南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2018年版の欧州GNSS User Tech report 2018の中のQZSS将来軌道配置図

2018年12月18日 | QZSSの軌道・幾何
以下のURLからEuropean GNSS Agencyの2018年新版のGNSS User Tech report2018(92頁)がダウンロードできます。

https://www.gsa.europa.eu/system/files/reports/gnss_user_tech_report_2018.pdf
European GNSS Agency’s (GSA) GNSS User Technology Report

この65ページにQZSSについて将来衛星配置を含んだ紹介記事がありますので、クリップさせて頂き、以下に記録します。



上記図面の英文をGoogle翻訳しますと
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日本の準天頂衛星システム(QZSS)は、2017年に2つの衛星が打ち上げられたことにより、2018年に始まった最初の完全な運用サービスで4衛星衛星の目的を達成しました。
4つの衛星のうち3つは南北非対称8の軌跡を描く傾斜静止軌道(IGSO)に従う。
日本のカバレッジに合わせて最適化されていますが、軌道は最も幅の広い弧でオーストラリアの一部をカバーし、軌道は狭く、日本を事実上「横切っています。
第4の静止衛星は、システムを強化し、災害メッセージングサービスを提供します。
システムはGPS互換信号(L1 / L2 / L5)を送信します。
さらに、QZSS固有の信号はL1、L5、L6で送信され、サブメーターレベル拡張サービス(SLAS)とL6 - センチメーターレベル拡張サービス(CLAS)を可能にします。
いくつかのアプリケーション分野が、QZSSサービスの恩恵を受けることが期待されています。
農業、大規模工事で使用される機械、日本の小さな島々への物資の配送に使用されるドローンなどがあります。
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となります。

この図ではみちびき4機体制以降に打ち上がる予定の3機の配置が図に入っています。3機のうちのQZS-5は8の字軌道に配置され、QZS-6とQZS-7の2機は静止軌道にGEOとして配置されることとなっています。

私が見た限りでは内閣府のQZSSみちびきWEBサイトには、こうしたQZSSの将来配置図は載っていないのではと思います。

なおこの欧州PDF資料の89頁にあります頭文字の略語表は非常に有益です。ご参考まで。
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