本目をRnR 社ラフティングツアーに同行してのトレーニング、2 本目はケアンズ男子チームと合同でダウンリバーの予定組んでいました。
事故が発生したのはRnR社ラフティングツアー中でした。
スタート2 つ目の急流区間でツアーボートの1 艇が、大きな岩に張り付くようにして転覆(フリップ)しました。私達はまだ瀬の上流で待機しており、危険信号のホイッスルが鳴り響き、ボートを岩場に停め岸から現場に走りました。
ボートが転覆した大岩の隙間に、水面下から足が見えていました。フリップ時に岩の隙間に体が引っかかっていた状態でした。これはボディエントラップメントといって、川で起こりうる最悪の事故のひとつです。
ガイドが乗船したボートを岸からロープで繋ぎ、固定・コントロールしつつ、レスキュー開始されました。しかし、現場付近の流れは強く、ボートが安定しにくい状態で、救助は困難を極めました。約15 分後に最初の救助者を引き上げ、すぐに安定した岩場でCPR(心配蘇生法)を開始し、救急隊が到着するまで続けられました。
その間、まだ2 人目は発見できず、周辺の危険箇所のチェックは続けられました。
事故が起こってから、上流部ダムの放水を止め、水量が減少し始めたところで、2 人目が発見されました。同じくボディエントラップメントでしたが、岩の挟まりひどく、なかなか救出できませんでした。さらに現場の大岩が動き、レスキューチーム自身にも危険が及ぶと判断され、レスキューは中断されました。
私達は、ボート固定のロープを張り、レスキューの安全確保、CPR の補助や、待機している参加者の誘導など、英語が飛び交う中、出来る限りのことを行いました。
レスキューされた1 人目の救助者は、懸命なCPR により奇跡的に脈を取り戻しました。ヘリにて病院に搬送され一命を取り留めましたが、現在も重態です。2 人目の救助者は、翌日救急隊が、特殊器材を持ち込み、岩を持ち上げ引き上げる方法により助け出されましたが、すでに遺体なっての回収となりました。

 この凄ざましい現場に直接、関わった私達は大きな衝撃と悲しみを受けました。
「自然環境下で活動する」ということの厳しさを改めて痛感しました。
自然の中で競技するということは、死を誘発するリスクが潜んでいます。それが現実であり、事実です。ただ、楽しいややってみようだけでは通用しない正しい見極めと、自然に調和する精神を忘れず、関わることが必然です。
事故後、たくさんの方からこの経験を次に繋げて欲しいという言葉をいただきました。
私達が繋げられることは、川というフィールドで、勇敢に戦い続けることであり、川に敬意を持つことだと思います。そして、この取り組みを多くの方に伝え、広めていくことだと考えました。
このブログを読んでいただいてる方の大半は川に関わる方や、興味のある方だと思います。川にはこのような現実があることを認知し、活動していくことがいかに重要かを皆さんにも知っていただきたいと願っています。

今回お亡くなりになられた方のご冥福と、命を取り戻した方の回復を心よりお祈り申し上げます。




3年ぶり

2009-01-22 23:57:55 | イベント
昨日メンバーのテルさんの誕生日で、テルさんを含むメンバー5人がスキー場の仕事だったので私(浅井)と碧さんと夕方仕事が終わってからスキー場に上がりました。まずゲレ食で腹ごしらえをし、ケーキでお祝いせっかくなのでみんなで滑ることにしましたと言っても碧さんは初めから滑らないつもりだったようで、サオリさんはスキーパトロールの仕事をしながら一緒に楽しみました。学生時代は週1で滑ってたのですが徳島にきて3年間全く滑ってなかったので思うように滑れなかったけどみんなで滑るとものすごく楽しいですね。普段何事もマイペースでおっとりした阿部ちゃんは、減速したくてもできずに猛スピードで激しく転倒したり、トモちゃんはものすごく夢中でひたすら一人で滑り続け、今までに見たことのない一面を見ることができました。久々に遊んで気分もリフレッシュできたのであとは世界大会までしっかり漕いで行きます。
 浅井

謹賀新年

2009-01-06 11:05:01 | イベント
遅くなりましたが…
新年明けましておめでとうございます。
2009年、いよいよ私達が目標としている「世界大会」の年の幕開けです。
2007年に結成後、特に旧年中は本当にたくさんの皆様にご支援・応援いただき活動させていただくことができました。それは自分たちの想像を超えるもので、大きな励みにさせていただきました。
皆様のご期待と、支えにお応えするべく、世界の舞台で表彰台を目指したいと思います。
チームは年末31日の朝錬で練習納め、4日よりトレーニングを再開しています。それぞれ滅多に帰れない帰省などをし、気持ち新たに始動しています。
今ある時間を大切に、目指す一瞬の喜びを手に入れるため、日々邁進してまいります。


【2008年度 活動実績】
ジャパンカップ1戦・多摩川(スラローム)  R6女子優勝
ジャパンカップ2戦・吉野川(ダウンリバー) R6女子優勝
ジャパンカップ3戦・前川(スプリント)  R6女子優勝
IRFワールドカップ大会兼ジャパンカップ第5戦(総合種目) R6女子優勝

【2008度 活動サポート企業様】
・West-West様― チーム総合サポート、施設提供
・MSIデザイン様― チームロゴデザイン
・GOLDWIN様― チームユニフォーム提供
・サファリ様― ボート、器材、施設等提供
・高階救命器具様― チーム器材提供
・ヤマハ発動機様― スポーツチャレンジ体験助成プログラムで海外遠征費提供
・テイケイ様― ラフティングプロチームとして様々なアドバイスいただいています
・御岳カヌー教室様― スラロームのコーチングをしていただいています
・武庫川女子カヌー部様― フラットウォーターでのパドリングのコーチングをしていただきました
・ラバーバンド購入者様― 大会、イベント等でチームオリジナルラバーバンドを購入していただき活動費用のサポートをいただきました

たくさんの皆様の支えの中で、活動させていただけることに心より感謝いたしております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。   THE RIVER FACE一同

*写真は愛車HAMMER前にて集合写真。ちなみに所有者はいつもサポートくださる西村建設社長のものです。

こんな一コマ

2008-12-18 20:11:10 | イベント
先日お世話になった御嶽カヌー教室での一コマです。中央の女性は、北京五輪で日本人初4位入賞の快挙を勝ち取った竹下百合子選手です。
竹下選手は御嶽のスラロームコースを拠点に競技活動をされています。
この写真は、トレーニングに来られた竹下選手との1ショットです。バックが真っ暗ですよね。私達が練習後、入れ替わりのように練習に来られ、真っ暗なコースでライトひとつで練習されてました。
12月の日が暮れてからの練習・・・暗いし、寒いし、決していい条件での練習ではないです。トップクラスの選手でも、決していい環境で練習できるわけではないんですね。世界レベルの選手は、最高の環境で、最新のトレーニング法で練習しているイメージがありますが、それは一部のメジャースポーツだけの話しでマイナー競技はそうはいかないものです。しかし、どんな条件であろうと、日々の積み重ねが4位入賞という結果に結びついたんだと思いました。

小田さん曰く、「スラロームは一日でも漕がないと感覚が鈍ります。だからどんな状況でも流水で漕がなくては駄目なんです」。
私達もメンバーが全員そろうのが早朝からの2時間と、そして日没。
それでも、時間と内容を工夫し、努力の積み重ねが実を結ぶと励みになりました。

小田さんはもうひとつおっしゃってました。「今回の百合子ちゃんの北京入賞で、ここ(御嶽)での活動が認知され活動しやすくなりました。百合子ちゃん効果ですね。」自分の競技活動を通して、競技の普及にもつなげる。このお話を伺ったとき自分のイメージしてきたものと繋がったように思いました。
私達も活動を通して、ラフティングの普及に繋がっていけば、そして応援してくださる方へ恩返しができたらと思っていました。その具体的な形を伺えたように思いました。
自分達もたくさんの支援者がいます。感謝の日々です。その方々への恩返し、それは世界大会入賞です。それがラフティングの普及にも繋がる。そう信じて、とにかく今やるべきことを果たしていきます!(SAORI)

ワールドカップ後記

2008-10-21 00:20:43 | イベント
今回のワールドカップ戦では、自分達の予想以上の好成績を残すことができました。
全ては、今までにない多くの方のご支援のお陰だと思っています。
これまでは、自分達のために漕いできた部分が大きかったように思います。
それが、「RIVER FACE」という新チームとして結成し、活動していく中で応援してくださる方が日々増えています。
コマーシャルラフティングを通して応援して下さる皆様、地元関係者の皆様、サポートして下さる企業・個人の皆様、日頃より理解と協力をいただいている所属カンパニーの皆様、そして友人や家族…そういうみなさんの暖かいご支援が力になりました。
「皆さんに報いるために、最高のパフォーマンスと結果を残したい!」それが本当に力になりました。自分達だけのチームじゃないというのがメンバーの中にしっかり意識付けられて、レースに臨むことができました。その自覚と責任が、中途半端なことはできないという追い込みとなり、頑張れたんじゃないかと思います。ありがとうございました。
この大会まで、かなりきつい状況でのトレーニングを重ねました。いつもトレーニングメニューは私が考案するのですが、メンバーに故障が起こらないか内心ヒヤヒヤしてました。大会まで、自らを調整し最高のコンディションで大会に臨み、共に漕げた仲間にも感謝です。心は乙女ですが大柄な二人、アベちゃんの「調子は悪くないです!」、トモの「絶好調です!」は本当に心強くもありました。

これからが勝負です。世界大会まであと半年です。今回の大会で、世界が見えた気がしています。漠然としていた目標がはっきりと見え出しています。
「世界の表彰台も夢じゃない!」と感じています。
頑張ります!これからも応援よろしくお願いします。

画像は、表彰式のシーン。メンバーてるよ氏がシャンパンを見事一気で飲み干しました!これからは飲み専門屋として頑張っていただきたいです。
この後、ラバーバンドの宣伝をさせていただき、何と一気に100個も売れました!これまた快挙でした!
お買い上げいただいた皆様、本当にありがとうございました!(Saori)

ワールドカップ大会報告③

2008-10-17 22:24:20 | イベント
いよいよ最終日ダウンリバー戦です。
ダウンリバーは、いわば長距離走です。コースは約9キロのコースです。当日は水量が少なめで、隠れ岩が多くあり、ラインをミスするとスタックしてしまうシビアなコースでした。
今回の遠征では、ライン取りを十分に積め、本番を想定したタイムトライアルの行っていましたので、あとは全ての力を出し切れば勝利は手に入ると自信を持って挑みました。

スタート形式がランニングスタートという苦手な形式でした。スタートライン上流から漕ぎ始め、カウントダウンに合わせてラインを切る!というものです。リレーのバトンタッチみたいなもので、スタートコールより前にラインを切るとペナルティーとなってしまいます。
事前から、このスタート方法に備え万全なはずでしたが…カウントコールを聞き漏らし、見事失敗。明らかに出遅れてのスタートでした。計算では5秒分出遅れてのスタートです。
しかし、これも焦らず冷静にボートを走らせて瀬に入るまでにはトップを取り戻しました。

予想通りのシビアな水位でしたが、そこを落ちついて捌き、他チームとどんどん差をつけることができました。前半から着実に差を伸ばして、前の男子2組を捉えることができました。前を捉えたら、後は抜かすのみ。前に前にの気力を落とすことなく漕ぎました。リズム崩さず、安定して漕ぎ続け、「ケムシの瀬」で1艇、「バンブーの瀬」でもう1艇を抜くことができました。
前に目標となるボートが存在してくれたお陰で、集中力切らさずゴールまで漕ぎ抜けました。(画像は見事失敗したランニングスタート、手前のボートがRIVER FACEです)

この勝利で、優勝が決まり、無事日本代表も決まることができました。

ワールドカップ大会報告②

2008-10-17 21:59:52 | イベント
大会2日目はスラローム戦です。前日の1位のおかげで、肩の力が抜け「今ある自分達の力を出そう」という意気込みで臨みました。
旗門は全部で12ゲート、アップゲート(下流から上流に通過する旗門)が4つ、ダウンゲート(上流から下流に通過する旗門)が8つというセットでした。ダウンゲートが難易度が高く、前半1番2番ゲート、後半10番11番ゲートが苦戦を強いられるセッティングでした。

1本目は、接触の上に11番ゲートの不通過で50秒のペナルティー。航下タイムに接触も加え60秒加算でした。
2本目は、失敗点を皆でシェアリングし、再修正。不通過はなく、航下タイムも縮まることができました。スラロームは2本航下した中の好タイムが採用されるので、私達は2本目の結果が採用されました。

しかし、結果はここで本領発揮のチェコチームが、ペナルティーなしの好タイムで1位。胸を貸していただいたという感じのレースでした。(画像は難所の1番ゲート)
1 CZECH 3'54'73
2 RIVER FACE 4'05'73(ペナルティー10)
3 Water lily 4'34'50(ペナルティー10)
4  Indonesia 5'15'27(ペナルティー65)

ワールドカップ参戦報告!

2008-10-14 12:58:44 | イベント
遠征から徳島に戻って参りました。
IRFワールドカップ&ジャパンカップ最終戦は3日間の熱戦のもと幕を閉じました。
結果は、女子部門での優勝でした!
今回の大会はジャパンカップ4戦までのポイント上位2チームが日本女子の代表として参戦。海外からはインドネシア、チェコの2チーム、計4チームでの戦いでした。
その中での優勝です。そして、それに伴い来年、ボスニア世界大会の日本代表権も無事獲得しました。

今回は現地に応援に駆けつけてくださった皆様含め、たくさんの方の応援の元優勝を獲得することができました。本当にありがとうございました。

詳しい大会報告は後ほどアップさせていただきます。ますは、速報ということで…。

遠征報告

2008-10-06 16:26:13 | イベント
ワールドカップ戦に向けての長良川遠征、5日目です。
本日は中休み、午後はOFFにして、温泉に来ています。
午前中はダウンリバーのタイムトライアル、昨日からの雨で水位が上がった長良川でした。タイムはまずまず。比較するものがないのが残念ですが、次につながる手応えありました。
雨が降るまでとは、うってかわって下りやすい水量です。昨日までは水が少なく、岩をよけてのライン取りで、苦労しました。レース期間もこの水量であればいいのですが…。自然が相手なのでわかりません。
川の水位、天候などは私たちがコントロールできるものではなく、自然で活動する上ではその状況に対応していく順応性、対応力が必要だなと改めて実感。
しかし、一年前と比べると皆の反応の早さ、パドリングのレベルが上げっているのが感じます。

この調子でコンディションを整え、大会に臨みたいです!(Saori)