昨日の以下のブログ:
「C++等の知的資産をPythonから使用する方向へと舵を切る時期だろう」にて紹介した中久喜 健司氏力作の著書である「科学技術計算のためのPython入門」の中のロケット打ち上げシュミレータrocket.pyについてのコード作成作業とその結果を以下に記録する。
初めて知ったのだが、IPython Notebookというツールで実行しながら、その実行記録ノートを図面まで含めてWEB用に出力し履歴として残せるのである。当方はいままでリアルなA4ノートにコードや出力図面を貼って記録してきた人間なので、この便利さには非常に驚いた。
Pythonの世界では便利ツールなどのあらゆることが、この数年で驚異的な進捗が起きている印象である。
実は21世紀に入って、Python言語をより一貫した哲学で統一するために、バージョン3系から同2系以前に対して、かなりの互換性を損ねる進化が行われた。そのことが特に日本ではPythonの印象を悪くして、Pythonに対する抵抗感を生んできたといわれる。
しかしここ数年で一気呵成に精力的なPython3環境の充実と統一化を目指す共同作業が進んだ。安心して3系が使えるというよりも、いまや3系でこそ最新の機能・ツールが使えるようになったようである。書店ではPython2系の書籍と3系の書籍が混在しているが、和書でも2015年後半の初版のものからは、3系に切り替わっているので、テキストとしては3系のものを選択すべきであると力説されている。Anacondaというパッケージをインストールすれば主要な道具立ては3系で統一的に準備できる。
本書の指示通りに以下のロケットシュミレータrocket.pyについての作業を進める。やはり実地に学習作業することでリアルにPythonでの開発作業の仕組みがわかってくる。いまや定石となったコード保守履歴管理用のGitHubに、当方はこの際登録したが、登録しなくても、以下URLからの公開ダウンロードでも作業は問題なく可能である。
https://github.com/pyjbooks/PyRockSim
からのPyRockSim-master.zipをダウロード解凍した中のrocket.pyというPythonコードについて、IPythonにて次のコマンドを打つとBasemapパッケージのみがみつからないとのこと。
In [6]: run rocket.py
そこで、Windows版のBasemapパッケージを、
http://www.lfd.uci.edu/~gohlke/pythonlibs/#basemap
からwin_amd64版をダウンロードして、以下のようにpip installする。
>pip install basemap-1.0.8-cp35-none-win_amd64.whl
Processing e:\basemap-1.0.8-cp35-none-win_amd64.whl
Installing collected packages: basemap
Successfully installed basemap-1.0.8
IPythonに戻って次のコマンドを打つと
In [7]: run rocket.py
C:\Users\Anaconda3\lib\site-packages\matplotlib\font_manager.py:1288: UserWarning: findfont: Font family ['IPAexGothic'] not found. Falling back to Bitstream Vera Sans(prop.get_family(), self.defaultFamily[fontext]))
と警告はでるが正常に実行されて以下の7枚のグラフ・図面が出力される。初期パラメータのままであるので、自分でパラメータを変更して、ロケットの発射と軌道をシミュレートできるというわけである。
まだグラフ表示の縦軸・横軸の日本語が化けてます。原因究明しています。
Fig_1_-_位置(ned)

Fig_2_-_速度(ned)

Fig_3_-_quaternion

Fig_4_Roll.Pitch.Yaw

Fig_5_-_質量

Fig_6_-_緯度・経度・高度

Fig_7_-_位置(地図)

このテキストの指示に従って、いろいろとパラメータを変更して図面やグラフを出すと、内之浦(この例では種子島ではない)でのロケット打上げの気分を味わえますよ。またデバッグツールの3段階の使い方も勉強になります。
ご参考までに。
「C++等の知的資産をPythonから使用する方向へと舵を切る時期だろう」にて紹介した中久喜 健司氏力作の著書である「科学技術計算のためのPython入門」の中のロケット打ち上げシュミレータrocket.pyについてのコード作成作業とその結果を以下に記録する。
初めて知ったのだが、IPython Notebookというツールで実行しながら、その実行記録ノートを図面まで含めてWEB用に出力し履歴として残せるのである。当方はいままでリアルなA4ノートにコードや出力図面を貼って記録してきた人間なので、この便利さには非常に驚いた。
Pythonの世界では便利ツールなどのあらゆることが、この数年で驚異的な進捗が起きている印象である。
実は21世紀に入って、Python言語をより一貫した哲学で統一するために、バージョン3系から同2系以前に対して、かなりの互換性を損ねる進化が行われた。そのことが特に日本ではPythonの印象を悪くして、Pythonに対する抵抗感を生んできたといわれる。
しかしここ数年で一気呵成に精力的なPython3環境の充実と統一化を目指す共同作業が進んだ。安心して3系が使えるというよりも、いまや3系でこそ最新の機能・ツールが使えるようになったようである。書店ではPython2系の書籍と3系の書籍が混在しているが、和書でも2015年後半の初版のものからは、3系に切り替わっているので、テキストとしては3系のものを選択すべきであると力説されている。Anacondaというパッケージをインストールすれば主要な道具立ては3系で統一的に準備できる。
本書の指示通りに以下のロケットシュミレータrocket.pyについての作業を進める。やはり実地に学習作業することでリアルにPythonでの開発作業の仕組みがわかってくる。いまや定石となったコード保守履歴管理用のGitHubに、当方はこの際登録したが、登録しなくても、以下URLからの公開ダウンロードでも作業は問題なく可能である。
https://github.com/pyjbooks/PyRockSim
からのPyRockSim-master.zipをダウロード解凍した中のrocket.pyというPythonコードについて、IPythonにて次のコマンドを打つとBasemapパッケージのみがみつからないとのこと。
In [6]: run rocket.py
そこで、Windows版のBasemapパッケージを、
http://www.lfd.uci.edu/~gohlke/pythonlibs/#basemap
からwin_amd64版をダウンロードして、以下のようにpip installする。
>pip install basemap-1.0.8-cp35-none-win_amd64.whl
Processing e:\basemap-1.0.8-cp35-none-win_amd64.whl
Installing collected packages: basemap
Successfully installed basemap-1.0.8
IPythonに戻って次のコマンドを打つと
In [7]: run rocket.py
C:\Users\Anaconda3\lib\site-packages\matplotlib\font_manager.py:1288: UserWarning: findfont: Font family ['IPAexGothic'] not found. Falling back to Bitstream Vera Sans(prop.get_family(), self.defaultFamily[fontext]))
と警告はでるが正常に実行されて以下の7枚のグラフ・図面が出力される。初期パラメータのままであるので、自分でパラメータを変更して、ロケットの発射と軌道をシミュレートできるというわけである。
まだグラフ表示の縦軸・横軸の日本語が化けてます。原因究明しています。
Fig_1_-_位置(ned)

Fig_2_-_速度(ned)

Fig_3_-_quaternion

Fig_4_Roll.Pitch.Yaw

Fig_5_-_質量

Fig_6_-_緯度・経度・高度

Fig_7_-_位置(地図)

このテキストの指示に従って、いろいろとパラメータを変更して図面やグラフを出すと、内之浦(この例では種子島ではない)でのロケット打上げの気分を味わえますよ。またデバッグツールの3段階の使い方も勉強になります。
ご参考までに。