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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2021 2/24 日本列島周辺の海底地形と大陸棚の大きなギャップ

2021年01月24日 | 地球/宇宙
2021 2/24 以下のようなGoogle地図写真で日本列島周辺の海底地形図を見たときに感じた海底地形と大陸棚の大きなギャップ感を記録しておきます。

当方はVLBIでプレート運動の研究を長年してきたので、プレート境界の海溝などの変化の激しい海底地形図ばかり見慣れてきました。改めて大陸棚を含めたGoogle写真地図を見て、中国大陸周辺の変化の無いモノトーンの海底地形は驚きました。


中国側が地理情報を閉鎖しているため、海底情報を十分に公開していないために、こうしたあまりにもモノトーンの地図平面になってしまっているのではと、一瞬考えてしまいました。

しかし「東シナ海」で検索すると、東シナ海は深いところでも深度は200m以下で、平均深度は180mと分かって、驚きました。この海底モノトーンは情報非公開のためではなく事実と分かりました。当方の頭の中の地理情報の極端な非対称性が引き起こした誤解だったことが分かりました。

天変地異の激しい日本列島に住んでいると、地震も極めて少ない大陸地塊というものを、当然ながら実感として理解することが困難なのでしょう。

アジア近隣諸国でも天変地異環境がこれだけ違うと、相互理解がなかなか困難である理由のひとつが分かったように思います。いまはネットが繋がっていれば、こうした地図情報を容易に入手できるので、気になったら自分で調べてみることが非常に重要だと改めて驚きました。
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