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南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信fj鷹@gmail.com

2019 09/17 明日台風15号被災地に再度雨か? 今月末予定の4衛星(QZS-4とBDS-IGSO-1,4,7三姉妹編隊)の同期太陽合生起するか

2019年09月17日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 09/17 明日18にも台風15号被災地に再度雨の予報です。ライフライン復旧に支障とならない雨とならないことを祈ります。

日本列島のように広域の天変地異が頻発する地帯では、大規模な編隊ドローン技術の育成が、破壊型イノベーションになるでしょう。QZSS/GNSS Rawdata利用のドローン測位技術を全面的に利用する必要があるでしょう。

今週イエメンがサウジの精油工場を破壊したとニュースで流れたドローンの価格は1機2万円が相場とか。こういう相場なら千台規模の被害状況調査用ドローン編隊を組むための予算規模は、イージスアショオに比べれば微々たるものでしょう。

秋分まで7日、日出・日入境界線が垂直に立ってきました。秋分にはGEOが次々と赤緯ゼロの太陽と合になります。その時刻を記録すれば、GEOの静止経度を測ることとなります。

次に今月末にも日本QZS-4、中国IGSO東輪BDS-1,7,と西輪4の三姉妹の同期太陽合が生起する見込みです。生起日も重要ですが、昨年秋と比較して同期位相のズレが三姉妹の編隊各機においてどうなるかが興味深いところです。IGSO/QZSSの軌道位相差を太陽系規模で捉える基準として、太陽合が効果的といえるでしょう。

特にQZS-4は、昨年に比べてかなり前倒しになるため、BDSS三姉妹との同期合の可能性が出てきているわけです。アジアIGSO/QZSSの連携ができるとすれば国際的なインパクトは大きいでしょう。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 09/17 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 09/17 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。



平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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