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高橋冨士信fj鷹@gmail.com

25.4.28 石破総理のベトナム訪問と日越両国の蒙古襲来歴史記憶基盤確認の重要性

2025年04月28日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
25.4.28 報道によると石破総理のベトナム訪問が無事に進行しているようです.


ベトナム統計総局が2024年に実施した中間国勢調査の分析結果によれば、ベトナムの人口は2024年には,1億100万人を突破しているとのことです。ベトナムは人口1億を越した東南アジアの大国になっています.

以下の図はベトナムの人口ピラミッド2013年度版です.


米国との長く激しいベトナム戦争の終了後に,ベトナムでも「団塊の世代」が生まれ,いまそのピーク世代がベトナムの経済を牽引しているわけです.いわゆる人口ボーナスの時代に入っており,経済の発展が著しいと考えられます.
70年代前半まで長い米国との戦争や中国との国境戦争の戦後処理に追われたため,他の東南アジア諸国に比べて経済回復が遅れてきました.逆にいえば,他の東南アジア諸国よりは遅れて,21世紀に本格的な人口ボーナス経済時代が到来すると予測されています.

これは先行した東南アジアの国々の経験の中から,より優れた経験を選択的に効率的に使用して,人口ボーナス経済を効果的に効率的に発展させられる可能性をもっているといえるでしょう.この方向に同国の社会主義的計画経済が発展する可能性を秘めていると思われます.

特に21世紀の二大経済大国である米国と中国の両国と本格的に戦って,基本的には戦勝してきたという自信と国際イメージはプラスに働くものと思います.

以下のモンゴル帝国の版図(人事部長の教養100冊】「モンゴル帝国の興亡」杉山正明 要約&解説からお借りしています)からわかるように,最後の大遠征であるクビライ・ハーン時代の戦役をほぼ同時期に戦って,モンゴルに大打撃を与えて撃退してきた日本とベトナムの両国民の歴史的記憶の価値は大きく,両国関係の記憶基盤として,大切なものがあります.
https://jinjibuchou.com/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AB%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%88%88%E4%BA%A1

両国は13世紀の同時期にフビライ・ハン・モンゴル帝国の野望を打ち砕いたという歴史は,両国民で13世紀の歴史を見直す共同作業の必要があるともいえるでしょう.





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